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2022年07月16日15:40

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壺屋通りで「勉さん探し」

　　　新垣勉作「鉢」　　　　　　　　　新垣家住宅　　　　　　　　　登り窯

　　　　　　　　メモ７月１５日は　沖縄「マンゴーの日」

7/15日　昼過ぎ　私は夫の車で　首里行く前に那覇市「壺屋歴史博物館」
に立ち寄った

事前に電話で予約相談をしていたので　すぐに対応してくれた職員さん

　　　相談の内容はこうである・・・

　　　二人の息子たちがまだ小学校の頃　いつ？どこでだったも？もう忘
　　　れてしまったけれど　壺屋焼きの「菓子鉢」を買ってあった
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（当時は沖縄在住）
　　　それに加えて　不思議なことに　これまでにどんな時に使ったかと
　　　言うハッキリとした覚えもない　箱の蓋紙もすれて痛んでいます

　　　三年前から　お茶の稽古を再開してから　少しずつ気になり始めた
　　　壺屋焼きのぴかぴか（新しい）鉢　器の裏には＜勉（ﾂﾄﾑ）＞と言うサインがしてあ
　　　るので　新垣勉さんが作った器に間違いはないのですが・・・　　　

　　　気になるのは　器の表の真ん中にある＜模様の謎＞exclamation & question
　　　文字の様にも見えるし　花のデザインの様にも思える　不思議な絵

　　　ずっと気になっていたところ　今年の夏になって　ある古物ネット
　　　販売のサイトで　これと似たような模様がデザインされたコーヒー抹茶椀
　　　を見つけた　

　　　　　　それは　間違いなく新垣勉氏の抹茶椀で　紹介コメントには　
　　　　　　目「梵字絵」との説明書きがあった

　　　あーーそうだったのか！と喜んだものの　その文字を幾ら探しても
　　　私の持つ「菓子鉢」と同じ目梵字が見つからない!!

　　　仕方なく「壺屋歴史博物館」に相談して見てもらい　教えを乞う事
　　　にした私だったのです
　
職員さんは　早速PCで調べて下さったのですが　結局　ピタリ！と　これ
と当てはまる梵字を見つけ出せずに　しいて言えば　丑や虎を表す菩薩様
の目＜梵字＞に似ていると言う結論に至った

　　　　勉さんは　もしかして　丑年生まれ？か寅年生まれ？なのかな

と　そんな想像をしながら　私はビル「壺屋歴史博物館」をあとにした


　　　＊：＊：＊　　　　　　　＊：＊：＊　　　　　　　＊：＊：＊


その後　急いで　くねった道の先を進み　戦前の＜陶工家屋＞が観れると言う
「新垣家（ｱﾗｶﾞｷｹ）住宅」に向かった

戦火に見舞われた那覇ではあったが　どういう訳か壺屋あたりは焼け残った地
域　「新垣家住宅」は　1989年?国指定重要文化財となった

陶工職人がロクロを回した作業場は　今は板場になっていて　一部コンクリー
トに設え　足で陶土を踏んでいる姿の　大きな写真が置かれていた

�猝喘遒肪躇佞靴討�ださいよ�瓩噺世�受付案内人　言われた通り　裏木戸から　
出て　右手のクローバー「イヌマキ」から目を離し　左手に目を移すと　そこには見
事な「登り窯」

　　　真っ青な空と　登り窯の赤土の色とがはっきりと揺れるハート美しく

煙の公害問題で　陶工や工房が読谷等に移った経緯　もう何十年になるだろうか
東京から来たと言う観光客は感激して　熱心に質問していた

　　　壺屋焼き家「新垣家（ｱﾗｶﾞｷｹ）」

この新垣家の家族の方は　今はだれも焼物をしていないと言う事で　又　同じ苗
字ながら　新垣勉さんとは血縁はないと言うことだった　


　　＊：＊：＊　　　　　　　　＊：＊：＊　　　　　　　　＊：＊：＊
　

「新垣家住宅」を見学したあと　私はすぐに表通りに出た
左手に突き進むと　すぐに＜ひめゆり通り＞に出る

いつもの様に　車で待機？している夫の事が気がかりだったが　この際だからと
　角にあるお店　看板「陶美館」に入ってみる事にした

　　　やっぱりﾈ　犬も歩けばの私の人生揺れるハート揺れるハート揺れるハート

最後の最後　嬉しい出会いがあり　思い掛けない「勉さん探し」の謎解きが〆く
くられた日　（今思い出しても　嬉しさが込み上げて来る）

その店はさほど広くはなく　二人のお婆ちゃん店員さんが（失礼！）忙しそうに
　荷づくりをしていた

声をかけてくれたので　私は「勉さん」の絵探しをしているのだと言うと　い
きなり　一人の方が勉さんのお姉さんだと言うではありませんか

　　　何たる偶然exclamationexclamationexclamation

私はすぐに　風呂敷包みをほどいて　「壺屋焼き歴史博物」の職員さんに見せた
「菓子鉢」を見て貰った

お姉さんが言う事には　勉さんはとても器用で絵筆も達者　また彼の作る器はと
使い勝手がいい作りだったそうだ

お姉さんが言うには「あれは梵字でも何でもないよ　さっさと思う様に自由に描
いた絵だよ！」と　店内の棚には大皿 が一つあり　やはり中央には赤絵が描かれ
いた　が　私の菓子鉢の中の絵とは　明らかに　似てはいるが違う絵

　　　ふ〜ん。。。自由な遊び心を持った人だったのかなあグッド（上向き矢印）　

特に　赤海老が得意だったそうで　店に置かれた大きな壺には　（確かに）軽く
柔らかないタッチの赤い海老が　踊っているように描かれていた

　　　私が持参した鉢のぴかぴか（新しい）絵

何処を正面にしたら　いいでしょうか？とお姉さんに尋ねると　返って来た答え
は「別に正面ってないさｱ　字でもないし　これと言ったデザインでもないからと

　　　波＜なんくるないさー＞の　答えだった目がハート

店内には　あちこちに撮影禁止のシールが貼られていたので　写真に収めること
は出来なかったけれど　勉さんの貴重な色々の話が聞けたので　また何かの折に
お披露目したいと思っています

いろいろ受賞作多しの実力ある作家さんだったそうですが　無類のお酒好きで亡
くなった方　大切にしたいと思ったチャペル勉さんの器　　

　　　元気なうちに　一度　お会いしたかったなあ・・・
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