「砂猫さんは選挙は行くんですか」と職場の女の子に聞かれたので、「期日前でもう行ってきた」と答えると、「私ももう行ってきちゃったんですよ。自民はいやだし、公明も嫌いだし、どこに入れたらわかなくて、共産党に入れてきちゃいました」フフフと。
はぁ?とは思ったが、「いや、ちゃんと選挙行って偉いねえ」と答えてはおいた。
この間、猿を見かけた。職場の近く、確かに丹沢の麓ではあるけれど、フツーの住宅街の塀というか、柵の上を結構大きい成人のニホンザルが悠々と歩いていた。猫にしちゃーでかいし、動きが変だし思わずガン見しちゃったけど、サルは自分なんかまるで眼中にない感じで次の曲がり角を曲がっていった。いやあ、びっくりしたね。
「猿を見る」で検索してみると、猿は魔が去る、猿は縁があるということで、運がつくようなことが書いてあるので、ほう、これからなんかいいことあるのかななんてお気楽に考えていた。
そしたら安倍元総理の銃撃事件が起こる。まず心よりご冥福をお祈りする。
日本という国の精神的支柱と言っても過言のないくらいの人なのに。あんな大砲みたいな銃で至近距離から撃たれたら絶対助からないじゃないか。SPだか奈良県警は何やってたんだ。また犯人の男ってのが、感情がないような気味悪いオタクっぽい男でさ、こんな奴に安倍さんが殺されたのかと思うと本当に悔しい。
テレビでは安倍さんが撃たれる瞬間の映像が繰り返し垂れ流されていたが、それを見て「かっこいい」と呟いてたバカがいて、後ろから蹴りを入れてやろうかと思ったが、まあ何も言わずにおいた。
この際、キッシーにはぜひ大化けしてもらって、安倍さんの遺志を引き継いでほしいし、それができないのなら即辞任して、岸さんなり高市さんなりと交代してほしいものだけど、無力なオジサンはただ見ているしかない。何とかしてくれよ。
本当に守るに足る国民なんだろうかという一抹の不安もあるんだけどさ。
今週の映画は「ノイズ」(監督:廣木隆一/出演:藤原竜也、松山ケンイチ)を観ました。過疎化に苦しむ孤島・猪狩島。島の青年・泉圭太が生産を始めた黒イチジクが評価されたことで、島には地方創生推進特別交付金の支給がほぼ決まり、島民たちに希望の兆しが見えていた。しかし、ある男の登場によって島の平和な日常が一変する…。
なんかフツーな感じでイマイチ。そもそも一番最初の段階で正直に自首してしまえば何の問題もなかったと思うのだが、そこの理由付けが弱いのが最後まで尾をひいてしまった感じがする。コーエン兄弟監督の「ファーゴ」のような雪だるま式に事態が悪くなっていく焦燥感とか、どんどん追い込まれていく切迫感とかが、誰が誰に遠慮しているのかわからないがどうも温い。
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