今年はなかなかない展開のレース。今後、このようなレースが出てくるのは来年すぐにそうなるか、あとはしばらくないだろう。
タイトルホルダーが強すぎる。パンサラッサがスタートがうまくいかなかったが、最初の1000m57秒で通過、それに食いついていくようにタイトルホルダーが追走。普通なら、差し馬打倒の場面。それが、最後差してきたのは大差の3番手をディープボンドをぎりぎり交わしたデアリングタクトの1頭のみ。もう先行勢で決まってしまった。2着はレーンが騎乗した10番ヒシイグアス。この馬は末脚が魅力だが、今回は大阪杯で3着のアディーヴの方が末脚がおもしろいと思い、さらに7枠13番でこちらの方が最後差してくることを想定して、この馬からいったが最後方から追走するのがやっとで全くこない。同じように1番人気4番エフフォーリアも中団追走で全くこない。ついていくのにやっとのことだった。2着のレーンはとにかく経済コースを通って、中団より前のいい位置で脚をためていた。G1でいい脚を使ったことがあるかどうかは大切だろう。このレースは、最速上がりの馬が必ず連に絡む。ポタジェは8枠に入り、大阪杯勝ちということで押さえたが夏の暑さにやられたようだ。夏に全く走っていないような傾向があれば、斬れる。今回はディープボンドに期待したが、4着どまり、勝負にいく乗り方で終始、タイトルホルダーの後ろにつけていたが、全く止まらず、最後の直線でつめられず、むしろじりじり離されていった。とんでもなく逃げてスタミナ自慢の馬(天皇賞で圧勝してしまうような馬)がいたら、要注意だろう。今日は良馬場だったが、普通は差がきまってくると思うが、全く差し馬の出番なし。今回も変わらなかったことは最速の上り馬はくるということ。
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