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2022年06月26日06:57

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「逃げ上手の若君」の鱧の串焼き

1333年、足利尊氏らの挙兵により鎌倉幕府は滅亡し、執権・北条高時の遺児・北条時行は信濃に落ち延びます。
その北条時行の再起を図る日々を描いた作品で、集英社発行・松井優征作の「逃げ上手の若君」。
今回の漫画飯はその第6巻に登場する鱧の串焼きが美味しそうだったので、作ってみます。
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以下・漫画の画像は同作品から引用。
ちなみにこの作品、イギリスでは「The Elusive Samurai」のタイトルで販売されています。
(あと「The Elusive Samurai」をGoogleで翻訳してみたら、「とらえどころのない武士」となった。なんか違う気がする(笑)

諏訪から叔父・北条泰家の手引きで京へ移動した時行と郎党。
大規模な田楽に心奪われたり、博打で大敗して「ぐにゃあっ」となったりするほか、鱧を見て驚いたり味に感動する場面も。
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今回はこれを作ります。

作品から分かるのは、「骨切りした鱧を焼いた」これだけ。
味付けは不明。

・・・

うーむ、この時代だと醤油は無いし(醤油の原型の醤(ひしお)はあるけど)、酒もこの時代は濁り酒だろうし・・・なんて考えた結果、これは単なる塩焼きかしら?という結論に達しました。

てなわけで、鱧を買いに大きな魚屋へ。
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骨切り済み・・・
ありがてぇっ・・・!

串に刺すのは面倒なのでパス。
鱧を適当な大きさに切り、七層構造のフライパンにクッキングシート敷いて、塩ふって焼きます。
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ちなみに塩は富山湾の海洋深層水を汲み上げて作った上等な塩。

両面焼いたら完成。
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実食。
ほほう、淡白な味わいにパリッとした食感。
なるほどなるほど。

・・・少し物足りない。味が。

てなわけで醤油、味醂、酒で味付け。
鱧の身を、上記の調味料を煮詰めながら絡める感じで。
醤油はもちろんいつもの「100%国産の有機大豆の以下略」の上等な醤油です。
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ああ、やはりこの方が美味しいわ。
あとクッキングシート敷いての料理は、洗い物が楽(笑)


余談。
この作品、この巻で物語は「信濃編」から「京編」となり、佐々木道誉が登場したり、北畠顕家の名前が出てきたり、今まで名前のみの登場だった新田義貞が描かれたりと、話が一気に動いた感があります(個人的にはこの三名、大河ドラマ「太平記」の影響でそれぞれ陣内孝則、後藤久美子、根津甚八のイメージしかない)。
この先、どうなるのかしら?

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