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2022年06月05日22:56

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さすが、“この道の第一人者”の快挙だが、83歳だということが凄い。

■「一つの夢、無事に終えた」=堀江さん、喜びあらわに―最高齢の太平洋単独横断・兵庫
(時事通信社 - 06月05日 19:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6984113
昨日、堀江謙一(83歳)がヨットによる世界最高齢での単独無寄港太平洋横断を達成したというニュースに接した際、何度もヨットでの太平洋横断を成功させた“この道の第一人者”と言うべき人物でも、初の成功から60年を経て83歳でそれをやるということ、そして、「最高齢」ということへの“こだわり”は半端ないのだな、と、まず感じました。今日は兵庫県西宮市のヨットハーバーで記者会見に臨み、「最高齢での単独太平洋横断は一つの夢だった。挑戦させていただいて、無事に終えられたことは大きな喜びです」と語ったとのことですが、80歳で3度目のエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎同様、体力が相応に低下していると見込まれる80代の年齢で改めてチャレンジするということに、冒険家としての存在意義を見出だしているのだろうと感じました。
23歳だった昭和37年、小型ヨット『MERMAID』(マーメイド)で単独無寄港太平洋横断を目指して、兵庫県の西宮を出港、米国のサンフランシスコに入港し、94日の航海日数をもって成功、日本人による単独無寄港太平洋横断としては初めての快挙となりましたが、所謂「海外旅行自由化」(外為規制の緩和)が行われる2年前であり、当時は日本ではヨットによる出国が認められなかったため「密出国」という形になり、サンフランシスコに到着したとの連絡を受けた大阪海上保安監部救難係は、「アメリカからは直ぐ不法出入国者として強制送還され、日本に着くと直ぐ捕まえられることになる」と話し、また、同監部警備救難課長は「こんな真似をされては困る。ヨット同好者などが、このような“冒険”を称賛するようなことがあればとんでもない間違いで、海の恐ろしさを知らぬ“人命軽視”だ」と非難したようですが、当時のサンフランシスコ市長が「コロンブスもパスポートは省略した」の言葉を発し、尊敬の念をもって名誉市民として受け入れ、1か月間の米国滞在を認めるという“粋な計らい”を見せたことで、日本国内のマスコミなどの論調が非難から“偉業”を称えるものに変化したというエピソードがあったそうで、当時のヨットはサンフランシスコの米国立海洋博物館で保存・公開され、翌年に第11回の「菊池寛賞」を受賞、自身による著書「太平洋ひとりぼっち」は石原裕次郎主演で映画化されたほどでした。
それから60年、失敗もあったようですが、昭和49年にヨットでの西回り単独無寄港世界一周、昭和57年にヨットで世界初の縦回り世界一周、昭和60年に太陽電池によるソーラーボートで世界初のハワイ―父島(小笠原諸島)間の単独航海、平成元年に世界最小(全長2.80m)の外洋ヨットで単独太平洋横断、平成4年に足漕ぎボートでの世界初のハワイ―沖縄間の単独航海、平成8年にアルミ缶リサイクルのソーラーパワーボートで単独太平洋横断(エクアドル―東京)、平成14年にウイスキー貯蔵樽材を再利用したヨットでの単独太平洋横断、平成16年から翌年にかけての東回り単独無寄港世界一周、平成20年の波浪推進船(ウエーブパワーボート)での世界初のハワイ―紀伊水道間の単独航海など、スタイルを変えて数々のチャレンジに成功し続け、海洋冒険の世界では押しも押されぬ第一人者となり、今回の航海の途中では使った薬が「目薬とばんそうこうだけ」で「僕自身は青春真っただ中なんです」と語ったそうで、83歳にしてまだまだ“意気盛ん”と言ったところのようですね。
ま、次にどんな挑戦をしますやら、ですね。
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