■今回予告
かつて、この世界にふたりの死神が生まれた。
ひとりの魂は”虚無”に呑まれ、もうひとりの半身を深き絶望へと誘う。
白き闇で、世界に意味亡き終わりをもたらさんがため。
かくして半身の下を逃げ出した少女に、しかして安息の地は存在しない。
降りかかる嫌悪と憎悪。踊らされ迫る魔狩人。
哀しき死神に救いの道はーー。
ビーストバインドトリニティ
『バインド・オブ・ヴォイド Light Edition』
心焦がすは魔の渇望、心つなぐは人の絆
■ＰＬ人数
・１〜５人。
・ＮＰＣが判定等のサポートを行う。
■キャラクターメイク
・要点� Д�イックスタートおよびコンストラクションのどちらで作成してもよい。
・要点�◆Ы蟷�する経験点の使用は基本的に自由である。
・要点��：公式に発表されているデータは、特殊なものを除き使用を許可する。
・詳細は、後述の「■レギュレーション」参照。
・ただし今回はかんたんＢＢＴ戦闘ルール（
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1978809522&owner_id=973140）を使用するため、データは一部のみ使用する。また、スタイルは３種類が揃わなくとも問題ない。
■ハウスルール
・有り。詳細は、後述の「■ハウスルール」参照。
■特記事項
・本シナリオにおいて、情報収集は１項目のみ設定されている。ただし、失敗してもセッションの進行そのものに支障はない。
・本シナリオにおいて、アーツやアイテムの効果によって発生するもの以外、購入判定は行われないものとする。
・本シナリオは、ミドルフェイズが２シーンのみの、極めて短いシナリオである。
■シナリオ・ハンドアウト
・ＰＣ�，離魯鵐疋▲Ε箸鷲�須で、１人まで。
・ＰＬが2人以上の場合、ＰＣ�，離魯鵐疋▲Ε箸鵬辰┐董■丕鱈◆銑イ離魯鵐疋▲Ε箸�よび追加動機表を使用する。
・ＰＣ間絆の繋がっている相手とは、必ず面識があることになる。
●ＰＣ� Щ狄世両�女・玻璃を助ける。
絆：玻璃（はり） 関係：ビジネス、信頼など
▼クイックスタート：死を見つめるもの
▼コンストラクション：指定なし 推奨カヴァー：指定なし
キミは池袋の半魔だ。
ある日君は、傷付き行き倒れていた死神の少女、玻璃（はり）を保護する。
彼女は、都内で発生している魔獣消失事件の実行犯と目されていた死神だった。しかし彼女は逆に、このままではこの街が“白い闇“……つまり虚無に飲まれると告げ、それを止めるために力を貸して欲しいと頼んできた。
深い絶望を湛えながらも必死で懸命な彼女の瞳に、嘘は感じなかった。
キミは知己の半魔で、夜の世界のフィクサーでもある霧原 紫吹（きりはら・しぶき）に渡りをつけるのだった。
【ＳＡ：玻璃を助ける】
※「助ける」にはいろいろな意味があります。 達成のために、必ずしも玻璃が生存している必要はありません。
●ＰＣ�◆銑ァ�知己のフィクサー・霧原紫吹から依頼を受ける。
絆：霧原 紫吹 関係：ビジネス、信頼など
▼クイックスタート：幻想の乗り手、ユーレイ少女、夜闇の着装者、這い寄る神話生物
▼コンストラクション：指定なし 推奨カヴァー：指定なし
知己の半魔で、夜の世界のフィクサーでもある霧原 紫吹（きりはら・しぶき）を通じた依頼。
それは、現在池袋で連続発生している魔獣消失事件の解決だった。
鍵を握るのは依頼人の少女「玻璃（はり）」――彼女は事件の実行犯だと目されていたが、実際にはこの状況を発生させている死神「黒曜（こくよう）」の半身であり、彼女が黒曜に取り込まれた時、真の虚無の力が街を襲うのだという。
放っておくわけにはいかない。
【ＳＡ：黒曜を止める】
■追加動機表
・「●ＰＣ�◆銑ァ廚鯀�択したＰＣは、ハンドアウトの内容に加えて、下記の表から１つを選んで動機を強化することを推奨する。
・「１人まで」とある項目は、その追加動機を選べるPCが１人だけであることを表す。
【１】黒曜の生み出した白い闇によって、友人や仲間などの絆となる存在が消失した。奴を止めなければならない。（この追加動機を選んだＰＣは、消失事件の実行犯が玻璃ではなく黒曜であることを最初から知っていてもよい。）
【２】霧原紫吹には、ビジネスパートナー以上に恩義や借り、或いは執着がある。力を貸さねばならない。
【３】平穏を守るべきと考えている・魔を祓うのが一族の使命である等、たとえ相手が虚無であろうと個人的に現在の状況を看過できない。
【４】所属する組織や仕える主人、親しい友などが黒曜の排除に動いており、その頼みや命令で、このミッションに参加することになった。
【５】黒曜が半魔だった頃、友誼を結んでいた。友として、虚無の使徒となってしまった彼と決着をつけなければならない。（この追加動機を選んだＰＣは、実行犯が黒曜であることを最初から感じ取っていてもよい。）／１人まで
【６】その他、ＰＬの任意。
■登場ＮＰＣ
霧原 紫吹 外見20代女性
ルーツ：異能者／エゴ【平穏を維持したい】
・半魔。ある「夜の世界の秩序を護ることを目的とする」組織のエージェント。軽いノリだが、真面目な話もできる。異能の全貌は不明だが、補助的な能力に長ける。
玻璃（はり） １7歳女性
ルーツ：死神／エゴ【皆と生きたい】【虚無に還りたい】／絆［黒曜（半身）］
・半魔。黒曜と同じ死神の因子を持ち、互いに「半身」という双子のような存在。虚無到来までは、自分の存在意義を絆を結んだ者たちとの穏やかな生活に見出していた。虚無の到来以降も魔獣を消せという内なる声に抵抗していたが、虚無のもとへ還った黒曜により絆となった者たちを消失させられ、精神的に追い詰められている。
黒曜（こくよう） ２０代男性
ルーツ：死神／エゴ【虚無に還りし充足】／絆［虚無（全て）］［玻璃（半身）］
・ドミネーター。玻璃と同じ死神の因子を持ち、互いに「半身」という双子のような存在。虚無到来までは、自分の存在意義を探す寂しさと明るさを抱えた半魔だった。しかし現在は虚無の下へ還り、満たされた陶酔感の下で魔獣を白い闇の中に消失させている。「半身」である玻璃を取り込むためには玻璃自身が虚無へ帰還することを望む必要があるため、玻璃の絆を優先的に消失させている。
■レギュレーション
▼ＰＣの作成方法
・クイックスタートおよびコンストラクションのどちらで作成してもよい。
・ＰＬの所持する経験点の使用に制限はないが、同じスタイルのＰＣ同士で余り差がつかないように留意するとよい（活躍の場が偏ることを避けるため）。
▼使用を許可するデータ
・公式に発表されているものに限る。ＧＦ誌先行掲載データの使用も可。
・「彷徨える少女」「名探偵」「怪獣使い」「サバイバー」は扱いが難しいため、必ずＧＭに相談すること。
・「モータル」の使用は想定していない。
・上記補足：シナリオメイカー（田中）がＧＭの場合、「モータル」の使用は不許可となります。
▼大罪について
・『アドヴェント』および該当データを所持しているＰＬに限り、使用を許可する。
・ただし、大罪はデータだけの要素ではないため、必ず事前にＧＭに設定を説明し許可を取ること。
・上記補足：シナリオメイカー（田中）がＧＭの場合の目安は、「大罪がキャラクターの人格や行動指針に深く関わっていること」になります。
▼他のセッションで使用したＰＣの持ち込みについて
・持ち込みを可とする。
・元のＰＣを、他のＰＣに合わせて経験点を減らし弱体化させて参加していた場合、減らした分の経験点は返却する。
・同時に、このセッションでＰＣが失われても、元のＰＣには影響しないものとする。（簡単に言えばパラレルワールドのような扱いとする。）
・ただし、このセッションで持ち込んだＰＣが失われた場合、アフタープレイで最終的に得られる経験点を半分（端数切捨て）とする。
■ハウスルール
▼以下の「ＢＢＴ絆・エゴ事前処理ルール」を使用する。
（
https://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=973140&id=1982277740）
▼以下の「かんたんＢＢＴ戦闘ルール」を使用する
（
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1978809522&owner_id=973140）
▼人間性の減少・絆・エゴの処理について
・シーンに登場した際の人間性の減少はダイスを振らず、「１」で固定する。
・《資産：堕落》が使用されている場合は、「１」ではなく「３」で固定する。
・［迫害状態］のＰＣは、上記に加えさらに１点、人間性が減少する。
・本シナリオは大変短いシナリオであるため、「エゴのロールプレイによる罪の獲得は１シーンにつき１回まで」の制限を適用しないものとする。
▼変異の処理について
・変異が発生した時、その場でエゴの内容を思いつかない場合は「どの絆がエゴ化したか」だけを決めておき、エゴの内容は後の任意のタイミングに決定してよい。次のシーン以降に決めてもよい。
・同じシーン内であれば「変異する前にロールプレイしていた内容」を「変異によって生じたエゴの内容」として、罪の獲得の申請を行ってよい。
（例：あるシーンで「悪は許さない！」というRPをした
→そのＲＰを行った後、同じシーン内で変異が発生
→新たに生じたエゴの内容を「悪は許さない」に設定
→そのシーン終了時、エゴのRPによる罪の申請を行う
以上の一連の流れが許可される）
▼人間性の回復について
・人間性が０以上でクライマックスフェイズを終えたPCは、「人間性の回復」においてダイスを振らないことを選択してもよい。
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