一番人気馬が１０連敗中の今年のＧ�汽轡蝓璽困任垢�、
あと二つでタイ記録ということで、もはやそっちを
期待したくなっているんですよね。
第89回 東京優駿(日本ダービー) (Ｇ��)
東京競馬場 芝2,400ｍ ３歳 国際 定量
先週のオークスのように、今回のダービーでもいえることは、
一番人気になりうる馬が乱立していることですね。
オークスでも結果的にスターズオンアースが優勝し、
桜花賞に続いての二冠達成。考えてみると、
桜花賞馬が一番人気になっていないおかげで、
結果的に一番人気馬の連敗記録が伸びました。
すごいのは桜花賞馬が三番人気になってしまうほど、
他の馬にも人気が集中する要素があるということです。
これは桜花賞馬以上に、トライアルレースでの
パフォーマンスがいい馬がいたということであったり、
実際トライアルレースで、その桜花賞馬に先着している馬が
いたりしたことが、桜花賞馬が一番人気になれない理由でした。
この図式が今回のダービーでも言えそうで、
皐月賞馬が一番人気になるのは、少し難しいかもしれません。
ということは、もしもクラシック戦線でも二冠馬が出た場合、
またしても一番人気馬の連敗記録更新という結果になりそうです。
7枠15番 ジオグリフ
ということで、まずは今年の皐月賞馬をご紹介。
３歳クラシック競争というと、一昨年は無敗の三冠馬
コントレイルがいたことで、この年は三つのレースとも
一番人気馬の優勝でした。皐月賞は結局この年以来、
一番人気馬は連敗でした。ダービーも昨年は４番人気馬の優勝。
菊花賞でも４番人気馬の優勝でした。
もしもジオグリフが今の人気順位のまま優勝してしまえば、
ダービーについては二年連続一番人気の優勝ならず。
しかも二年連続４番人気ということになりますね。
でも、去年はエフフォーリアに人気が集中し、
その中で優勝したのはシャフリヤール。
その後ドバイシーマクラシックで優勝してしまいましたよね。
菊花賞では今年の天皇賞(春)を優勝したタイトルホルダー。
要するにこんな強い馬たちを４番人気に沈めてしまうような
存在がいたからこその４番人気だったわけです。
今年のダービーでも、出走メンバーを見ると、
同じような図式になっていると感じています。
皐月賞での優勝は速い馬である証明でもありますけど、
昨年の朝日杯ＦＳでは５着。これが最低着順ですので、
掲示板を外したことがない安定感もありますから、
実力は十分信用できます。
でも、その朝日杯でこの馬に先着した馬たちの
パフォーマンスが、より目を引いてしまうんですね。
そこでどうしても他の馬との比較では、
見極めづらいところのあるジオグリフですが、
血統から考えていくと、父のドレフォンがＢＣスプリントの
優勝馬なので、2,400mというのは長いのでは？ と
思われがちなのだと思います。距離は皐月賞までなのかな。
というのが皆さんの評価なのでしょうね。
ストームキャット系にあたるので確かに中距離系かな
という気もするのですが、母父がキングカメハメハですし、
スタミナ的に東京の2,400mに対応できないとも思えませんし、
クラシック競争でも二冠馬が現れる可能性は十分あります。
7枠13番 ドウデュース
昨年の朝日杯ＦＳ(阪神Ｇ�機┝�1,600m)で先ほどのジオグリフよりも
0.5秒先着して優勝した馬でした。連を外したことがない安定感もあり、
皐月賞でも一番人気になりましが、ここでは0.4秒差の3着。
決して大負けはしないのですが、３歳になってからはまだ勝ちがありません。
そのおかげで結局このダービーでは一番人気にはなれないかと思いますが、
だからこそさらに気になる馬になりますよね。
皐月賞でのドウデュースに一抹の不安を感じていたのは、
騎手の問題がありました。
武騎手の直近での皐月賞制覇はディープインパクトまで遡ります。
この相性の悪さが何か影響しないかなという心配はありました。
その点、直近でも制覇したことのあるダービーの方が可能性は
高くなるような気がしてしまうんですね。
そして、騎手のことを言うと、ダービーを２連覇した騎手はわりと
いるのですが、不思議なことに３年連続で優勝した騎手はいません。
実は今年のダービーでは福永騎手の初の三年連続制覇がかかっています。
その福永騎手が騎乗するのがジオグリフなんですよね。
ジンクスを考えるのもどうかなと思いますけど、
私たちが気付かない何らかの要素があるから、
同じことが続いてしまうということがあり得ます。
今回のダービーでもこのジンクスがどう影響するか。
さてドウデュースですが、父はハーツクライですので
サンデー系にあたります、東京コースが強い血筋ですよね。
母系はシアトルスルー系になるので、この母系はかなりタフな血統です。
この組み合わせだと、印象としてはやや長距離向きなのかもという感じです。
正直なところ皐月賞は短いかなという印象を持っていたので、
ダービーになれば脅威度は上がりますね。
6枠12番 ダノンベルーガ
現時点で一番人気になっている馬です。
朝日杯ＦＳの優勝馬でもないですし、皐月賞馬でもないです。
それでも一番人気になる要因は、皐月賞馬に圧勝した
共同通信杯(東京Ｇ�掘┝�1,800m)の優勝ですね。
共同通信杯を制した馬によるダービー制覇は、目立つほど多い
というわけではないのですが、とにかく上位入着馬は多いです。
昨年の共同通信杯優勝はエフフォーリアでしたし、
このエフフォーリアをはじめ、過去５年でダービー２着馬が
３頭も出ているんですよね。つまり過去５年でいうと、
過半数が連対しているという安定感があります。
そしてこの共同通信杯でジオグリフを１馬身半おさえて
優勝した実績が光ります。また、その時に同じくダノックスから
共同通信杯に出走した馬がダノンスコーピオンでした。
このダノンスコーピオンが先日ＮＨＫマイルカップで優勝していますし、
単純な能力比較で、東京のマイルで優勝したダノンスコーピオンより、
東京のコースでの強さは信頼ができるとみられているのだと思います。
父はハーツクライ。サンデー系の主力勢力の一角ですし、
やはりこの血統が入ると東京競馬場での強さは期待できますよね。
母系はマンノウォー系にあたるので、ゴドルフィンアラビアンの
流れにあたります。日本ではなじみのない血統ですが、
どちらかというと長距離が好きな印象です。2,400mになるのは、
この母系にとっては力を発揮しやすい距離といえますね。
8枠18番 イクイノックス
キタサンブラック産駒で初めての重賞馬。
この馬はなぜか枠順か内か外しか引かないので、
くじ運が悪いのか、むしろ良いのでしょうかよくわかりません。
デビューから２戦は内枠の1番、２番でした。
前走の皐月賞も今回のダービーも大外枠を引いてしまい、
めぐりあわせというのかなんというのか。
中山競馬場での大外枠よりも、東京の方が影響としては
軽くて済むのかなという気もします。
その意味では皐月賞、中山の2,000mで２着だったことを
考えてみれば、今回の方がまだ勝てるチャンスが広がったと
言えるのかもしれません。
昨年の東京スポーツ杯２歳Ｓ(東京Ｇ�供┝�1,800m)で優勝しており、
東京コースの重賞で優勝経験があることも、プラスポイントですね。
父のキタサンブラックはダービーでは１４着でした。
ただその父のブラックタイドが、ディープインパクトの兄にあたります。
しかもディープインパクトの全兄ですので、キタサンブラック自信は
東京の2,400mが苦手だったということではないのでしょうね。
母系はサクラユタカオーを経由するプリンスリーギフト系。
この配合だと中距離がよくお似合いという血統です。
2,000mがベストな距離だと思いますけど、2,400mは守備範囲かな。
3枠6番 プラダリア
青葉賞(東京Ｇ�供┝�2,400m)を優勝した馬です。
歴代の青葉賞優勝馬の中では珍しく勝率のいい馬で、
目下連を外したことがありません。
青葉賞優勝馬のダービーでの成績はあまり振るわないというのは、
なんとも不思議な話ですが、事実そうなんですよね。
ただ、青葉賞自体はダービーと同じコースと距離で競われるので、
ダービーの練習試合としては一番ダービーに近いレースが青葉賞です。
その意味ではやはり青葉賞の優勝馬は無視難いものがあるのですけどね。
父がディープインパクトですので、なるほどこのダービーの
コースで力を発揮するのは納得です。
母父がクロフネということで、このフレンチデピュティの流れは、
ダービーでも十分に通用するというところは実績で証明済み。
え？ こんな馬がいたの？ という存在になったりして。
3枠5番 ピースオブエイト は、全18頭中唯一の無敗馬。
無敗のまま三連勝で毎日杯を制して重賞馬となり、
その勢いは目を引く一頭ですね。
ダノンベルーガとの能力比較という意味では、
ダノンスコーピオンが優勝したＮＨＫマイルカップで２着だった、
5枠10番 マテンロウオリオン も気になってしまう存在です。
意外とこういう馬たちが大穴をあけてしまうこともあるのかな。
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