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2022年05月27日22:16

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オーディオの泣き所 ロータリーSWとリレー

NHK FM 大友良英さんのジャズ・トゥナイトの留守録は初心者向け特集でした。

あまちゃんテーマ曲などの大友良英さんによると、初心者向けとはジャズの名曲、名演で駆け足でジャズの歴史を追うことですと。

ビッグバンドのスイングジャズから始まりましたので、1ヶ月以上ぶりで自作大型ホーンスピーカーとWE252シングル自作真空管アンプに急遽切り替え。

最初はまずまずの音質だったのですが、すぐに音が小さく、低音が抜けたような音です。

ウーハーの励磁電源が抜けているか、配線が外れているかとしても問題なし。

問題はオーディオセレクターのロータリースイッチの導通不良でした。
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このオーディオセレクターのことは以前触れましたが、真空管アンプキットなどのサンバレーの大橋店主にプリアンプ3台、パワーアンプ5台、スピーカー3系統を1台で切り替えて使えるセレクター機器を提案したところ、賛同が得られました。

店主は設計できませんので、下請けの亡くなられたアドバンスの社長と共同で設計したものです。
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リアには誇らしげに、当時ここまでの規模のマルチセレクターはなかったものを完成させたという自信?からのアドバンスの表示がリアパネルに印字されていますね。

切替時にノイズが入らないように、パワーアンプ切り替えにはリレーによる遅延切り替え回路。

BTL接続のパワーアンプまで壊さないことなどがテーマでした。

プリアンプとスピーカー切り替えはロータリースイッチ。

サンバレーは予算が厳しいので、セイデンなどの高級ロータリースイッチやオーディオ向けリレーは使えませんので、オーディオ用ではない汎用のです。

このプリアンプ切り替えロータリースイッチの導通不良が原因でした。

数回回せば治りました。

この通り、オーディオには欠かせないロータリースイッチやリレーは必要悪なもので、リレーは大音量のまま、つまり大電力が流れたままオンオフさせると、リレー接点で火花が散って端子は炭化。
早晩導通不良になります。

ボリュームを絞った無音の状態で電源オンオフがリレーの導通を長らく維持させるためのマナーですね。

アンプの電源回路などにリレーが入っていることは、電源スイッチを入れると遅れて機器内部から「カチッ」という音が聞こえて音が鳴るようになりますからわかります。

中古が怖いのはこのあたりの劣化が見てわかるものではないから。

ロータリースイッチも時々グルグル回してスイッチ表面のカーボンなどを落として自己回復させて、導通を維持してくださいとは愛用のフェーズメーションの斎藤技術部長からもです。

愛用のセイデンのロータリースイッチとトランス式アッテネーターのフェーズメーションのパッシブプリアンプの音量切り替えなどは最近すこぶる調子がいいです。

最近アナログレコードを聴くようになって、毎日入力スイッチやレコード針の上げ下ろしのときに、ボリュームを絞ったり、上げたりしているからでしょう。


本当はロータリースイッチはセイデンやマランツ7のタイプではなく、ウエスタンエレクトリックなどのこういうタイプが半永久なんですが。
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コスト万円単位では無理ですね。これもオークションで売りました。
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