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2022年05月18日21:59

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広島ジャンゴ2022

4/20(水)Bunkamuraシアターコクーンへ行ってきました。

フォト


今回、平日夜を選んだけれど、久しぶりのシアターコクーンの2階席。
でも、A列で、ほぼ正面だったせいか、いつものように、お尻が痛くならなかった指でOK
最近、坐骨神経痛なのか、途中で痛くなってきて、集中できなくなる時があるのよねもうやだ〜(悲しい顔)

今回の出演者は、この方々。
天海祐希、鈴木亮平 野村周平、中村ゆり、土居志央梨、芋生 悠、北 香那
辰巳智秋、本折最強さとし、江原パジャマ、川面千晶、エリザベス ・マリー、小野寺ずる、筑波竜一、木山廉彬、林 大貴 宮下今日子、池津祥子、藤井 隆 仲村トオル

天海さんと鈴木さんの共演も話題でしたが、テレビでも、活躍されている方も多くて、
かなり豪華な顔ぶれという感じがしました。

勝手に笑い満載と思っていたのですが、全然そうではなかった〜
まぁ、蓬莱竜太さんが書いているから、軽いわけはなかった。

鈴木良平さんが、唯一笑いをとりまくっていた気がしたなぁ。
それが、色々と重めの話の中で、ほっと一息つかせてくれていた気がしました。

現代の牡蠣工場と、別世界の西部の町で起こる二つの世界での話。
残業を強いる職場や、休日も工場長の趣味につきあわされる部下たち。
家庭内暴力、それによって起きた殺人、町を牛耳り、私服を肥やす町のトップ、逆らえない町の人々。
本当に、色々な社会問題をこめたようなお話。

シングルマザーの天海さんが、現代では地味でひっそりとした雰囲気をかもしだし、
西部では、完全と立ち向かう強気なガンマンといった感じ。
カッコ良かったわーい(嬉しい顔)
そして、娘を守るために、必死な母親役が、胸に迫った。

一方、姉を自殺で亡くしてる鈴木良平さんの役は、現代はシフトを組む中間管理職で
西部では、ディカプリオを呼ばれ、人の言葉を理解できてる馬ウッシッシ
自殺した姉の気持ちを知って、現代に戻った時に、天海さんへの対応が変わる鈴木さん。
休日を自分の為に有意義に使う事への後押しは、働き方改革みたいなものかなぁ。

同調圧力に屈しないため、孤立しがちな天海さんへ寄り添って、話を聞いてあげる事にする鈴木さんの態度の変化は、自殺してしまった姉からのアドバイス。
誰か一人でも気遣ってあげる気持ちが、誰かの救いになる。

西部で、町を牛耳って、みんなの為に井戸を掘ろうとした藤井さんの家を全焼させたりする仲村トオルさんの役は、さしずめ、土木建築業で儲けようとする地方の有力者か。
悪い事をした馬鹿息子野村さんが、罪に問われないようにするのは、権力をもつ父親が、
関係者に圧力をかけて、もみ消すような感じも、「みんなの為に頑張ってます」みたいな感じで語るところが、政治家にいそう。
1人では何もできないのに、キャンキャン吠える息子役が、いかにもいそうな感じでしたね。実際、知らない所で、有力者の子弟の犯した罪は、もみ消されてるんだろうなぁ。

正直に頑張ってみんなの為に頑張っていた藤井さんが、生活の為に、仲村さんに言われるまま、税の取り立てに回り、奥さんである中村ゆりさんが、娼婦に身を落とし、生活費を稼ぐのは、見ていて、いたたまれなかった。
それでも、夫に対して毅然とした態度でいる中村さんは、人としてカッコ良かった。
一方、ブツブツ言いながら、ふてくされてる夫の藤井さんは、現実にいそうな男性をうまく表していた気がする。

酒場の経営者ドリー役の宮下さんが、とても友情に厚く、人としても一本筋が通っていて気風がよくて、アネキといった感じで、とても好感が持てた。

西部劇のように、悪者を倒す事が出来たら、どんなにスッキリするだろう。
でも、そんな簡単には、事は運ばないけれど、誰かのピンチに、誰かが気づいてあげたり、寄り添ってあげて、味方が一人でもいる事がわかったならば、少しは力になるんじゃないだろうか。その輪が少しずつ広がっていけば、何かを変える事はできると思いたい。
バタフライ・エフェクトのように…
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