そもそも木村花の件は、売名目的でネット上に自身を晒していたために発生し、ネット利用でのマイナス面を受けいられずに自身を破壊した。小倉美咲ちゃんの母親の件も同様だが、ネット利用に際しての損得は紙の裏表と同様に切り離せるものではない。
日本社会では今だに「悪いことをしてなければ隠す必要はない」といった蒙昧な考えがはびこってるが、ネットにおいての大昔からの不文律は「個人情報は隠せ」である。それは世の中には善人だけがいるわけでないために、悪用される可能性ががあるためだ。
ネットで誹謗中傷をされたと言い出す手合は、ネットならではの特質を理解しないまま、自身を表明してしまった結果を受け入れようとはしない。
双方向コミュニケーションのツールとしてネットを利用するには、「相手の発言機会を許容」することが肝要で、自分は好きに主張するものの「反論や異論」を突きつけられたくないとするのは身勝手な考えである。とは言え、クローズネットであれば相手を入り込ませないようにでき、ミクシーでなら入り口を閉ざす機能が利用できる。
ただそのようにしても、ネットの他の場所での反論や異論までもブロックしてしまうことは出来ず、官憲に頼ろうとしても自分の思うようになる保証はない。つまりは「脅せば言いなりにできるはずだ」という考えは甘く、想像もしていなかった報復を受けるきっかけになるやもしれぬ。
ネットの誹謗中傷は減るのか? 木村花さん死去で加速した侮辱罪厳罰化への動き、母・響子さんと共に戦う弁護士の懸念
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=6954761
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