私はこれまで11回イスラエルに出張している。
コロナが収まってきたので、久しぶりにテルアビブへ行って地中海を眺めながら海岸でジョギングをしたい。
旧約聖書にも記述されているジャファの塔(写真)を見ながら、潮風に吹かれてみたい。
エルサレムで迷路のような道を歩き回り、古代の神殿の跡である嘆きの壁に触れてみたい。
こう思っていたのだが、イスラエル人とパレスチナ人との間で、またもや血で血を洗う激闘が始まってしまい、当分行けそうにない。
昨日はヨルダン川西岸地区で、取材中のアルジャジーラの手練れの女性記者がイスラエル兵に頭を銃弾で撃ち抜かれて死亡した。防弾チョッキを着ていたが、役に立たなかった。
地政学リスクのために、行きにくい地域が増えているのは残念だ。
なんだか世界中で、大鍋の中の水がゴボゴボ沸騰しているような雰囲気になりつつある。
ログインしてコメントを確認・投稿する