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2022年04月05日22:45

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ウクライナ戦争は4月後半が首都攻防戦に次ぐ2回目の山場

ウクライナ生存のカギは「泥濘地の乾燥vs.戦車・火砲補充」の速度勝負
2022.04.04 750 by 小川和久『NEWSを疑え!』

泥沼化の様相を呈するウクライナ戦争。ロシア軍の進軍を阻んだのは文字通りの“泥”であり、泥濘地が乾燥する4月後半に大きな変化が起こると分析するのは、メルマガ『NEWSを疑え!』の共著者で、静岡県立大学グローバル地域センター特任准教授の西恭之さんです。西さんは、戦況が詳しく伝わってこない南東部において、ウクライナ側が装甲戦闘車両を相当数喪失していると指摘。ポーランドをはじめとする旧東側のNATO加盟国から旧ソ連製をベースにした兵器の供給が実現するかが、ウクライナの生存のカギを握ると伝えています。

ロシア軍は泥濘地の乾燥を待っている

ウクライナに侵攻したロシア軍は、4月後半に泥濘地が乾けば、南東部のウクライナ軍主力を包囲することができる状態にある。それを防ぐためには、西側諸国がウクライナに戦車や榴弾砲を供給する必要がある。

ウクライナから発信される抗戦の映像には、対戦車兵器や地対空ミサイルを携帯した軽歩兵が多い。しかし、前線が現在の場所にあるのは、ウクライナ軍の機甲・砲兵部隊がロシア軍を押しとどめているからだ。

軽歩兵の映像が多い理由は3つある。1)ロシア機甲部隊の侵略に抵抗するイメージを強調し、外国の支持を得るというウクライナ側の宣伝であり、2)西側から供与された携帯型兵器を有効に使っているという宣伝であり、3)南東部のウクライナ軍の映像が少ないからである。



公開情報によれば、ウクライナ軍は2月24日以降、戦闘で喪失したよりも多くの戦車・榴弾砲・多連装ロケット砲をロシア軍から鹵獲し、保有数を増やしているという。

しかし、そうした集計は、南東部での損失を十分反映していない。その証拠に、ウクライナのゼレンスキー大統領は3月24日、NATO(北大西洋条約機構)の緊急首脳会議で次のとおり訴えた。

「みなさん(NATO諸国)は戦車を2万両以上持っています!ウクライナはその1%だけ、譲ってくださるか、売ってくださるようお願いしました。しかし、はっきりした答えをお聞きしていません」

ロシアが装甲戦闘車両を製造する能力は、西側から輸入した工作機械が稼働している間は健在だ。対照的に、ウクライナは「非軍事化」を目的とするロシアの攻撃により、ハリコフ(ハルキウ)などの軍需工場を破壊されている。喪失した装甲戦闘車両を補充するには、輸入するか鹵獲するしかない。

ウクライナが輸入し、訓練を受けなくてもただちに使用できる兵器は、旧ソ連製か、それをある程度改良したものに限られる。戦車ならポーランド、チェコ共和国、スロバキア、ハンガリー、ブルガリアのT-72、ポーランドのPT-91が該当する。ポーランドはBMP-1歩兵戦闘車を約1000両保有しており、装輪車に更新中である。ウクライナと同じ2S1グヴォズジーカ122ミリ自走榴弾砲は、ポーランド、クロアチア、ブルガリアが保有しており、砲弾を供与することもできる。

これらのNATO加盟国の装甲戦闘車両をウクライナへ陸送するためには、提供国の防衛力の補充や輸送路の防衛について、全加盟国の合意が必要となる。

今後3週間ほど、ウクライナ生存のカギを握るのは、泥濘地の乾燥スピードと戦車・火砲の補充との競争だという点を見逃してはならない。(静岡県立大学グローバル地域センター特任准教授・西恭之)
https://www.mag2.com/p/news/534321
米国はウクライナに東部防衛強化の為、追加370億円分の戦車供与を決めました。

泥にハマった戦車や装甲車を歩兵で叩くのは容易ですが、高速で疾走してくる戦車群を歩兵が叩くのは難しいです。
歩兵の足では戦車に追い付けません^^;

今までは防御に徹していたので、相手がやってくるのを撃退するだけでしたが、占領地を解放するには、広い地域を動き回る必要があります。

4月後半から、首都キーフ攻防戦に次ぐ東部ドンバス攻防戦が始まります。

米、ウクライナに追加370億円 東部防衛強化で戦車供与
2022年4月2日 19:54
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0218I0S2A400C2000000/
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