アシュラ（2012）

12年

監督：さとうけいいち

声の出演：野沢雅子

75分

漫画家・ジョージ秋山の最大の問題作をフルCGでアニメ映画化。
15世紀中期、日本史上最大の内戦・応仁の乱。その死者数、行方不明者はあまりにも膨大で、歴史のページには刻むことも出来なかった。
加えて相次ぐ自然災害による旱魃、飢饉で京都は荒野と化していた。
こんな時代に産み落とされたアシュラはケダモノのように牙を向き、人肉を食らい、サバイバルして生き延びていたが、ある優しい少女に出会い・・・。

第一話を掲載した少年マガジンが一部で有害図書指定されるなどの逸話を持つ作品。
僕は未読ですが、このアニメ版より相当キツかったそうな。。。
アニメでも描写は結構強烈。
さすがにカニバリズムの直接的なシーンは省かれていますが、雰囲気で十分グロさが伝わる。
でも、単にグロいだけの作品じゃなくて、これはしっかりとした道徳の作品。
何故アシュラのような存在が産まれてしまったのか・・・考えさせられます。
でも、正直ストーリー性は薄いかな。
野沢雅子の熱演は必聴モノでした。