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2022年03月30日22:39

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自宅で観た映画(ホテル・アルテミス、バーン・アフター・リーディング、オデッサ・ファイル)

3本レビュー行きます。

3/28(月)
「ホテル・アルテミス」Hotel Artemis(2018年)
主演 ジョディ・フォスター 
監督 ドリュー・ピアース 
アマゾンプライムで鑑賞。
日本では劇所未公開もあってか未見。
久々のジョディ・フォスターだなぁと思ったら、本作が5年ぶりの映画出演だった。
久々に拝見するジョディは、老けたなぁ…と思ったがこれは役柄もあるかもしれない。
その彼女が演じる主人公は看護師で、ホテルアルテミスで犯罪者を泊める闇ホテル兼病院で働いている。街では暴動が起こる中で色々と起こる話。
舞台設定は近未来SF。
3Dプリンターで臓器を作ってしまうという治療などで出て来る。
このホテルはジョディ・フォスターとデイヴ・バウティスタ演じる護衛係の2人しかいないが、よくそれで運営出来てるなぁと思ってしまう。
そこにジョディの過去に関わる人物が来た事で、事態が急変してしまう訳だが。
一応メジャー作品のようだが、内容や雰囲気が良い意味でB級映画の香りがする。
後半はアクションもあるが、もっと派手にやってくれても良かったような。
舞台設定が変わってるのもあって結構楽しめたのもある。
キャストの顔ぶれが色々と豪華で、見た事のある役者がよく出てるのも嬉しい。

3/29(火)
「バーン・アフター・リーディング」Burn After Reading(2008年)
主演 ジョージ・クルーニー  フランシス・マクドーマンド ブラッド・ピット 
監督 イーサン・コーエン ジョエル・コーエン 
GYAO!で鑑賞。
コーエン兄弟監督の作品は何本かは観ているが、この作品は未見だった。
CIAを解任された男が落としたCDを拾ったスポーツジムの従業員2人が、CIAの機密情報のデータだと確信して、それを餌に金を巻き上げようとするが…
といった話で、事の発端であるCD1枚から、様々な人物が関わって色々と展開する内容を、実にブラックユーモア満載で描くコメディである。
これは受けるか受けないかは人それぞれかもしれないが、
私には大受け(笑)
結構笑わしてもらいました。
なんだが、展開するにつれてブラックユーモアも洒落にならない展開で見せる。
だけど、何とも可笑しい。
特に中盤でブラピがまさか、ああなるとは…
この展開には驚いたが、実にバカバカしい事をいい年した大人たちが繰り広げる所が、
このコメディの面白さか?
まさに豪華スターの顔ぶれで、それぞれがキャラが立ってるからこの行動ぶりが見てて面白い。
特にブラピのチャラチャラしたバカキャラぶりは特徴的でもあった。

3/30(水)
「オデッサ・ファイル」The Odessa File(1974年)
主演 ジョン・ヴォイト 
監督 ロナルド・ニーム 
スカパーの録画で鑑賞。
昔からこの作品の事は知ってはいたがずっと未見であった。
ジョン・ヴォイト演じる記者は、自殺した老人の残した日記からナチスのSSが立ち上げて今もなお暗躍する秘密結社オデッサの存在を知る。
特に収容所で7万人も虐殺したロシュマン大尉を追い詰めるのだった。
名小説家フレデリック・フォーサイス(ジャッカルの日や戦争の犬たちなど)の原作による映画化で、内容はスパイサスペンス。
主人公は記者なんだが、その敵組織オデッサを壊滅させるために、アンチオデッサのような組織の元で、スパイとして訓練して敵の一員に成りすまし潜入捜査するという、
実に全編緊張感あふれる面白いスパイものだった。
民間人が成り行き的にスパイさせられる映画はあったが、本作は主人公が自ら進んでスパイとなり執念の如く追い詰める姿が実に面白い!
内容で見せるシリアスなスパイ映画ではあるが、オデッサの手先に何度も殺されそうになったり、殺し屋との対決など見せ場はあるが、全編淡々とした作風は緊迫感充分。
それにしても、何故ユダヤ人でもなく一般のドイツ人である主人公がここまでしてオデッサというよりは、その中でも最も残忍なロシュマンを暗殺するかのように追い詰めるのか?
この展開も一見強引に見えるようだが、ラストでアッと言わせる事実が分かるのが実に納得で凄かったね。
老けた別人に変装しての主人公を演じるジョン・ヴォイトの好演は勿論だが、
敵役のロシュマン大尉を演じるマクシミリアン・シェルの演技が一際素晴らしかった。
この方は私の大好きな戦争映画「戦争のはらわた」でのあの憎たらしい大尉役が印象的で、この本作もまさに憎まれ役が実に上手い。
ラストのヴォイトと対するシーンはここぞとばかりに発揮してて最高だった。
劇中でも良く描かれてるのだが、ナチスの秘密組織が様々な分野で暗躍してるのが怖かった。
監督のロナルド・ニームは「ポセイドンアドベンチャー」の監督である。
実に面白い傑作だった。
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