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2022年03月25日23:45

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おかんに自慢したいこと

一昨日、備前市に仕事があった
啓太が春休みで、すこしくすぶっているので、アルバイト代を出すからというとこで、同行させた。
お客さんのところでの打ち合わせを目の当たりにして、啓太も色々と感じることはあったのかな。

備前焼の大家の先生のところへも行った
その直前に、いつか一人暮らしするときには備前焼を持って行きたいと啓太が言った。
そうなれば、早い方がいいと思い、啓太に好きな作品を選ばせ、買った。
お茶碗だった。
なかなか見立てがよい。

僕も、一つ、とてもドラマチックな焼きのお皿があったので買おうかと思った。
しかし、すこし手持ちが足りないので、その度は見送った。

今日、再びその先生のところへ行った。
朝、啓太に、あのお皿があったらいいね、買ってくるんでしょと言われた。

僕は、買えたらいいなと期待をしていた。

しかし、行ってみると、そのお皿はすでに売れてしまっていた。
そもそも備前焼は同じものは二つとない。
しかし、そのお皿はいよいよ珍しい色と焼き味で、さてさてもう二度とお目にかかれないような作品だった。

しゃあない、あれだけ目を引く作品なのだからと涙を飲んだ。

帰って、啓太に、あのお皿買えた?と聞かれた。
すでに売れてしまっていたと答えた。

すると啓太はそそくさとその備前焼の先生の包みを持ってきた。
まさかと開いたら、そのお皿があった。

啓太はこれまで貯めた小遣いやアルバイト代にて、備前まで電車で行って、昨日買ってきてくれていた。

そのお皿も嬉しいのだが、僕を喜ばせようという気持ちが嬉しくて。
僕がどれだけ喜ぶか楽しみで、そわそわして電車で帰ったのかと思うと、その包み紙や手提げ袋までが愛おしくて、捨てられないように愛車のトランクにしまった。

おかんに自慢したいな。

おかんも、僕が洋服を買ったり、ご飯を食べに連れて行ったときにめちゃくちゃはしゃいでくれたけど、こんな気持ちだったのかな。
一度なんかテンション上がりすぎて、おかんが飼ってる猫をうちの猫に会わせるとかいうて連れてきて、挙句逃げられてしまって大騒ぎになったこともあったよな。
買った洋服も、町内旅行で着るからとか言って、いつも飾っていて、なかなか着ずに眺めてたよな。

でも、おかんには敵わないよ。
おかんはきっと、こんな喜んでる僕を見て、その姿をもっと喜んで見ていてくれているんやろ(笑)
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