３月もいよいよ終わりというと、
春競馬の本格始動の日ということですよね。
ここから６月１日の安田記念まで、毎週Ｇ�気�続きます。
第52回 高松宮記念 (Ｇ��)
中京競馬場 芝1,200m ４歳以上 国際 定量
スプリント戦というと、割とその専門家といえる馬が出て、
そうした名スプリンターが注目されることが多かったりします。
記憶に新しいのはご存知ロードカナロアですよね。
こういう馬がいると、人気が一点集中しやすいのですけど、
今年の高松宮記念は少し難解です。
それはスプリントＧ�気任蘯太咾里△襯好廛螢鵐拭爾�、
少し少ないかな〜という印象だからなんです。
スプリント重賞で実績のある馬はいるのですけど、
Ｇ�汽譽戰襪任禄蘢�戦という馬や、Ｇ�詰ゾ，亮太咾呂△襪里世韻鼻�
スプリントのレースは初体験という馬や…。
正直なところこういう馬が多いと、未知数の要素が多くなりすぎて、
この馬！ と絞るのが難しいように思います。
それは昨年の高松宮記念が、５着以内の馬のうち、
４歳馬は１頭しかおらず、あとは全部６歳だったからという理由も、
一つにはあると思います。これらの馬がまた今年も出走しているとしたら、
全部７歳馬ですから、７歳以上の馬の優勝は、ないわけではないのですけど、
過去１０年では１頭だけですしね…。
となると直近の高松宮記念で実績のある馬が、みんなややお年なんです。
そんな感じに太鼓判を押せる要素がどの馬も足りなくて…。
どの馬も力はあるのですけど、このレースでの絶対的信頼をおける
決め手に欠ける印象なんですよね。難しいです…。
正直に言いましょう。 予想はしてみますけど、
私が馬券を買う人だったとしたら、今回のレースは券を買いませんね。
今回の予想はそれくらいの信頼度だと思ってください。
4枠7番 レシステンシア
まずはこの馬なんでしょうかね。
昨年の５着以内の馬のうち、唯一の４歳馬だった馬。
それでいて、昨年の高松宮記念で５着以内に入った馬のうち、
唯一今年も出走したのが、この馬だけなんです。
だから何だというわけではありませんが、
実績としては元２歳女王。阪神ＪＦの優勝馬でしたね。
そして、昨年の成績はというと、高松宮記念２着。
スプリンターズＳ(中山Ｇ�機┝�1,200m)で２着。
なんと香港スプリント(香港Ｇ�機┝�1,200m)で２着。
一年間の間でスプリンタータイプの馬が目指すであろう
Ｇ�汽譟璽垢如△垢戮藤加紊箸い�実績だったんです。
ちなみに３歳時は三冠牝馬デアリングタクトと同期ですから、
桜花賞ではそのデアリングタクトの２着だったり、昨年の
高松宮記念は。香港スプリント優勝のダノンスマッシュの
２着だったりするわけです。
勝ち切れないといわれるその通りなのですけど、
今回はこうした強敵がいなくなりましたかね…？
と考えると、チャンスなのかもしれません。
父のダイワメジャーからは、高松宮記念の優勝馬
コパノリチャードが生まれていますし、
母系はデインヒル系で、かなりスピードに特化した配合です。
スプリントの血統だなと感じさせる部分もあり、
実績、血統ともに、ある程度信頼がおけるのが、
この馬なのかなという感じですね。
1枠1番 サリオス
レシステンシアと同じ年に２歳王者になった馬。
その年の朝日杯ＦＳ優勝馬です。
ということは、３歳の時には同期に三冠馬コントレイルが
いたわけですから、皐月賞、ダービーともにコントレイルの
２着になった馬でもあります。
この馬もそういう意味ではレシステンシアと似たような
ところがあるわけですが、とにかくここが未知数というのが、
スプリントレースは初挑戦なんです。
来週の大阪杯(阪神Ｇ�機┝�2,000m)に回るべきなのではと、
誰しもが思うところだろうなという印象です。
確かに昨年はその大阪杯に出走し、レイパパレから1.1秒
離されての5着という成績だったわけですけど、
マイルまでならなんとかわかりますが、さらに短いとなると、
これは未知の領域なんですよね。
父はハーツクライですから、母系次第ではスプリントもいけます。
ではその母はというと、独オークス馬のサロミナ。
血統としてはニジンスキー系ですので、スピードタイプの要素は、
ありますけど、サロミナのスプリントはどうだろう？ には、
少し疑問が残ります。
というのも一つ上の姉にサラキアがいますけど、
この馬の場合は、有馬記念でクロノジェネシスの2着だったり、
エ女王杯ではラッキーライラックの2着だったりと、
お姉さんもスプリント重賞の経験がありません。
つまりこの父母の組み合わせで、スプリントレースに出た馬が、
今のところいないんですよね。
さて、そんな未知数だらけの挑戦がどんな結果を生むのかですね。
8枠18番 グレナディアガーズ
サリオスの一つ下の元2歳王者。サリオスの翌年に
朝日杯ＦＳで優勝した馬です。
そしてまた、この馬もスプリント重賞は初挑戦です。
ただし血統のことを言えば、こちらの方が信頼度は高いかも。
まず先にこの馬の実績のことを考えていくと、
ＮＨＫマイルＣ(東京Ｇ�機┝�1,600m)で3着、
前走は阪神カップ(阪神Ｇ�供┝�1,200m)で優勝。
ある程度短距離に近い距離での実績はあります。
そして血統のことを言うと、父が英国最強、無敗のマイル王
フランケルだというところが、スプリントでもいけるのでは？ と、
少しは感じさせてくれる要素です。
そして母が米国最大のＧ�気任△襭贈辰砲�いて、
フィリーズ＆メアスプリントで優勝と準優勝と２年連続で、
好成績を残した実力馬、ウェイヴェルアヴェニュー。
その血統はファピアノ系ですので、確かに短距離での
スピード能力は高く評価できます。
外枠に入りすぎたことが気がかりですけど、
実績と血統を言えば、この馬の方がサリオスより上かな。
8枠17番 メイケイエール
ミッキーアイル産駒では今一番伸びしろを感じる馬ですね。
前走は高松宮記念と同じコースで争う
シルクロードＳ(中京Ｇ�供┝�1,200m)で優勝しており、
このコースの経験値が高いということも、期待できる要素です。
こちらはソダシと同期で、阪神ＪＦではソダシの４着でした。
そしてソダシに敗れるまでは、重賞２勝を含む３戦３勝の無敗で、
その当時、ソダシによる初の白毛馬によるＧ�祇�覇を阻む馬候補の、
筆頭に挙げた馬がこの馬でした。実績実力ともに、
確かなものがあるといえる馬でしたけど、
その後は少し低迷気味でした。路線をスプリントに絞ってから、
少しずつ頭角を現し始めたのかもしれません。
父はマイルCS優勝と、スプリントＧ�気任禄媾�ともに２着だった
短距離界のスター馬ミッキーアイルです。（ディープインパクト系）
そして母父がアイルランド版のフランケルともいえる存在、
６つのマイルＧ�気硲韻弔離好廛螢鵐硲猫気如■猫毅系⊂，魑鵑欧�
ロックオブジブラルタル。（デインヒル系）
この馬もグレナディアガーズ同様に外枠になりすぎたかもという
心配はあるのですけど、血統の面では信頼がおけそう。
5枠9番 ロータスランド
京都牝馬Ｓ(京都Ｇ�掘┝�1,400m)で優勝し、マイル以下の距離での
実績を示してくれたことで、どうしても目を引く存在になりました。
昨年は関屋記念(新潟Ｇ�掘┝�1,600m)で優勝しており、
確かに距離でいうと、このくらいの距離がちょうどいいのだと思います。
ただそれでも、この馬ですらスプリント重賞は初挑戦です。
本当に、今回は1,200mという距離をＧ�気能蕕瓩涜慮海垢襪箸い�
馬が多すぎるのです。だから難しい。
そしてもう一つ、マイルＣＳの16着のように、Ｇ�気砲覆襪�
大敗するレースも多くて、もしかするとライバルが強敵になると、
気後れしちゃうタイプなのかもという心配が少しあります。
父のポイントオブエントリーはＢＣターフ、芝の2,400mのレースで
２着だった馬ですし、その血統はロベルト系ですので、
ナリタブライアンなどの血統と同じ流れになるわけですね。
母父のスッキャトダディはフロリダダービー(米Ｇ�機┝�1,800m)の
優勝馬ですので、どちらかというと中距離系。
ただしその血統背景がヘネシー系にあたるので、確かにマイルの
能力も高いことは想定できるのですけど…。
それでもやはりこの距離については未知数な部分が多いです。
もう少し他にいないのかしら？ と考えていくと、
3枠5番 レイハリア キーンランドカップ(札幌Ｇ�掘┝�1,200m)で
優勝経験のある馬です。このキーンランドＣまでは6着以下に
落ちたことがないという安定感だったのですけど、
前走の京阪杯(阪神Ｇ�掘┝�1,200m)で16着の大敗。
使い減りしてしまうというタイプなのかなという弁護ができないと、
この大敗はかなり不安要素にあげられてしまう負け方でした。
休養を挟んだことで復調しているのかどうか。
そして前走阪急杯(阪神Ｇ�掘┝�1,200m)で優勝した馬が
7枠14番 ダイアトニック なのですが。この馬は今年7歳。
７歳馬の復活劇はあるのかな？ という期待感で人気も出るかも
しれませんけど、果たして…というところですね。
いやぁ〜 決め手に欠けるでしょ。
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