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2022年03月17日09:27

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『ボブという名の猫2 幸せのギフト』感想

〜ジェームズ・ボーウェンのノンフィクションを原作に、どん底の生活を送る青年が1匹の猫との出会いを通して再生していく姿を描いた「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」の続編。ホームレスのストリートミュージシャンからベストセラー作家に転身を果たしたジェームズと、彼の飼い猫の茶トラ猫ボブ。出版社のクリスマスパーティに出席した彼らは、その帰り道、路上演奏の違反で警察官に取り押さえられたホームレスの男性を助ける。ジェームズは自暴自棄になっているその男性に、路上で過ごした最後のクリスマスの話を語り出す。それはジェームズにとって、最も困難で苦しい選択を迫られた忘れられない日だった〜<映画.comさんより>

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当初はスクリーンでは観ない予定だったんです。
どうせ二番煎じだろう、配信で十分だろうと。
でも、メインの作品と時間が会ってしまったので(笑)、結局、観賞。
ところが、これ、悪くなかったんです。

まあ、以前からそうなんですが、どうしても、英国映画は、贔屓目に観てしまう私。
加えて、労働者階級の人たちが主役だったりすると、もう、それだけで、おまけ☆が追加されるみたいな。

まず、意外な、でも、納得できる始まり方が良かったし、そこから過去に遡っていく流れも自然で、つかみはOK(古っ)。

ジェームズが何度か頭を痛めるは部屋の電気代!
私の頃は、50pコインを直接入れることで電気が使えるシステムで、常に50pを常備しておかないと大変なことになりました。
さすがに、今は、プリペイド式になっているんだとこの映画で知りましたが、それでも、わざわざニュースエージェントに行ってチャージしてもらわなきゃいけないのか・・・それも面倒だな。

今回、ジェームズのそばにいてくれるのは、このニュースエージェントのインド系(多分)男性ムーディーと、慈善団体で働いている中国系(多分)女性ビー・チャン。
何かとジェームズとボブを気にかけてくれています。

ジェームズは相変わらずビッグイシューを販売していますが、ボブといるとよく売れるので、他の販売員から妬まれます。
収入源は、それプラス、ストリートミュージシャン。

ジェームズのまわりで日々、様々な事が起こります。
いきなり渡される外国紙幣→終盤での使われ方に爆笑
転倒した女性を助ける→やはり後で出てきました(でも贈り物にもうちょっと工夫が欲しかった)
ボブファンの初老女性の温かさ 
ずっと何かが描かれていた壁。それが何かわかった瞬間、ジェームズも観客も涙。

起承転結の’転’では、とにかく悪い事のオンパレード。不運が重なるジェームズ。
それでも、ジェームズはボブの’意思’を日々尊重し、お金が無くても、ボブの食事は忘れないし、部屋が寒くなっても、ボブを毛布にくるんで、なんとか病気にならないようにと、まさに大切なバディのようにボブを世話していました。
動物福祉局がなんと言おうと、愛は勝つのです。

※予告編
https://youtu.be/EowdeYgSwpo

前作の恋人役の子、好きだったのに、出てこなくて、ちょっと残念。
前作のジェームズは麻薬中毒で、そこからの抜け出し場面が、めちゃめちゃしんどそうで、見ているこちらも辛かったけど、今回は、そういうのはなくて、よかった。

エンディングは、幸福感に溢れていました。
そうなるだろうとはわかりつつも、観ているこちらにも、幸せのおすそ分けがきたかの如く。
ジェームズとボブに新しい仕事がオファーされたのは、良きゴール。
いや、本当、二番煎じとか思ってて、失礼しました。楽しめました。3.5☆

追加:でも、ボブは・・・亡くなってしまったんですよね。事故死だったとか。
悲しい、寂しい。可愛いハイタッチ、忘れないよ。愛をありがとう。安らかに。
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