たった一日の日帰り旅行だというのに
引き延ばして巻き込んで申し訳ないです
「奥会津水力館みお里」を後にして会津川口駅へとバスは進む
会津柳津町まで約一時間弱を只見線に乗車するという
いろいろと変化に富んだ企画で飽きさせない
今から11年前福島にとっては未曽有の災害に見舞われた年であった
3月には東北大震災・福島第一原発事故
そして7月に発生した新潟・福島豪雨災害で只見線は甚大な災害に見舞われた
会津川口ー会津大塩 只見川第5 ・ 第7橋梁が流失
会津坂本ー 会津柳津 路盤が流出し会津坂下ー小出(新潟) 普通
只見川より遥か上に設置されている橋梁が流失するという
かつてないほどの洪水が襲ったのである
急峻な山間部を通る只見線 沿線は過疎化が進む村や町
当然のように廃止論が飛び出す
何としてでも復旧をという地元はもちろん県や経済界の熱意が功を奏して
復旧が進められ11年目の今秋にやっと全線復旧の予定となった
今は会津川口駅ー会津若松駅まで
会津川口駅ホームは只見川沿い
吹雪の日はどんなことになるのか
想像もつかない
のんびり沿線を眺めていくか
乗車したら意外なことが!
「welcome to OKUAIZU 来たぜ! JR只見線」
ボードを持った女性と男性が沿線案内を始めた
只見川の風光明媚なところや橋梁を渡る区間を教えてくれる
また周辺の町の情報も
※現在は土日祝日のみとのこと
法被にもんぺ姿で只見線を盛り上げようとする熱意が伝わってくる
合間に奥会津の名物を積んだワゴンで販売も始めた
押しつけがましいことはなくさりげなく進んでいく
熱意にほだされ「きなこ飴」を買う
幻想的な川霧に包まれながら川船が進む夢幻峡はこのポイント
車窓からなので青みがかって映りますね
ここは美しい集落写真になっている早戸集落か
上から見下ろしてみたい
上から望んだ第一只見川橋梁が近づいてきた
ガイド案内がないと知らずに通り過ぎることだろう
途中くだんの彼女が近づいてきた
ちょっとお話してもよいですか?
どんなことかと思ったら
先ほど飴を買ったときに奥会津は初めてですかと聞かれたので
郵便局指導で何度もこちらには来ていたが只見線は初めてだと伝えていた
奥会津には簡易郵便局がたくさんあります
今はいいけど過疎が進んだらなくなることもあるのですか
高齢者はクルマでの移動がままならないのでどうしても郵便局が必要
何とか町の支援で維持しているけどこの先どうなるのかと心配していた
郵政民営化以降 郵便局が簡易郵便局に変更になっている現実がある
簡易局廃止もありうる話 耳に心地よい事ばかりは言えない
しかし町であったり受託者(請負い)がいるとか簡易局を続ける道はある
そのような話をした
若い人が本気になって町の将来を考えている
奥会津は本当にいい町だ
ところで何と! この奥会津から「21世紀枠」で只見高校がセンバツ高校野球に出場!!!
雪深い地で野球をすることの困難さ
他の地では想像できないでしょうね
土のグランドを求めて片道百数十キロの道を何時間もかけて移動して練習
多くの支えがないと到底できません
大会4日目(21日)の第3試合で大垣日大高校(岐阜)と対戦
只見高校とは縁もゆかりもないでしょうがちょこっと応援してくれると嬉しい
バス会社も喜んでいたそうな
バスを何十台も連ねて甲子園に行くのかとね
内部から声が上がったそうな
ダメだよ 年寄ばっかりだから せいぜいテレビで応援だあ
それでもしっかり 0泊3日コース・1泊3日コース・2泊3日コースの3コース募集
何ごとにも熱い会津っぽ かなりの数になるはず
ここで脱線
フォトクラブの仲間の娘さん 原発事故が発生した後男の子を連れて奥会津に避難
7月末に只見川の大洪水に見舞われ救助ヘリで救難された
大変な事態であったのに
男の子は同級生で救助ヘリに乗ったのはボクだけと自慢なのだそう
長々とお付き合いいただきましてありがとうございます
機会がありましたら是非只見線にご乗車願います
次は終点 会津若松 会津若松で〜す
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