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2022年03月13日18:10

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チャリダーへの道〜クリテリウムリベンジ篇

去る2/27に、明治神宮クリテリウムに参加した。
僕はオープン&ウォームアップの記録には残らない種目で、息子が小中学生タイムトライアル。毎年出場しているものである。
もともとは、地元の自転車教室で、子供たちの自転車上達のひとつの手段としてみんなで参加していたのだが、今や参加しているのはうちと、もうひと家族だけになってしまったが、それぞれ中2と中3。7,8年連続参加で、偉いと思うが、うちの長男は中3だから今年がいよいよラストイヤーになる。
ただ、毎年成績が不甲斐なく、本人もどうも勝負という感覚がないため、今年は直前に少しトレーニングをした。
自転車のダッシュトレーニングを練習するところって、あまりなく、公道は危ないので避けたい。そんで飛田給の味の素スタジアムにいったら、その外周がなかなかトレーニングに最適だった。車は進入できないし、イベントのない日など、人など全くいない。
周回はしないんだけど、600mくらいの道があり、そこを往復で1200m。タイムトライアルは1000mだから、往復練習すれば少し足が出る距離で、申し分ない。
だが、これが16時半に門を閉めてしまい追い出される。
そこで、近くの駐車場などでやっていたのだが、ここも警備員が自転車で追いかけてきて、追い出されてしまう。
自転車トレーニングって、難しいもんだなあ・・と歯がゆい思い。ロードレースなら、公道を長距離乗れば良いのかも知れないが、タイムトライアルなどのトラック競技のような短距離のトレーニングはなかなか。競輪場など貸してくれれば良いのだが。。

さて、本番当日である。
まず僕の参加競技だが、これはもともとは大学生諸君がウォーミングアップで参加するもので、僕ら一般も金払えば走っていいですよ、といったもの。すっかり自転車にハマった僕は去年から参加しているんだが、ウォームアップの大学生でさえ、かなりのスピードで、そこにどれだけ食い下がるか、が、50歳のおっさんに出来るせめてもの勝負だろう。
マスターズタイムトライアルなども考えたのだが、やはりきちんとトレーニングしていないために、そこに参加すれば赤っ恥かくだけだな、、と思ったので断念した。
今年は、このオープンレースも、仕事が多忙を極めていて走りこみなどができておらず、たったの7.5kmをちゃんと走れるか心配だった。なにせ事前に息子との簡単な1kmダッシュトレーニングくらいしかしていない。
しかし、実際にスタートしてみると、足が回る回る。先頭のバイクペーサーにくっついて常時先頭で走る。
明治大学の奴がひとり、僕と抜きつ抜かれる。明治君は途中途中、パフォーマンスを入れながらなので、余裕綽々なのだが、というよりはこの後の本番レースの緊張をほぐしているような感じだった。
あとは、マスターズで、数年前まで連覇していた表彰台の常連の人や、どこの大学かわからないが、パシュートのように3人で隊列を組んで走っている連中が先頭集団。ここらへんと抜きつ抜かれつだが、彼らは本当にウォームアップの馴らし走行。それでも、レースに参加しているような気分になれて気持ちよかった。
来年は、マスターズに参加して、真剣勝負の場でこれをやりたいなあ、、と思う。
どっかにチームに所属してみようかなあ・・

僕の出番はとっとと終わり、次は息子のタイムトライアルである。
息子の出番はラストだったが、スタート前の順番待ちをみていたら、顔が物凄く緊張していた。あいつもここまで緊張することあるんか、と思ったがそれにしても緊張しすぎ。
いよいよスタートし、例年になく順調なスタートダッシュが決まった。
今回は、やるぞ、という意志が感じられる。例年はなんというか、ぽやーっとしていて、小学生の低学年にも負けてるのに何もわかっていない様子であきれるばかりだったんだが、今年は割と早くにゴールした。
結果は3分16秒。もともとのポテンシャルは3分台だったのだが、ここ2年は、4分台5分台と、ふざけているとしか思えない記録。だが今年は、過去のベストタイムを30秒ほど更新し、少しやる気になればこのくらいにはなる、ということが本人にもわかったようだ。
優勝した子などは1分50秒台だし、他の子でも速い子は2分台前半だが、彼らはもう、来ているジャージーから自転車から、もういっちょまえのものを持っていて、恐らく親が自転車競技をやっていてその縁でチームに参加しているっぽい。
その中で、劣悪な自転車と、Gパンという思い切り普段着で、3分前半は、息子にしてみればまあまあだろう。
今年はビリではなく、全16人の参加で10番目くらいだったので、まあよしとしよう。
この日の夜は、本人もだいぶ達成感があったようで、晴れ晴れした顔をしていた。
「また参加したいなあ」などと自分から言っていたし、このての競技に参加して自信をつけた初めての経験じゃないか。
息子もそろそろ、目標を設定してそれに向けて努力し、結果をだすという経験が必要だなあ、と思っている。
今までは、「参加することに意義がある」てなもんで、随分甘くされていたが、それでは成長はしない。
仮に努力した結果が報われずに悔しい思いをしたとしても、それも大事な経験なのである。
ぽや〜っとしてて、自分で何でこんなことやっているのかもわからないのでは、何に対しても成長は望めないんだなあと思った。
そんな意味でも、ラストイヤーの今年のこの大会は、とても良かった。
そして、父は、来年より息子と関係なく、真剣勝負の場に入ってやろうと密かに野心を燃やしている。
50代の親父が、20代の若き学生を喰う。これが出来れば快感である。

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