〜スティーブン・スピルバーグ監督が、1961年にも映画化された名作ブロードウェイミュージカル「ウエスト・サイド物語」を再び映画化。1950年代のニューヨーク。マンハッタンのウエスト・サイドには、夢や成功を求めて世界中から多くの移民が集まっていた。社会の分断の中で差別や貧困に直面した若者たちは同胞の仲間と集団をつくり、各グループは対立しあう。特にポーランド系移民の「ジェッツ」とプエルトリコ系移民の「シャークス」は激しく敵対していた。そんな中、ジェッツの元リーダーであるトニーは、シャークスのリーダーの妹マリアと運命的な恋に落ちる。ふたりの禁断の愛は、多くの人々の運命を変えていく〜<映画.comさんより>
実は、もう1回観てから、感想を書こうと思っていたのですが、上映時間が今週末からは観賞には難しい時間になってしまったので、書いちゃいます。
あちこちで素晴らしいレビューが書かれているので、私は簡単に。
(ちなみに『ウエスト・サイド物語』は、リバイバルか、レンタルか、どこかで観たような、ほのかな記憶・・・
)
冒頭から大興奮。(終わってみれば、冒頭が一番感動したかも)
流れが気持ちいい、素晴らしい、お見事ぉおおお!!!!!
かっけぇ〜〜〜。すげ〜〜〜。たまら〜〜〜ん。
ある店の看板が落ちて、もともとのアイリッシュのお店の看板が出てくるとことか好き、好き。
今作は、オリジナルに比べて、設定があれこれ徹底されてましたよね。
今の時代に沿うように、アップデートされていたというか。
キャスティングもさることながら(オリジナル版にトランスジェンダーのキャストって、きっといなかったのよね?)舞台は、再開発中の地域というのもいい。
歌とダンスも最高だったんですが、ひとつ不満が。。。
これ
が、無かった
『ウエスト・サイド物語』といえば、これじゃないの?
衣装もわかりやすく区別されてて良かったですよね〜。
ちなみに、こちらはコスチュームデザイン担当の方のインスタグラム投稿。
ペチコートのスクリーンテスト画像。こだわりが伝わります。
塩倉庫の場面のライティングがとんでもなく良かった!
やはりというか、ポスターにも使われていました。
リタ・モレノのバレンティーナ、良かったですよね〜。
白人と結婚したプエルトリカン。亡き伴侶が経営していた店を守っている。
対立する2つのグループの間に彼女が入ることの重要性が明白。
そこにしか居場所がない若者たち・・・。
どうしても気になってしまったのが・・・トニー役のアンセル・エルゴート。
あの事件のことは忘れて、映画に没頭したかったんだけど、アンセル、でかいし、妙に童顔だし、そのアンバランスが、普通なら、魅力に見えるはずなのに、マリアが割と小柄だから(そうでもない?)どうにも「マリア大丈夫か?」って心配で心配で。。。
しかも、トニーは仮出所中っていう設定で、それって、もろ、実生活とかぶらないか?みたいな。
いや、アンセルは、刑務所には行ってませんが。
キャストで惚れてしまったのが、リフ役のマイク・ファイスト。
『Kes』のデビッド・ブラッドリーが青年だった頃に似てたかも。
調べてみたら、面白い事実を発見!
なんとマイク・ファイストは、ブロードウェイミュージカル『Dear Evan Hansen』でコナー役を演じてたんです。
そう、あの映画版も主役だったベン・プラットと一緒に!
動画(多分、隠し撮り)もありました。
マイク・ファイストの長髪、めっちゃいい!素敵ぃいい
https://youtu.be/TyEU08jUCG0
マイクは『Dear Evan Hansen』の映画化が決まった時に、役を打診されていたそうなのですが、断っていたという事を先日SNSで知りました。
いやあ、いろいろ、面白いなあ。すみません独り言です
※本作の予告編
https://youtu.be/QgxPtRinb0o
バーンスタインとソンドハイムの音楽の素晴らしさを再認識。
エンドクレジットに「FOR DAD」
前半はめちゃめちゃ良くて、満点に近かったんですが、後半がちょっと勢いが落ちたかな。
いや、でも、スピルバーグ監督の巨匠たる所以を再確認できたとうか。
本当、もう一回スクリーンで観たい。カメラワークやライティングに痺れたい。
オリジナルに比べて、キレイすぎる感はありましたが、私は、まずまず好きでした。4つ☆
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