デイサービスの河津桜

朝出勤したら、デイサービスに鉢植えの桜あありました。





U相談員さん：「河津桜、買ったったい。元気な人はドライブで見に行けるけど、行けない人もおるけんね。とくにTさんは、来年の桜は見れないやろうけん」

Tさんは認知症があって癌末期。
家では過ごせないんで、ヘルパーさんが送り出して、いちんちデイサービスのソファで寝ています。
ときどきスタッフがふざけて起こすと、へらっと笑ってみたり。
痛いんかなあ。
痛いときもあるよね。

でも、ここで猫みたいにくるまっている姿は幸せそうでもある。

デイサービスはメンバーがよくって「週に３日以上通ってるのがステイタス」的な？
みんなこぞって「もっと通いたい」と言います。

ボスが「ああ、ひとり入所したから売り上げが〜」って嘆いていたので、わたしも大見栄切りました。
「安心してください、次から次に入れてみせます！」って。

だって、こんな相談員さんがいるとことってちょっといいでしょ？
U相談員さんは別名「拉致の女王」。
わたしがちょろっと話して紹介すると、あっという間に拉致してきます。

セキソンで入院してたクライアントも系列店への入所が決まった。

ときどきていうか、かなりの確率で「生きていてつらい」的な愚痴も聞くけれど、ここで幸せそうなじーちゃんばーちゃん見てると、ああ、仕事しててよかったなあと思う。
もう、感染予防でデイサービスの中には遊びに行けないんですけどね。

そしてボスもPCR陰性でした。