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2022年03月10日09:34

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『GAGARINE ガガーリン』感想

〜フランス、パリ郊外に実在するガガーリン公営住宅を舞台に描いた青春映画。パリ東郊に位置する赤レンガの大規模公営住宅ガガーリン。宇宙飛行士ガガーリンに由来する名を持つこの団地で育った16歳のユーリは、自らも宇宙飛行士を夢見る一方で、かつて自分を置いていった母の帰りを待ち続けていた。ところがある日、老朽化と2024年パリ五輪のため、ガガーリン団地の取り壊し計画が持ち上がる。住人たちの退去が進む中、ユーリは母との大切な思い出が詰まった団地を守るため、親友フサームや思いを寄せるディアナとともに、取り壊しを阻止するべく立ち上がる〜<映画.comさんより>

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今作も当初は迷っていたんですが、巷の良き評判に促され観てみることに。

とにもかくにも、舞台となった団地がめちゃいい。
それを様々な角度から様々な手法で撮っていて、次第に、とてつもない宇宙の如くに見えてくるという。

老朽化で解体されることになってしまった巨大団地ガガーリン。
思い出を残しつつも次から次へと去っていく住人たち。
だがユーリは簡単に出て行くことができない。
母親が戻ってくるかもしれないし、その母親との思い出があるこの場所から去ることができない。
たとえ、たった一人になろうとも。

ユーリにはフサームとディアナが傍にいてくれた。
ディアナなロマの子で、ユーリとはモールス信号でやりとりをしたり。
だが、ある日、ディアナは住まいとしていたキャンプからの出て行くことを強いられ、別のキャンプへの移動を余儀なくされる。。。

人は・・・孤独になればなるほど、空想力が増してゆく?
宇宙飛行士を夢見るユーリの部屋は、次第に宇宙船の如く変わってゆく。
団地が宇宙。その中の宇宙船。
中で、野菜を育てたり、宇宙遊泳したり。
とりわけこのシーンは、大げさではなく、本当に目が飛び出るほど、ビックリしました!

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過去の記録映像も随所に投入。
音楽も良かった。

※予告編
https://youtu.be/V77KxfW24vU

ある評論家の方が「ユーリにどこか『海の上のピアニスト』の主人公を重ねてしまう」と書かれていたのに納得。
エンディング、ユーリはどうなったのか?
今作は、物語云々より、映像を堪能する作品だったなと。
独創性とアイディアの勝利。4つ☆
7 8

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