『スパイスカレー』
先日、レシピ本を買い、
スパイスカレーを作ってみました。
にんにく、しょうがと一緒に玉ねぎを炒め、
玉ねぎの色が飴色になったらトマトを加え、
トマトと玉ねぎが馴染んだら、
砕いたカシューナッツと牛乳と水を加え、
塩とスパイスと鶏肉も加えて煮込めば、
出来上がります。
本格的なスパイスカレーが、
こんなにも簡単に作れるという事が、
まずとても感動的でした。
そして、何より驚きだったのは、
味を決める調味料が、塩だけであるという、
このシンプルさです。
味付けが塩だけなので、
カレーを構成している要素の一つ一つが、
とても際立ってわかるのです。
トマトの酸味や、香辛料の風味などが、
どこから来て、どの様に調和しているのか、
という事がはっきり分かるので、
材料の一つ一つに、とても愛着を感じます。
市販のカレールーを使って作る、
馴染みのカレーも美味しいものですが、
何か、見えていなかったものが見えた、
という感動が、
スパイスカレーを作る際にはありました。
既製品として売られている、
カレーのルーというものがありますが、
その中身についてはあまり考えなくても、
具を煮込んだ中に投入すれば、
カレーというものが作られます。
それはとても便利な事ですが、実は、
味わい深い部分を素通りしてしまうという、
もったいなさを生んでいるのです。
それは、人との関係についても、
言えることかもしれません。
良く知っている間柄の人だと、
私たちは、なおざりにする事はないのです。
見える関係の中には、
平和を生み出すことをしやすいのです。
しかし、大きな組織の中では、
遠い人たちのことは、見えにくいのです。
そして、その価値を認めにくくなり、
誰かを簡単に、無価値なゴミのように、
扱ってしまうのです。
この世界の創り主である神様を中心として、
神様を信じる人たちが、共同体を作る、
という事が、世界中でなされています。
そこには様々な人たちが集まりますが、
神様を信じている、という事を共有しつつ、
スパイスカレーの素材の一つ一つのように、
互いの調和を大切に思い合う事ができます。
いつも聞いてくださり、
ありがとうございます。
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