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2022年01月24日22:48

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雪中行軍

今日の残りの予定は半島を横切って東側の伊東のホテルに行くだけ。
1時間もかからない行程だが、朝の予定とは大きく異なって本日のハイライトになってしまったげっそり

伊豆半島には背骨のような山脈がある。この山中には翌日予定していたゴルフ場があるのだが、数時間前に翌日は雪雪のためクローズするとの連絡があった。
あちゃ〜、なんのために来たやら…ひょっとして、かなり積もってる?
寒さのせいもあってエネルギーが湧いてこないので、急遽ホテルに連絡して1泊で帰ることにした。

伊東には亀石峠というところを通っていけばいい。一応前日に地図でチェックして、それほど高い峠ではないことや北側の熱海付近に別のやや低めの峠があることも調べていた。

相変わらず雪は激しいが、前日の予報では午後4時頃にはやむことになっていた…けど、もう午後3時50分だなぁ。ひょっとして大ハズレ?

雪の降りかたは激しいが積もっていないし、とりあえず予定通りに行ってみるダッシュ(走り出す様)
なんのことはない普通の山道で特に問題ない。と思っていたら、突然雪を屋根に満載した対向車がやって来た雪結晶 それもかなり大量でビックリexclamation ×2
いったいどこから来たんだ?って考えるまでもないか。

ほどなくして峠はチェーン必要との表示が出てくる。
スタッドレスを履いているので特に問題はないのだが、自分は雪道は大キライ!
30年以上前になるがスリップして怖い思いをしたことがある。正面衝突はギリギリ回避して車を擦っただけで済んだのだが、暗い幼児体験と同じでいつまでも忘れないものだ。

ちょっと車を停めてしばし作戦を練る。
熱海側の峠を通ってもいいが、低いとはいっても峠に変わりはない。海岸沿いを南下して伊豆半島を一周する方が積雪の心配は少ないが、100キロ以上あるなぁ…
悩むところだが、やっぱり初志貫徹で行こう!

安全運転で山道を走っているうちに、路面も含めて銀世界になってしまった。
フォト

最初のうちは前の車の轍もあったが、いつの間にか雪も深くなり、轍も消えてくる。
おまけに自分が遅いから列の先頭になってしまった。これは嫌だなぁ…皆に譲ってついでに轍を作ってもらおう!

というわけで脇にずれて停車すると、ランクルが停まってお兄さんが声をかけてきた。
「スタッドレス履いてます?」
「あ、履いているので大丈夫です。」
心配になって尋ねてくれたのね。ありがたいことだ。でも、こっちはビビっているだけなんだよあせあせ(飛び散る汗)

実際のところスタッドレスの効果は抜群で特に滑ったり不安定になることはない。トロトロしながらも快調に走っていたのだが、そのうち激しい雪の中で渋滞になってしまった。

何が起きているか全く分からないが、何分経っても1ミリも動かない。前の方ではドライバーが降りて先の偵察をしている。Uターン次項有する車もチラホラ
カミさんは早くも立ち往生で一晩過ごすことを心配し始める。
不安げな助手席をなだめながらちょっとずつ前進していると、元凶が見えてきた。
巨大なトレーラーが前に進めず立ち往生していたのだ。たぶんノーマルタイヤなのだろう。運転手は電話しているから、おそらく救助を待っていると思える。

みんなはそこでトレーラーの先に進むかどうかを思案しているようだ。これからどんな道が待っているかわからないから、そりゃぁ迷うよな。

そのうち2台ほどが果敢に山道に挑んでいった。雪道で日が暮れるのもイヤだし、え〜い、俺も行ってしまえぇ〜ダッシュ(走り出す様)というわけでスタッドレスを信じて走り出す。

それから10分ほどでなんとか亀石峠を越えることができた。でもまだまだ下りの雪道は続く。
幸い途中から一方通行の山道になったので、対向車の心配はない。
時折見える上り側の一方通行には立ち往生する車がチラホラ。
皆さん、自分には助ける余裕も能力もありませんが、どうかご無事で切り抜けてくださいexclamation
相変わらず雪道だが、そのうち轍がはっきり見えてきてようやく安心感が湧いてきた。
フォト

あたりが暗くなった頃には路上の積雪もほとんどなくなり、ほどなく伊東に到着ぴかぴか(新しい)
いやぁ、久しぶりに緊張したドライブだった。
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