山口への旅 (中)

土曜は山口市街、日曜は秋芳洞 & 秋吉台と巡りまして、月曜は津和野です。

この日記、「山口への旅」と題してますが、津和野は県境を越えた島根県側にあります。山間の城下町で、気品ある趣きが素敵でありました。なんたって、中央の通りの掘割には鯉が泳いでるっていうね。(画像1, 2) 他にはフォトジェニックな参道が印象的な、太皷谷稲成神社とか。(画像3)

そして私的にこの日のとっておきだったのが、安野光雅美術館。画家というか、絵本作家として有名でしょうか。国際アンデルセン賞も獲られてますよね。津和野の出身で、この町営の美術館では多数の原画を所蔵しています。

今は「繪本 三國志」を展示中。安藤さんといえば、ヨーロッパの影響というか憧れを多大に感じとれる画風という印象だったのですが、本作では中国を、しかも戦乱の世を題材にしているのが意外でした。2004 年から 4 年を掛けて完成させた大作だそうです。なお、安藤さんは昨年 12 月に 94 歳で亡くなられたため、これは追悼展でもあります。

以上のような感じで津和野はすっかり満喫できたのですが、列車の本数はかなり少ないので注意です。宿をとった湯田温泉からは山口線一本で行けて所要 55〜75 分というところですが、9:04, 9:32, 13:11 発というたった 3 つの選択肢に絞られます (週末だけ運行する要予約の観光列車 SL やまぐち号は除きます)。

時間帯でいえば 9 時台か 13 時台の 2 択。帰りも同様に 13:38, 17:27, 19:35 の 3 択で、3 本目はなんと最終列車です。うーん、もう少し選択肢があるといいのですが。せっかくこれだけ魅力はあるのに、気合い入れて時間管理しないと行って帰って来れないってのは、もったいない。やっぱレンタカー使えってことでしょうか。