11月1日、大井競馬場、第3レースで「スモモモモモモモモ」(1番)が勝った。牝3才で、初登場のとき、珍名で話題になったようだ。馬名は、過去に同名がないこと、仮名9文字以下の制約がある。
6番人気だったが、最後の追い込みでトップになった。したがって、実況放送では、アナウンサーの連呼になる。
泉悠介アナは、極めてなめらかに、噛むこともなく放送した。そのしゃべりに、多くの人からの賛辞が寄せられている。今朝の放送で紹介された。
実況放送は、FNNプライムオンラインにある。
https://www.fnn.jp
写真はその中のゴールの場面である。
早口言葉の研究をした身には、気になる話題である。わたしの集めた早口言葉には、似た例はなかった。音素の統計、連鎖の統計からは、調音点が前(口を閉じる)の/m,p,b /と母音/a,o/が多い。/mo/はその連鎖にあたるが、この例のような連鎖の繰り返しはみつからない。
語源は、「スモモも桃も桃のうち」である。カタカナの文字列を見て発音するのではなく、漢字交じりの文を見て発音すると、しゃべりやすいようだ!
早口言葉の要約は、私著「声のふしぎ百科」丸善の、91ページ“早口言葉はなぜ言いにくい”にある。
また、今年の8月21日に、youtubeのチャンネル「鈴木誠史」、に“早口言葉は何故いいにくい”を投稿した。
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