� 屐崔埒佑琉Α廚鯤發�」(樫原辰郎/白水社)
�◆崚景燭令亜�(井上靖/新潮文庫)
��「やくざ映画入門」(春日太一/小学館新書)
�ぁ嵜淦癲ヽ�倉北条氏」(野口実/戎光祥出版)
�，禄佝任気譴�2016年にすぐ購入したのだが、「痴人の愛」そのものを読んでなかったのでそのままになっていた。先月やっと読んだのでさっそく読み始めた。これがなかなか面白い。舞台になった場所を歩くだけかと思ったら、いろんな視点から「痴人の愛」や谷崎自身を考察している。谷崎は大いに映画との関わりがあった人で、「痴人の愛」の中にも映画に関するエピソードがいろいろ出てくる。著者の樫原辰郎は映画監督なので、そこを詳しく掘り下げており、当時の映画状況や、俳優、監督、映画館のことなどを、楽しみながら読むことができた。著者が谷崎を殆ど読んでいるらしいことや、古い映画を相当数観ていることが分り、一見ちゃらちゃらした軽い印象を受けるが、実は深い知識を持った人だったのかと改めて思う。ただし誤植が40箇所くらいあったのは残念。
�△榔撚莢修気譴�1980年以来だから、41年ぶりの再読。今回は、岐阜市歴史博物館で、鑑真展を観たのでもう一度読んでみたくなった。鑑真自身より、彼を渡日させることに頑張った若き僧たちが生き生きと描かれている。主人公は普照だが、再び日本に帰ることができずに病死した栄叡（美濃出身）、ちょっと性格に問題のある戒融、写経に明け暮れついにその経典とともに海に沈んだ老僧業行、僧をやめ唐の女と結婚した玄朗など魅力的。映画も再見したい。
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