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2021年11月01日22:52

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自宅で観た映画(デモリションマン、将軍たちの夜、ヒッチハイク)

3本レビュー行きます!

10/28(木)
「デモリションマン」Demolition Man(1993年)
主演 シルベスター・スタローン ウェズリー・スナイプス 
監督 マルコ・ブランビラ 
所有のブルーレイで鑑賞。
初見は公開当時に確か難波の劇場だったと思う。
スタローン主演では数少ないSF。
本作と「ジャッジ・ドレッド」しかSF作品が無い(脇ならデスレース2000年などあるが)
ライバルであるシュワルツェネッガーはSFのイメージが強いが、
スタローンにはどうもSFのイメージが出ない。
しかも敵役には、後に「エクスペンダブルズ3」でも組んだウェズリー・スナイプス!
そして2032年の未来、冷凍保存の刑にされていた凶悪犯スナイプスが何者かによって解凍されて大暴れ。
彼に対抗するために刑事スタローンしかいないと解凍されて、両者が対決する話。
2032年は今から11年後でそう遠くない未来。
初見の時は「そんなバカな未来が」と思ったが、今になって観ると「もしかしたら、ありえるかもしれない未来」に思えてくる。
電気自動車で自動運転になるのも、実際に10年後にそうなるらしいし、
リモートで会議してるのもそうなりかけてるし、あながちこの未来設定もバカに出来ない。
個人的に受けたのがヒロインのサンドラ・ブロックがスタローンに、
「私とセックスしない?」と単刀直入に言われて顔がほころぶスタローン(笑)
しかし、実際は触れ合う事も無いバーチャルセックス…(これもこの先あり得そうに思うから怖い)
表向きは犯罪0になった平和な社会に見えるが、実は下層階級の人々が地下に追いやられたりして、裏の実態は酷い社会である、
それでふと思い出したのは前日に鑑賞した「ロボコップ3」で、オムニ社が作ろうとした社会は明らかにこうだったはず。
90年代の公開当時より、2020年代の今の方が現実的にも思えてしまう。
SFが似合わなさそうに見えるスタローンだが、これが逆に今回の主役にはまり役で、
そんな管理化された社会に戸惑う堅物なスタローンの姿が妙に受ける(笑)
そして敵対するスナイプスの悪役がノリノリで、本人が楽しそうに演じてるのが見るからに分かるのが微笑ましい(平気で人を殺しまくる極悪人だが妙に明るい)
本作の見どころは、舞台が未来であろうと、スタローンvsスナイプスのガチの対決に尽きますね!
スナイプスの蹴りがカッコ良いのもまたイイ。

10/29(金)
「将軍たちの夜」The Night of the Generals(1967年)
主演 ピーター・オトゥール オマー・シャリフ 
監督 アナトール・リトヴァク 
作品自体は知ってはいたが未見。
アマゾンプライムで発見したんで鑑賞。
1942年、ドイツ占領下のワルシャワ。
売春婦が何か所も刺されて殺される猟奇殺人が発生。
目撃者はズボンに赤いラインが入った将軍の軍服姿だったと証言。
しかも被害者はドイツ軍のスパイだった事もあり、少佐が捜査に乗り出す。
容疑者は将軍である3人。
一応は戦争映画ではあるが、内容は推理サスペンスな内容で興味深かったが、
その犯人は誰か?という展開も、正直期待したほどではなかった。
内容よりも良かったのは、ワルシャワの市街地に大掛かりなセットを組んで再現した、
ドイツ軍による制圧シーンは、まさに圧巻!
内容よりもその辺りの再現度に魅力を感じた。
ただ、話がどうも面白味が無い。
キャストは豪華で、ピーター・オトゥールとオマー・シャリフの「アラビアのロレンス」に出た2人が共演。
また007ファンの私には面白かったのは、将軍の内の2人が、
ドナルド・プレザンス(007は二度死ぬ)とチャールズ・グレイ(007/ダイヤモンドは永遠に)でそれぞれブロフェルドを演じた2人が共演!
この2人、いつも一緒にいる事が多いので「歴代のブロフェルドが2人」と絵的に面白い(笑)
最近「ナイブズ・アウト」でも拝見したクリストファー・プラマーがロンメル元帥を演じてる。
しかし、今年亡くなられていたんだな…

11/1(月)
「ヒッチハイク」Autostop rosso sangue(1977年)
主演 フランコ・ネロ コリンヌ・クレリー 
監督 パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ 
スカパーの録画で鑑賞。
初見はテレビの木曜洋画劇場(テレビ東京の番組でこちらはテレビ大阪)で放送されたのを観たきり。
レイプシーンとラストシーンは強烈に残っているクライムサスペンス。
イタリア人夫婦がキャンピングカーでアメリカ横断の旅行中に、
ヒッチハイクの男を乗せると、銃で脅されて恐ろしいドライブになる話。
夫婦を演じるのが、夫役が「続・荒野の用心棒」のジャンゴことフランコ・ネロ(渋くてカッコいい)
嫁役が「007/ムーンレイカー」のボンドガールであったコリンヌ・クレリー(エロい映画によく主演してる人で、セクシーな美人さん)
フランコ・ネロは何と言うか、嫁を異常な方向で熟愛していて感じの悪い男。
仲良さそうでそうでもない険悪な夫婦が、200万ドルを強盗した男を乗せてしまってからが大変。
その男を演じるのが「鮮血の美学」や「真夜中の狂気」など殺人レイプ魔をやらすと憎たらしい程よく似合う鬼畜俳優デビッド・ヘス(クワイエットライオットのボーカルによく似てる)
「ヒッチャー」とかヒッチハイク物の怖い映画はよくあって、被害者が何とか加害者から撃退して助かるかと思いきや、
本作はイタリア映画なんで、実に常識を覆すドロドロした展開が面白い。
以前にレビューした「ラビッド・ドッグス」もそうだったけど、この時代のイタリアのサスペンス物は突拍子もない展開をする。
ラストは敢えて伏せますが、人間の欲望ほど怖いものは無いとつくづく思う。
内容は勿論ですが、見所はコリンヌ・クレリーのエロシーン。
冒頭から脱ぎまくってます♪スタイルが良くキレイであります。
夫のフランコ・ネロを縛り付けて、その目の前でコリンヌ・クレリーをレイプする鬼畜男デビッド・ヘスのネチネチした、いやらしさ…
ヘスさんはいつもこんな役が多いから、実の彼もそうではないかと思うほど。
また嫁がレイプされるのを見るフランコ・ネロの目の演技が凄かった。
怒りと悲しみや無力さなど人間の負の部分を目で表現する。
ホント、ネロさんは眼力の鋭い役者さんだと改めて思う。
音楽があのエンニオ・モリコーネで実に盛り上げてくれます。
人間はどこまで鬼畜になれるか?
そんな内容でラストまで見応えあって、実に面白かった!
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