ブロ友さんから水晶と石英の違いを質問いただいた次いでに、備忘録な教養的にまとめてみます。
いずれもオーディオでインシュレーターとして売られていますし、オークションで石英なのに、水晶として売られている例が枚挙に暇がないので調べたことがあります。
さらにガラスもあって、見た目だけで分かりにくいことも拍車をかけているようです。
鉱物に詳しいブロ友さんから全面的に訂正いただきましたので、引用します。
鉱物としては、水晶という物はありません。SiO2としてあるのは石英だけです。目に見えるような結晶質の石英を「水晶」と読んでいるだけです。瑪瑙、玉髄もかなり微細な結晶質で、石英の一種です。いろいろな水晶がありますが、それも全て石英の一種です。
ガラスは、珪酸(SiO2)を含む結晶質でない物質を指します。現在では、拡張されてアモルファス(非晶質)のものでガラス質のものを指すこともしばしばです。ガラスは、しばしばNa.K.Ca等の酸化物、炭酸塩を珪酸に加えて加熱溶融するとアモルファス状態(ガラス)になります。石英もアモルファス状態のものを作ることができて、石英ガラスと呼ばれます。そういう意味では、ガラスという言葉は、(不純物のあるなしにかかわらず)ケイ酸塩のアモルファス状態(非晶質)の物を指したり、状態を指す言葉として使われています。
引用サイトを見ましたが、はっきり言ってかなり疑問符が付きます。
鉱物の世界では、通例として使われていても用語としては、石英が大分類で水晶はその下の分類です。
因みに、水晶に対応する英語はCRYSTAL、石英はQUARTZです。
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