『旅ガチャ』
「旅ガチャ」というものがあると、
テレビで紹介されていました。
一定額を支払い、くじを引き、
書かれた行き先までの往復券を購入できる、
という、ある航空会社の、
新しいサービスがあるのだそうです。
行き先をどこにするかよりも、
とにかく旅という事をしたいというのなら、
このサービスは理にかなっていて、
とても面白そうです。
テレビでは、このサービスを利用して、
北海道の女満別空港へのチケットを購入し、
網走刑務所や屈斜路湖の観光をした、
という大阪の家族が紹介されていました。
北海道が近くない人達にとっては、
女満別という地名にさえ馴染みがなく、
この機会がなければ絶対に行かなかったし、
利用して良かった、という感想でした。
人間には意志や感情というものがあって、
自分のことを自分で決めることが出来ます。
しかし、自分一人で考えられることは、
実は狭い枠組みの中のことに過ぎず、
枠組みを超えた新しいことに触れるには、
全く無関係なきっかけが必要となる、
という事もあります。
しかし、新しいことに触れる為には、
危険を冒すことも、時にはあります。
なので、旅ガチャが成り立つためには、
それを提供している航空会社が、
信用できるという事が必要です。
ところで、人間の一生について、
しばしばそれが、旅に例えられます。
生きている中で、
未知の体験をたくさん積みたいものですが、
安全で楽しい生涯を送りたい、
という事も思います。
旅ガチャを提供する航空会社は、
利用者の信用を得たうえで、
思いもよらぬ旅を提供しています。
同じように、自分の人生について、
どこへ転んでも大丈夫だと保証してくれる、
導き手が存在するのなら、
それはとても心強い事です。
行き先不明の航路を辿るというのと、
未知なる到着地に向かう、というのでは、
意味合いがかなり違います。
どこへ向かうかわからないような、
先の見えない今を生きているとしても、
到着地が必ず用意されていて、
確実な航路だと知っているなら、気楽です。
そんな、旅ガチャのような人生を、
神様は保証してくださります。
いつも読んで下さり、
ありがとうございます。
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