久し振りに歌舞伎を見に行ってきた。玉三郎さん演じる「阿古屋」だ。少し?前に、名古屋でこれを演じるという話があり、母と「絶対見に行こうね」と行っていたものだ。だから母のお位牌を持って行ったよ
。
口上に続いて、舞台で使用した打掛がいくつか披露された。それぞれ絢爛豪華なものだが、最後に唐織りの衣裳が披露された。能衣装でみるあでやかなもの。それをお能の様に着付けると、あら不思議。面を付けない、ひた面なのに、あたかも孫次郎と言う、妖艶な女性の面をつけているかのようだった。恐るべし、芸の力。
この阿古屋が、女方最難役とされるのは、三つの楽器ー筝、」三味線、胡弓ーを弾きこなさくてはならないからだ。長らく、玉三郎しか演じられない役であったが、後輩の女方に伝授しているようだ。ストーリーはともかくこの3つの楽器を弾くことが演目の目的。歌いながら暗譜で弾くわけだ。大変
ほかに詮議役の一人が大げさ過ぎるくらいの人形振りなのがおもしろかったよ。あ、あらすじなどは ↓
http://enmokudb.kabuki.ne.jp/repertoire/2134
最後の舞踊は中村三兄弟が石橋(しゃっきょう)を踊る。鏡獅子や連獅子でお馴染みのふわふわした毛の、2mちかい長い尻尾の付いたカツラを振り回すヤツ。若い所為か、ブンブンと良く回す。これに洗練が付いてくると一流だろう。特に外国人にはうけるよね。
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