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2021年09月30日12:53

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2021年9月のまとめ

前に通っていた時に「秋口にもお願いする案件がありそうなので」とはなしだけは頂いていた案件が、緊急事態宣言で保留に。

別件で〆切までがタイトで間に合わないからと、第2週から通いで摂津まで。
某劇場の舞台のセットの仕事。
巨大な壁面(暖炉?マントルピース?)と、大理石風のデコレーションの仕上げ。

久しぶりに摂津工場を訪ねると、若手のイケメンの元営業部のK沢くんは退職していて寂しい限り。
F田さんとT上くんは、某所の某大ヒット漫画の原画展に展示する男女のキャラクターの等身大フィギュア制作中。スチロール製の原型制作から既に2ヶ月、表面をスチロールを侵食しない樹脂でコーティングする仕様。
T上くんは「プライベートなら石膏型を起こす」と言ってる。私もその方が早いと思うけど・・・

某舞台のセットは2週間程で終了。
緊急事態宣言が9月いっぱいで終了という線が濃厚になったという事で、ペンディングになっていた「本来の仕事」が再始動。
緊急事態宣言で、若干の規模縮小はあったものの「巨大な倒木」は当初の予定通り。

先の某劇場のセットも、この「巨大な倒木(イベント、アトラクション用)」も、どちらも東京で使われる。
東京のこの手の工房も利用されているけれど、工房の固定資産税や人件費等から東京や東京郊外で作るよりもコッチで作った方が安くつく事も少なくないらしい。

どちらにしろ、今回は特に私が参加する時点で作る本体の躯体は組み上がっているし、あらかたの削りは済んでいるので、本当に「応援」という立場のようだ。

あらかた躯体が削られているので、私にはブツに対しては何が出来るという訳ではないのだけれど、等身大フィギュア制作中のF田さんはやたらと「ああしてくれ、こうしてくれ」と指示を出してくる。
途中参加という立場だから「メインメンバーが既に削り出している形状を大幅にイジるのは気を遣うんだがなぁ・・・」と。

1週間、倒木を削った後、クライアントにチェックを受ける。
そのクライアントのチェック当日、私はワクチン接種でお休みを頂いていたのと土日が絡んでしまったので、明くる月曜日に出勤した時には驚いた。
F田さんと私と同じで助っ人のH谷さんが、倒木の根っこに蛸の足のようなクネクネ曲がった根を何本も足していたからだ。
F田さんは「根を反り返らせてほしい」と何度も私にも言ってきていたけれど、根そのものの本数が多すぎるし、反り返らせるには高さ制限内ではかなり無理がある事まあったし、なにより既に削られて出来上がっている形とは全くバランスが取れないのは明白たったのだ。

だから、月曜日に見た「手直し」にはバランスの悪さは明らかだったのも驚いた一因なのでした。
立体造形部の重鎮Tさんも、そのアンバランスさに違和感を禁じておられなかったけるど、そうなったからにはしようがない。
改めて反り返った枝との整合性を取る事と、反り返った枝を増やす方向で手直し。

なにしろ「倒木」は全長12メートルほどあるし、根っこの生えているいちばん拡がった末端(裾)は幅6メートル、高さ3メートルはあって、そこに数え切れない程の根がランダムの生えていて、根もさることながら、根と根の合間は全てどうにか処理しなければならない。
複雑に入り組んでいて、表面積は広いクセに複雑に入り組んでいて見落とし易い構造、加えて根っこが八方に広がっていて上部は脚立に乗って、最下部は這いつくばって見上げなければならない、やたらと表面処理に時間がかかる。

やっと出来がったのが一昨日。
分解してプラスティックを吹き付けて下処理の途中まで。
後は社員で片付けるということで、無事に「御役御免」となりました。

という事で、長月も本日で終了。

令和3年、2021年も残すところ1/4となってしまいました。


追記 工場長だった藤原さんは先頃退任。隣家の方の評判も良かったし、私にも良くして頂きました。
   最終日に、お世話になっていた既に退職されている方の名前を思い出した。「浦川さん」であった!
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