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2021年09月27日22:43

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自宅で観た映画(マッドストーン、アイズ ワイド シャット、ミスター・ソウルマン)

しばらく、自宅では映画鑑賞をしてなかったのですが、
久々の3本レビュー。

9/21(水)
「マッドストーン」Stone(1974年)
主演  ケン・ショーター ヒュー・キース=バーン 
監督 サンディー・ハーバット 
アマゾンプライムで鑑賞。
そのアマゾンプライム、どんな作品があるかと探してると時折こんな作品も出て来る。
初見は、テレビの月曜ロードショーで、その時の1回きりしか観てないが、
ラストだけは強烈に印象に残っていた。
それ以来なんで殆ど記憶に無かったが、ラストだけは記憶通りだった。
74年の作品だが、「マッドマックス」のヒットで81年に掘り起こされたように公開されて、
あの当時、CMで「マッドマックスみたいなアクション物」のような扱いだった。
しかし、内容は全く違う。
オーストラリア映画でバイクが出る所だけは共通するが。
暴走族の者が次々と殺害される事件を追い、ストーン刑事が暴走族に入って潜入捜査をする話。
内容的には1作目の「ワイルドスピード」や「ハートブルー」に近い。
ただ、大きな違いは主人公である刑事がその正体を明かした上で暴走族に入る前提が、
この手の潜入捜査物にしては珍しい。
アクション物と言っても、そんなに見せ場も多くなく、雰囲気的にはちょっとニューシネマぽい感じか。
暴走族殺しの犯人も捕まえて、めでたしと思ったらあのラストだし。
主人公も刑事の身分ながら、暴走族の連中の生き方に共感してしまうんだけどね(これは潜入捜査物でよくある)
ちなみに、暴走族の1人にマッドマックスシリーズで、トゥーカッターとイモータン・ジョーを演じたご存じヒュー・キース・バーン。
やはり暴走族の連中の中では一際存在感が光っていたのは流石である。
残念な事に、去年の12月に亡くなられています。

9/24(金)
「アイズ ワイド シャット」Eyes Wide Shut(1999年)
主演 トム・クルーズ ニコール・キッドマン 
監督 スタンリー・キューブリック 
言わずと知れた巨匠スタンリー・キューブリック監督の最後の遺作。
キューブリック作品は初期作品を除けば、代表的な作品は大体観てるし、
主演のトム・クルーズもよく観てるはずなんだが、
実は本作は今までずっと未見だった。
前々から、いつか観ようと思ってたけど何故か先延ばしだったんで、
この機会にアマゾンプライムで鑑賞。
医者であるトムと妻のニコール演じる夫婦は、パーティに行って帰宅した晩、
妻の性に対する告白に夫は困惑してしまい、2人に亀裂が入っててしまう。
夫は久々にあった学生時代の友人から、謎の集会の場所と入る時のパスワードを教えてもらい、夜中に仮面と仮装衣装で身を包んで、大きな屋敷での集会で信じられない光景を目にする。
18歳未満は鑑賞できない指定のアダルトな内容の作品だ。
観る前までは、エロい映画だということ以外は全く予備知識無しで観たのもあって、
この後どうなるか?展開が読めない内容に意外や意外にワクワクした。
本筋は倦怠期の夫婦の性生活に纏わるドラマだが、スリラーでもあった。
トムが出くわす謎の集会へ行くまでと行ってからの展開は、正直怖かった。
謎の集会は、新興宗教か秘密結社のような知ってはいけないような存在。
トムが知り合った女性が死ぬんだが、その組織が殺したかのように受け取られるが、
実際にどうなのか?確証もないまま終わるのもミステリアスで良い。
トムが必要な衣装と仮面を借りに貸衣装店に行くくだり、あれは結構笑わして貰った。
あそこの展開、タランティーノ作品ぽい感じもする。
キューブリック監督の惹きつけられる演出は流石である。
当時は夫婦だったトムとニコールの演技も、キューブリックの演出でより引き出されて、
これまた見応えのある演技だった。
2時間39分と長い上映時間の割には、長さを感じさせないのもまたいい。

9/27(月)
「ミスター・ソウルマン」Soul Man(1986年)
主演 C・トーマス・ハウエル 
監督 スティーヴ・マイナー 
日本では87年に公開されて、当時観に行こうか?と思ったが行けずで、ずっと未見だった。
前に「ヒッチャー」をレビューした時に、主演のC・トーマス・ハウエルを見て、
「そういえば彼の主演作でこれがあったなぁ」と急に思い出した。
今ではソフトも廃盤?で配信も無かったが、スカパーの撮りだめの中に本作があった!
なので、初めて鑑賞。
トーマス・ハウエル演じる金持ちの息子が、ハーバード大学に合格。
しかし学費を父親が使い果たし、どうしようか?と思った矢先、
黒人学生のみに貰える奨学金目当てに、日焼け薬で白人から黒人に成りすます話。
内容的に、今じゃ凄く叩かれそうな内容である(当時でも批判はあったが)
今じゃ、ポリコレまみれのハリウッドでは、こんな内容は出来そうもないけど。
でも、内容的には凄く笑えたし、軽快でテンポの良いコメディとしたら面白い。
しかし、この作品の根本的なテーマは人種間の考えや問題でもあって、きっちり描いてる。
白人である主人公が安易に黒人になるが、そこで身に染みる周りの偏見な目。
彼が好きになる黒人女性が、子持ちでとても裕福ではない家庭と、全く逆の立場。
そういう状況で、裕福な家庭で育った主人公が、反省し成長する物語としても良かったと思う。
監督のスティーヴ・マイナーは、最近でもレビューした「13日の金曜日」シリーズの2と3や「ガバリン」など、ホラー映画が得意な監督と思いきや、
意外とコメディもやれる監督。
以前にも語ったけど、ホラーが出来る人はコメディも出来ると思う(その逆も然り)
主人公が好きになるヒロインを演じてるのが、「コマンド―」のヒロインのシンディ役でご存じのレイ・ドーン・チョン(実際にトーマスと結婚したがすぐに離婚)
主人公が受ける法学部の教授役が、ダースベイダーの声でお馴染みのジェームズ・アール・ジョーンズ(どうしてもこの方の渋い声だけ聴くとベイダー卿かと思ってしまう)
レスリー・ニールセンも出てるけど、出番は少なく真面目な役だった。

次回も3本レビューします。
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