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2021年09月20日00:45

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読書日和 コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 2日目

読書日和 コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だったを読んで2日目。166ページまで読んだ。
前日とかわらず面白い。読んでいて、ぞっとして、そして自動化がすすんだ現代につながるであろう期待へのワクワク感で読み進めれる

このあたりでは、巻頭の方で説明されていた港湾労働のお話になる。ニューヨーク港湾の公安労働をする人々がどのような仕事をしていて、どのような考えになっているかを描いていく。

これが怖くてたまらない。
船の貨物積卸作業という構造上、腕っぷしがあるものが労働者として生き残れる世界があって、そこで生きるようになった人々は世襲で仕事について行く中で、排他的な世界が生まれてしまい
世界を維持するために、外の世界の変化を受け入れない

しかし低コスト化が求められる中で、船の貨物積卸が高コストであり、自動化できることが発見されたときに、
お金を払う側は自動化された方に仕事を出すことになるので、船の貨物にかかわる仕事をつづけるなら自動化される世界にかかわる仕事に変更していくことが求められてしまう

しかしそういった考え方がでてこずに「ストで目の前の荷物の物流を止めることで、顧客を恐れさせてかわらぬ世界であることを認めさせる」という方向に進もうとする。

人としては仕方がないが、本の読者の視点で俯瞰してみているととっても怖いのである。

ストは目先の維持であって、自分達の価値を下げてしまう一面もあるのか
コンテナによる自動化がどんどん進んでしまう。

年単位で交渉による結果がかわっていき、自動化を求める側にとっての世界にかわっていくのがとってもわかりやすい文章ですすんでいく。



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