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2021年09月16日17:35

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下総の国 市川探訪

東京都と千葉県の県境となっている

江戸川。

江戸川の東が千葉県の入口市川市です。



奈良時代律令制の頃「下総の国」の国府がここに置かれ、国分寺、国分尼寺も創建されました。


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市川国府台(こうのだい)のはずれの下総国分寺跡に、現在の真言宗国分寺が建っています。


ここから下って住宅地を歩くと、「市川市芳澤ガーデンギャラリー」があります。
市に寄贈された個人宅の庭園をギャラリーにしています。

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当日は休館でしたが、宮沢賢治の絵本展がはじまります。

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再び国府台に向かうと2つ目のギャラリー「市川市木内ギャラリー」があります。

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謎の入口

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ギャラリー入口

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裏から全景

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暖炉の上のアルプス風の絵は銭湯のペンキ画のよう…


木内ギャラリーは、明治大正の官僚・政治家の木内重四郎(1866〜1925)が晩年暮らした国府台の木内別邸洋館部分(1914年大正3年竣工)を再築して、2004年に市川市のギャラリーとして開館しました。

木内重四郎は、官僚として朝鮮行政や京都府知事を務め、岩崎弥太郎の次女と婚姻するなど政財界で活躍した。


隣には、謎の洋館も…

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国府台(こうのだい)は江戸川を見下ろす高台で、室町時代以降は国府台城も築かれ太田氏、千葉氏、里見氏、北条氏など歴代の武将の重要拠点でした。


江戸時代には、広重の「名所江戸百景」に市川国府台(鴻の台)が描かれています。


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歌川広重 「鴻の台とね川風景」


現在は、「里見公園」として整備され桜の名所となっています。

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公園内・標高30.1メートルの市川市最高地点!!

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眼下の江戸川の先にはスカイツリー


公園の中に、明治大正の大詩人北原白秋の居宅(紫烟草舎)が移築されています。

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また公園の近くには、


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式正織部流茶道(古田織部)の鄙びすぎて倒壊しそうな茶室が…


国府台を下ると、万葉集にも詠われた「手児奈伝説」の道を通って市川駅へ、



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駅近くにこんな洋館もあります。

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市川駅直結タワーマンションの45階が無料の展望台になっています。


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江戸川と樹木が茂る国府台

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東京湾に流れる江戸川

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日の陰りに浮かぶスカイツリー

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古代から続く市川散策の一日でした。




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