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2021年09月11日22:55

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ニューミレニアムを思い返しつつ20世紀の『日本映画』

『日本映画』と言ってもマイナー感が拭い去れないのは事実。
でも、20世紀を生きてきた糞だから、ミレニアム現代人には響かないかもしれない。
…残念なのは、今の人にはリアリティとして共感できない事実がたくさん在るという現実。
この映画は21世紀の人々に理解できるのだろうか?

映像自体の著作権を考えて、観られなくなる事を念頭に『ふるさと;監督 神山征二』…この監督”秩父事件”も『草の乱』として描いているので注目度は本来高い。
この映画『ふるさと』は、現実の起きていた出来事をフィクション化している。
残念な事に『ダムによる環境負荷』は群馬の”八ッ場ダム”等、意識が低いのが21世紀。


この映画も…『太陽を盗んだ男;監督 長谷川和彦』…ナンセンスなのだけど、”青春の殺人者”と二本しか監督をしていない面白監督。
…アナーキーズムとかアナーキストって21世紀には死語だなぁ…と、感じる。

ここからは、黒沢か市川崑で…まずは黒沢。

この映画、友人から教わってのチェックだったのだけれど、観てハマった。
”天国と地獄”や”椿三十郎”の系統も観て損は無いのだけど、この作品は凄いと思う。…羅生門に近いかも…多様な人間像を描く中で、障害者についても客観的に人間像としてとらえている様に観れるから凄い。…個人的極論として得たものは『人間万事思い込みで生きている』って事。

ただし、『思い込み』には『背景』が付きまとう。
なので、市川崑。
この人の作品の中ではこれしかないと個人的に考える。

こちらはセルフリメイク版。

市川崑の”東京五輪”や”細雪””木枯し紋次郎”も見応え充分なのだけど、横溝正史の原作を読んでからでも面白いのがこの作品。
この作品ほど”戦後日本の混沌混乱状況”を描いた原作と映画は無いと思う。
横溝正史曰く”因習があっても好いじゃないか(金田一耕助の冒険)”を意識すると、”因習=相続問題・ジェンダー問題・戦後責任意識…等” 意識に置くと何回でも見て面白い。
…この類で洋画だと”テス(名家、日本的には家系問題・ジェンダー問題に牴触)”が面白い。特に原作。…岩波文庫で有ったはずなんだけど…。
そのくらい、楽しめる。
映画音楽のメインテーマとかも楽しめる要素の一つなので、要チェック。

てな訳で今月の一曲は?…PVが山海塾とか”前衛舞踏(土方巽系)”とリンゼイケンプ的モダンダンス系なので…


っていいながら、最新?


我慢できない…ハッピィハロウィ〜ん!


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