メガネだけでなく、携帯も財布も、
気に入ったらとことんそればかり肌身離さず持つ私。
スマホに変える寸前まで持っていた携帯は
あちこち剥げて、角は欠けて、所々セロテープで止めてました。
見かねた若い衆が「せんせ、今どきホームレスでももっとましなの持ってますよ」
と、あきれてました。
財布も、12〜3年前に買ったもので、
大正時代の子供の晴れ着で作った1品もの。
その柄が可愛くて、黄ばんでくすんであちこちほつれていても手放せない。
で、修理に出したこのメガネ。
25年以上前に買ったものだから、さすがに度数が合わなくなって
あちこち持って行ったけど、受け付けてくれません。
買ったお店オリジナルのフレームだったらしく、レンズが合わないそうな。
でも、ようやく、やってみましょうというお店屋さんを見つけて
壊れても構わない、といって、預けてきました。
難病の子をお医者さんに預けるような気持ちです。
メッキ剥げ剥げのフレームでも、デザインがおしゃれで、
どこを探しても似たようなものが無い自慢の眼鏡です。
またこの子と一緒に本が読めるのか、と思うと嬉しくて嬉しくて。
万年筆は35年ものだし、私の周りの小間物はみんな長い歴史を背負って生きています
ログインしてコメントを確認・投稿する