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2021年09月01日21:31

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自宅で観た映画( ゴースト/血のシャワー、サランドラ、グッドナイト・マミー)

今回もホラー映画3本レビュー。

8/27(金)
「ゴースト/血のシャワー」Death Ship(1980年)
主演 ジョージ・ケネディ リチャード・クレンナ 
監督 アルヴィン・ラーコフ 
所有のブルーレイで鑑賞。
初見は80年公開当時に、堺東の劇場(名前忘れた)へ父親と弟との3人で鑑賞。
「ドクター・モリスの島/フィッシュマン」との2本立て上映だった。
私的には、この本作の方が断然インパクトあったし、正直に言うと…
トラウマ映画だった!
当時は中学生で、この映画を観てからしばらくは舞台である幽霊船を彷徨ってたり、
死体だらけの網の中で放り込まれたりと、何度か夢に出て来たほど。
内容は、豪華客船が謎の巨大な船に激突されて沈没。
生き残った9人がボートで漂流してると、その謎の船に遭遇。
助けを求めて乗り込むと誰もいない。そして1人ずつ不気味な現象で死んでいく。
実はナチスの拷問船である幽霊船を舞台にしたオカルトホラーといった感じだ。
この作品が良いのは、実際に船を海の真ん中で浮かべて、そこで撮影してる点。
これはセットではなく、実物大の船なんで臨場感が凄い。
それと、この何とも言えない不気味なな雰囲気と、不条理さを醸し出す演出が好きである。
9人が幽霊船に乗り込むと、いきなりサブリミナル効果的に後に起こる描写が挿入される点は効果的だし、
そのシーンとシーンを繋ぐ展開が、ありえないような不条理なつなぎ方をしてる点。
あるシーンでは、主人公らがナチスの映像が映し出されて、その場から出たいと逃げたら、突如死体だらけの網の中に落ちるのが、初見ではかなりショッキングだった。
邦題になってる「血のシャワー」はメインではなく、一人の女性が殺される1シーンである。
この血のシャワーは裸体が血まみれで、それで狂い死にするという嫌な死に方である。
主演のジョージ・ケネディは、いろんな映画でよく見る名脇役である。
エアポートシリーズや「暴力脱獄」や「サンダーボルト」や「復活の日」など数多い。
その彼が悪霊に憑りつかれて狂ってしまう役。その辺は「シャイニング」に近い。
そして、リチャード・クレンナは、ご存じ「ランボー」シリーズのトラウトマン大佐役で知られる方だ。
B級映画だが、ベテランの役者2人を主演にしてる点は、ドラマ的にも引きしまって良い。
これは、何度も観てるがこの作品が醸し出す雰囲気が凄く好きな1本だ。

8/30(月)
「サランドラ」The Hills Have Eyes(1977年)
主演 スーザン・レイニア ロバート・ヒューストン 
監督 ウェス・クレイブン 
アマゾンプライムで鑑賞。
77年の作品だが日本公開は84年とかなり遅れて公開。
初見はその84年に、難波の千日前スバル座で鑑賞。
公開当時はホラー映画としては鳴り物入り的に宣伝した感じだったが、
その初見の時はつまらなくはないけど、期待してたものより下だった印象だった。
だから、再見するのはかなり久しぶり。
内容は、7人の家族がドライブ中に事故で何もない土地に立ち往生。
しかし、そこは核実験場で、その影響で奇形の殺人鬼と化した一家が襲ってくる話。
後にリメイクでアレクサンドル・アジャ監督のよる「ヒルズ・ハブ・アイズ」がある。
話の内容は殆ど同じだが、このオリジナルよりリメイクの方が断然に面白い。
今回も改めて本作観て思ったんだが、設定やキャラの素材は悪くないんだが、それが生かしてなかったのが大きな原因かと思う。
演出に関したら、ウェス・クレイブンよりアレクサンドル・アジャの方がパワフルで見せる力がある。
ウェス・クレイブン監督は「エルム街の悪夢」や「スクリーム」などホラー映画専門の監督で、面白い傑作もあるんだがこの本作はどうも乗り切れてない感じがする。
ただ。この監督の特徴である主人公らが敵を倒すために、巧妙な罠を仕掛けて倒すシーンはデビュー作から恒例で、本作も勿論ある。
主人公一家の1人でディー・ウォレスが出てる。「E.T.」や「クジョー」や「ハウリング」などこの手のジャンル映画にはよく出てる方だ。
ちなみに、殺人鬼一家の1人でポスターに出てる禿頭のマイケル・ベリーマンは、
どうしてもモトリークルーのミュージックビデオを思い出してしまう(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=-i6xO2K9AE0

8/31(火)
「グッドナイト・マミー」Ich seh, ich seh(2014年)
主演 スザンネ・ヴェスト エリアス・シュワルツ ルーカス・シュワルツ 
監督 ベロニカ・フランツ セベリン・フィアラ 
「未体験ゾーンの映画たち」で劇場公開されてるが未見。
予告編で気になって前から観ようと思っていて、アマゾンプライムで鑑賞。
オーストリア映画である。
森や湖に囲まれた別荘に住む双子の兄弟の少年2人。
そこへ包帯で顔を隠された母親が帰って来て、兄弟は「実の母親ではない」とその正体を暴こうとするが…
この作品はラストのオチで見せる内容である。
これを書いたら未見の人もいるから伏せるけど…
映画始まって数分でオチが容易に分かる!
そのオチも「またまた、それかぁ…」
そんな映画をあんまり観た事ない人には面白いかもしれない。
私個人的には、そんなオチにせずに母親の正体は化け物だったとかの方がまだ面白かった。
ヨーロッパの映画はたまに見ると本作のように、展開がだるいのがあるけど、本作もその感じだ。
どんな映画かを例えるなら、M・ナイト・シャマラン監督の作品に近い。
まだ、シャマラン作品は、そのオチが良かろうが悪かろうが、そこまで持って行く見せ方が、まだ見れるからいい。
結局、シャマランと言うのが、大きなオチのヒントになってしまったか…(分かる人にはすぐ分かる)

8月のホラー映画特集は終わり。
9月からはホラー映画以外のジャンルの作品をレビューしていきます。
(たまにホラー映画もレビューしますが)

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