これもリクエストしていた、アコリバの新製品というか、前々からの音響パネルの貴陽石処理などからの改良品のRWL-3 absolute 調音パネルの効果はどうかというものです。
公式サイトには
広大なサウンドステージに明瞭で立体的な実在感溢れる音像が定位する「見える音」を実現するRWL-3がトルマリンの40倍以上のマイナスイオン発生量を誇る貴陽石を内部発泡材に含浸させて最終進化しました。
従来からのトルマリン含浸シルク表面材や緻密な解析による凹凸構造による拡散効果による左右音場のセパレーション、三次元的な奥行や高さ表現の拡大、明瞭で立体感な実在感に溢れた音像定位などはそのままに更に滑らかで瑞々しい生を彷彿とさせる音色や質感を実現しましたとあります。
https://acousticrevive.jp/portfolio-item/acoustic_conditioner/
試聴室にはすでに旧製品の同社音響パネルがスピーカーの背後と横壁に取り付けられています。
本当は何もない状態がいいのですが、壁に固定されていて取り外せないので仕方ありません。
このままで。センター1枚、スピーカー左右に1枚づつの計3枚、左右だけの2枚の3パターンを試しました。
効果は明らかで、試した後に全部運び出すと、音場は真ん中にこじんまりとまとまってしまい、サウンドステージが狭くなりました。
設置方面に音が引っ張られて、その方向に音場の実在感が増すことは愛用のアスカ社のHiBiKi(韻)でも経験していますが、恐るべしルームチューンです。
正直、サーロジックの音響パネルを試したときの耳を澄ませば効果の比ではなく、こんな悪レポートを見つけましたが、開発室兼事務室が実質構造が物置のような石膏ボードの掘っ立て小屋でしたので、そうでしょう(笑)。
https://acousticrevive.jp/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=840&forum=8
日本音響の丸棒を林立させたものは、たしかにその先に無限空間があるような錯覚効果がありますが、アコースティックリバイブ石黒社長によると、位相がめちゃくちゃになってしまうそうです。
自家用車で行ったこともあって、早速これを借りてきて拙音楽室で試しています。
ちょっと気に入らないところがあって、改良できるかアコリバに問い合わせしています。
効果は確実ですね。うちのような環境、ソナス・ファベール/アマティ・トラディションの背後に別のホーンスピーカーがあって、後ろのスピーカーの端子をショートしていない環境では、アマティを鳴らしたときには後ろのスピーカーも共鳴して音が出てしまいます。
クライナのタワーはそれを軽減する効果がありましたが、アコリバは後ろのスピーカー前に壁を作って蓋をしてしまう効果もあるのでしょう。
音の明瞭さは確実に増しました。
ルームチューンはとても大切ですね。部屋の写真を見ただけで、どれだけ鳴らす環境まで意を払っておられるか、セッティングも含めて聴かなくてもかなりわかりますね。
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