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2021年08月27日10:05

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7月の読書日記

 猛暑が落ち着いたと思ったら、大雨。Amazoにノアの箱舟を注文しようかと思ったよ。息子とぼんやりテレビを」見ていたら、二人の携帯から避難勧告の通知を報せる着信音が。すごい大きな音でビックリ。その後は、げっそり猛残暑
 ハガキを出そうと思ったら赤いポストがない。ではなくてなんと、グランパス仕様になっていたよ。そのお写真。通勤の途中にあるパン屋さんのねこクッキー。箱もクッキーもかわいいのでぱちり。最後の写真は、御贔屓のパンダグッズの作家さんから購入した麻のバッグ。これに、膝掛け・本・飲物とオヤツを入れて、安住の地を求めて移動する予定。
 さて、図書館の本は
◯暗約領域 新宿鮫XI(光文社)大沢在昌著:何と8年ぶりの新宿鮫。思いの外頼れる上司だった桃井を失い、恋人とも別れた鮫島が、因縁ある相手と対決。マイクル・コナリーのボッシュシリーズやローレンス・ブロックのマッシュ・スカダーシリーズでもそうだが、書き手の技量の為、そこそこはおもしろいが、以前程の熱量がないことも事実である。そろそろ劇的引退を考えてもよいのではないだろうか。などと余計なことを考えてしまった。
◯道連れ彦輔 居直り道中 (毎日新聞社)逢坂 剛著:頼まれて素性も分からぬ美少女の姫さまの道連れ(付き添い)で中山道を行く彦輔たち。思いがけず手練れで健脚な美少女と口煩い付添いのお女中、道中襲いくる刺客、と言う道具立の割にはハラハラドキドキ感が薄い。ということで、わたしの好みではない。百舌シリーズの作家だから、もっとドキドキをつくれると思うのだけど。
◯ジャンヌ Jeanne, the Bystander (祥伝社) 河合莞爾著:人口が5000万人まで減少した2060年代、ロボットの存在は珍しいものではなくなっていた。ある日、警視庁の刑事・相崎按人は、政府主導で開発された家事用人間型ロボットが主人を殺害し、風呂場でその死体を洗っている現場に派遣される。“ジャンヌ”と名付けられたそのロボットにも、人間に危害を加えることを禁じる「自律行動ロボット三原則」が組み込まれ、絶対に人を殺せないはずだった。バグが疑われたが、科捜研での検査では異常なし。急遽、製造元のJE社への護送を命じられた相崎は、道中、謎の武装集団の襲撃に遭う。くりかえされる襲撃からジャンヌの力を借りて相崎は脱出。なぜロボットが人間を殺したのか?なぜ襲われるのか?ドラえもん型ロボットではこの緊迫感は望めないだろうなぁ。
◯雪が降る (講談社文庫) 藤原 伊織著:「テロリストのパラソル」がおもしろかったので、この主人公を題材にした短編や「手のひらの闇」の原作の短編など6編を収録したこの本を借りて見た。ちょっとロマンティックすぎるものもあるが、哀切な結末が美しい。
 購入した本、今月はあまり読めなかった
●わらべうた(童子)時代小説傑作選(PHP文芸文庫)宮部みゆき 西條奈加 諸田玲子 澤田瞳子 梶よう子 中島要著: 江戸の子供たちのさまざまなエピソード。時代を越えた子どもの世界もあり。江戸だからこその世界もある。書き手がみんな手だれ。
●柳生七星剣(祥伝社文庫)長谷川卓著:居合の名手・槇十四郎に将軍家光の弟・忠長暗殺阻止の密命が下った。父の仇を追い求め、修行の旅を続けていた十四郎は、伯父にして幕閣の土井利勝に強さを見込まれ、政争に巻き込まれる。敵は将軍家剣術指南役・柳生家が秘かに飼う“七星剣”。七ツ家シリーズなどの著者で無くなった長谷川卓さんの2003年に刊行されたもの。
●刑事の慟哭 (双葉文庫)下村敦史:捜査本部の方針に反して捜査をして犯人を挙げたことがあり厄介者扱いされていた新宿署の刑事・田丸は、OLの絞殺体捜査の主軸からはずされてしまう。閑職に回されていた田丸は帰宅途中に歌舞伎町の人気ホストの刺殺体を偶然発見し、OL殺しとの思わぬ共通点を発見する。そのことを捜査会議で提案するが一蹴され、相棒の神無木と密かに捜査を行うことになる。

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