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2021年08月17日13:29

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「山月庵茶会記」読みましたー宗旦ムクゲ

     三冊の「文庫本」      今日の「宗旦槿ムクゲ」

昨夜 やっと本「山月庵茶会記」を読み終えた

この本を知ったきっかけは たまたま ネットで<茶道ブログ>を
見ていたら そこで紹介されていた本の題名だった

   本の入手方法は・・・

この住宅区にあった大きな書店は昨年二月に撤退し 今のコロナ禍
では那覇の本屋に出かけるのもままならないので 物のついでにと
息子に依頼して アマゾンで購入し送って貰ったもの

しかも 思い切って三冊もあせあせ

   *「山月庵茶会記」   葉室麟
   *「孤篷のひと」    葉室麟
   *「千利休 101の謎」 川口素生

そもそも 私はこれまで 時代小説など買って読んだことが無く 
 いつも新聞広告の大きな見出しを眺めて楽しんでいただけの人

困ったexclamation困ったexclamation
 
   字が読めないのでメガネの上に 更に衝撃<拡大メガネ>
   読めない漢字が多いが気にせず衝撃<スルー&スルー>
   人物の相関図がスグニ頭に入って来ず衝撃<ウムウムの連発>

まっ そんなこんなの読破?ではありましたが 武士を捨て茶人と
なった靭負ユキエが 16年前に亡くなった妻の真相を探るべく 郷里
の藩に帰り 茶室を舞台に真相を暴いていくミステリー小説

結末は 

    大方 <幸いなる>幕切れに・・・ 

文中には 表千家流の宗旦の話が出て来たり 茶花を生ける心構え
や茶掛けの趣向の描かれ 只々 なるほど〜!と感銘するばかり

茶道の同門を志す者にとっては 

   願っても無い射手座座右の時代小説かと

ところで 
文庫本の表紙には「宗旦槿ムクゲ」の花の絵がある

夏の山月庵で 主人公の亡くなった妻と多少の縁があった僧が お
もむろに 唐金鶴首に一本の「宗旦槿」を活ける場面が出て来る

その花が

   茶室の床に やや斜めに向かっているのは・・・

<手向けの枝>と言って 供養の時 仏や仏画に対して花を向ける
生け方だと書いてあり 初めて知った日本人の供養の心得
 
   やはり 本はぴかぴか(新しい)読む為にあるんですネ

私の庭でも 今クローバー「宗旦槿ムクゲ」が咲いています

七月下旬から姿を見せた 今年二度目の<底紅ソコベニ>の蕾 たち 
今こうして 毎日一、二輪と秋めいた空に花開くのを眺めては 

つくづく  
「山月庵茶会記」との出会いに揺れるハート感謝です


                  メモ宗旦槿:別名「底紅」
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