mixiユーザー(id:8290003)

2021年08月13日12:31

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NOSの音 その1

以下はオーバーサンプリングとか、類推補完、スムージング技術こそよいと思っていた自分の常識と音体験をことごとく覆した、そういうことを一切避けるノンオーバーサンプリング(NOS)が音質がいい理由です。

すべてSOULNOTEの公式FBからです。
開発者の加藤さんは、技術者とは思えない饒舌さで、FBに550投稿を超えています。
したがって、該当部分を探すのが大変です(笑)。

【NOSとの遭遇】
ES9038PROの様々な設定を試している時に、突然今までと全然違う素晴らしい音になりました。バランスはともかく、鮮度抜群の吹っ切れた音です。素晴らしい録音のアナログレコードをE-1で聴く時の音に近い。
しかし、あまりの音の変わり様に不安がよぎり、念のために出力波形を確認しました。そして驚きました。波形が見事に階段状なのです。これはデジタルフィルタがかかって無いな?って直ぐにわかりました。インパルス応答を見るとプリエコーもポストエコーも無い美しいインパルスです。なんか設定をミスったみたい。つか。

ES9038PROってマルチ DACだっけ??

ES9038PROは外部のFIRオーバーサンプリングデジタルフィルタを使うことができますが、その場合は内部に用意された7種類の8倍オーバーサンプリングFIRフィルタはバイパスされます。だから、その場合は・・まあこうなることは理解できます。でも、まるでマルチDACのNOS波形じゃん・・・

一部の自作マニアな方々が昔のマルチDACでNOS(ノンオーバーサンプリング)をやられてるのは知ってましたが、私自身ちゃんと聴いたこと無かったですし、オーバーサンプリングデジタルフィルターは絶対に必要な技術だと考えてました。デジタルオーディオの進化はデジタルフィルタの進化でもあると信じていましたし。現代の最先端DACなら尚更・・・

もしも、音を聴く前に波形を見ていたら、すぐに戻して音を聴くことは無かったと思います。でも、偶然ですが波形を見る前に音を聴いてしまったのです。NOSの音、すげぇ。
しかし、この時ばかりは音を優先することはできませんでした。D-1はまだ開発初期段階でしたからね。すぐに普通のオーバーサンプリングmodeに戻して、デジタル回路系の最適化、アナログ回路や電源回路のチューニングなどなど、持てるノウハウを総動員してSOULNOTEの次世代DACとして満足できる音に仕上げました。

D-1はES9038PROを左右2基積んだ無帰還DACとして発売直後から好調な売り上げを記録し、価格破壊モデルと言われました。他メーカーさんは勿論、自社の過去製品も含め、どんなDACにも負ける気はしませんでしたが、私は少しだけ引っかかっていました。
あの時の音が忘れられない。。

そこで、試してみることにしました。量産された最終形D-1でもう一度、あの美しいインパルス応答波形を聴いて見ようと・・・
続きます。
↓初めて見るNOSのインパルス波形
フォト


SOULNOTE FB 2019/01/05日記から引用
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