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2021年07月29日11:15

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『オリ・マキの人生で最も幸せな日』感想

〜タイトル戦を前に恋に落ちてしまったボクサーの実話をもとに描き、2016年・第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で作品賞を受賞したフィンランド発の恋愛映画。1962年夏、パン屋の息子でボクサーのオリ・マキは、世界タイトル戦でアメリカ人チャンピオンと戦うチャンスを得る。準備はすべて整い、あとは減量して集中して試合に臨むだけというタイミングで、オリはライヤに恋をしてしまう。フィンランド国中がオリに期待し、周囲が勝手に盛り上がる中、オリは自分なりの幸せをつかむためにある行動に出る。60年代の空気を再現するため、全編モノクロ16ミリフィルムで撮影された〜<映画.comさんより>

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原題は『Hymyileva mies』で「微笑む男」という意味だそうです。

ずっと気になっていたこの作品、ようやくアマプラで観れました。
ボクサーが主人公らしいっていうことだけは知ってましたが・・・さてさて、どんな物語?

ボクサー映画に付き物の張りつめ感&ストイック感はあまりなく、ほんわかモード。
要減量!っていうのが、試合直前まで根底にあるので、そこはずっと気になるところ。

タイトルマッチのため、田舎町からヘルシンキに出向き、マネージャーのエリス宅に泊めてもらいながら、トレーニングに励むことになるオリ。なんと、オリが夢中になってしまっているライヤも一緒も来ている。
1人の予定が2人となったので、急遽子供部屋があてがわれ、2人は二段ベッドに寝ることに。
体は触れあっていないけど、上下が点で繋がっていて・・・味わい、ありました。

この作品、クスッと笑える&微笑ましきエピソード多し。

コップを使っての虫取り、自転車2人乗り、凧あげ、サウナで減量しようとしたら自分より気合が入っている人が先に入ってて・・・(倒れてしまう)。
遊園地(?)で、石のようなものを投げて、板に当て、その板の上に座っていた女性を水に落とすっていう、なんとも信じられないアトラクションにはビックリ。
ただ、これ、2回出てきて・・・2回目には、切なさを感じる場面に。
(見世物となっている女性の生の姿にオリは自分自身を重ねていたのかも)

オリは、スポンサーやら、パーティやら、ドキュメンタリー映画の撮影やら、あちこち顔を出さなきゃいけなくて、多忙。
ライヤは突然田舎に帰り・・・彼女を追ってオリも帰ってしまいます。
試合は間近なのに!
そしてドキドキの計量。なんと下着をとって、なんとかパス!ホッ。
で、肝心の試合なんですが・・・結構、あっさり終わってしまいます(^-^;

この映画について調べていたら、素敵な情報をゲットバッド(下向き矢印)
※川べりをオリ・マキとライヤが手を繋いで歩くラストシーンですれ違う老夫婦は、本物のオリ・マキとライヤだったそうですぴかぴか(新しい) 
http://cinejour2019ikoufilm.seesaa.net/article/473077146.html

※予告編
https://youtu.be/I_pfNYImmAQ

観ているうちはわからなかったんですが、マネージャーを演じていたのは『ボーダー 二つの世界』のボーレ役のエーロ・ミロノフ。いやあ〜、わからなかった。

なんとも言えない、ほっこりした余韻が残った作品でした。
好み、好み、もろ好み。映画館で観たかったよぉ〜。4つ☆
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