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2021年07月25日08:24

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「ハクメイとミコチ」の冬瓜と鯖の揚げ浸し

今回の漫画飯は、樫木祐人作・KADOKAWA発行で体長9センチのこびとや小動物たちの日常生活を描く作品「ハクメイとミコチ」。その5巻に登場する冬瓜と鯖の揚げ浸しを作ります。

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以下、漫画の画像は同作品から引用。
ちなみに英国では「Hakumei&Mikochi」のタイトルで英語版が販売されています。


大工の組合の会長が夫人を怒らせてしまい、家に帰れず事務所で寝泊まり。
そのうちに組合のメンバーも集まってきて、皆で「会長が夫人に許してもらうにはどうすればいいか」という議論になるのですが・・・実際には夫人はたいして怒っておらず、それどころか会長がきちんとしたものを食べているのか心配。
そんな夫人が作って、事務所に持っていったのが今回の料理です。
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冬瓜と鯖・・・まさに夏が旬の食材ですな。

作中にレシピはないので、作り方は描写から推測します。
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これらのシーンから推測できるのは
・材料は鯖と冬瓜
・ミコチ(黒髪の女の子)が持っている瓶は、片方は醤油っぽいが、もう一本は酒?味醂?作り置きのだし汁?・・・白だしということにしておこう。
・「酒が欲しくなる」ということは、味は濃いめと思われる。

さて、作りましょう。
下ごしらえ。
まずは冬瓜の種を取って皮をむいて、一口大に切ります。
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鯖も骨を取れるだけ取って、一口大に切ります。
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今回はゴマサバを使いました。

さて、浸すための汁。
白だしと水を1・3で混ぜたところに醤油を少々加えます。
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今回使った白だしは「国産鰹節、利尻産昆布、鰹節と昆布のエキスを使用し化学調味料無添加」というお高いやつ。それにうちの漫画飯で定番の「100%国産の有機大豆の(以下略)」の醤油です。

さあ、冬瓜と鯖を油で揚げましょう。
揚げる油も贅沢。オレイン酸が豊富なベニバナ油とハイグレードなキャノーラ油を使用した、ヘルシーな高級油です。

まずは冬瓜から。
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表面が少し焦げてきたかな?というところまで揚げます。
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そして軽く油を切ったらすぐに先述の汁に浸けます。
冬瓜を揚げ終えたら、今度は鯖。
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こちらも中まで火が通ったらOK。
なお、揚げるときの油はあまり高温にならないようにしましょう。
高温だと鯖の身や皮が丸まってしまいます。

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まだ熱いうちに汁へ。
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約3時間後。
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油で揚げて水分の抜けた冬瓜や鯖に、汁が浸み込んでいます。

完成。
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これ、美味しい。
しっかりと汁を吸った冬瓜の美味しいこと。「おでんや鍋物、煮物などの味のしみた大根」が好きな人なら、間違いなく喜ぶ味。鯖も臭みは全くなく、香ばしさと汁の風味が見事に調和。

ただ、作品のと比べると、あちらは表面にとろみ感があるのですよね。
片栗粉か薄力粉をまぶしてから油で揚げているのかしら?
ちょっと気になります。

あと余談。
先日、友人が「非常に切れ味のよい包丁を手に入れた」ってんで、その切れ味を披露してくれたのですが、本当に見事な切れ味でした。それを見た別の友人がつられて同じ包丁を購入するレベル。

その包丁なら冬瓜もズバッと切れるだろうなぁ、なんて思ったり。
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これが再現できるかも(笑)
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