【映画】『スーパーノヴァ』

20年来のパートナーであるピアニストのサム(コリン・ファースさま)と、ある病を抱えている作家のタスカー(スタンリー・トゥッチさま)。彼らは愛犬とキャンピングカーに乗り込んで、湖水地方を旅する。良き友人や家族にも恵まれ、ちょっとした会話や出来事にも幸せを感じてきたことを旅先で振り返る二人。ところが、タスカーの一言がきっかけとなり、ずっと続くと思っていたこの状況に終わりが近づいていることに彼らは気づく。

決して悪い映画では無いと思いますが、自分的には脚本も演出もツメが甘いと申しますか、可能性を色々提示してどうなるのか？が最終的に結論は出ない話だと思いますが、それでも結果を出して欲しかったと言うのが正直なところ。そして、スタンリー・トゥッチさまもコリン・ファースさまもゲイ役は散々こなしてきた役者さんですが、そもそもこの映画がゲイカップルである必然性はあったのかなぁ？と大きな疑問符が付いて廻り、別に女性同士の話でも、熟年の子供の居ない夫婦の話でも十分に成立する話であることを考えると、娯楽映画として観ても、ゲイ映画として観ても『シャイニーシュリンプス　愉快で愛しい仲間たち』の方が数百倍魅力的であるし、必然性もあったなぁと言うのが本音でして95分と言う尺が異常に長く感じられたのは自分だけでしょうか？



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