『クローブヒッチ・キラー』感想

〜「荒野にて」「ゲティ家の身代金」で注目を集めた若手俳優チャーリー・プラマー主演のサスペンススリラー。信仰を重んじる小さな町で貧しくも幸せな家庭に暮らす16歳の少年タイラー。ある日、タイラーはボーイスカウトの団長も務め、町でも信頼の厚い父親ドンの小屋に忍び込み、猟奇的なポルノや不穏なポラロイド写真を見つけてしまう。不審に思ったタイラーが調査を進めていく中で、父親が10年前に起きた未解決事件「巻き結び（クローブヒッチ）連続殺人事件」の犯人ではないかとの疑念を深めていく。タイラーは同じく事件を追う少女カッシに協力を求め、真相を究明しようとするが……〜＜映画.comさんより＞



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

チャーリー・プラマーくん目当てで観賞。
起承転結の「起承」は、クローブヒッチ連続殺人事件で犠牲になった人への今も行われている追悼や、タイラーの家族の日常を淡々と描く。
五股をかけていると噂されているカッシとの交流。カッシのお母さんも、その事件の犠牲者の1人だった。
そして「転」からいきなり時間軸が変化。物語が反転。一気に面白くなる。

まさか、まさか、父親が・・・？
人々の信仰心が強く、結びつきもあり、統制がとれている町ほど、こういう事件って、もしかして、起こりやすいのか・・・。

チャーリーくん、あまり顔の筋肉を動かすことなく、表情を変えるのよね。
成長してゆくとどうなるのか？これからも気になる俳優さん。

脚本のクリストファー・フォードは『スパイダーマン　ホームカミング』も書かれたお方でした。

※予告編
https://youtu.be/XLMHt_D4iS4?list=TLGGL0mJu1XDdh4xMTA3MjAyMQ

悪くはなかったけど、いろいろ消化不良。
車椅子の叔父さん、絡みもっとあってもよくない？
襲われた女性はタイラーの姿を見てなかったの？誰も通報しなかったの？
父親の名誉のためずっと隠し続けるって・・・。そんなの背負って生きていけるの？
タイトルにもなっているロープの様々な結び方（よくボースカウトで習うやつ）を、もう少し活かせなかったか？
まずまずだったけど、スクリーンでなくても良かったかも。3.5☆