mixiユーザー(id:1471688)

2021年07月10日15:52

87 view

【美術】「三菱創業150年 三菱の至宝展」

皆様、お今日は。三菱一号館美術館にて9月12日迄開催の驚愕の大展覧会「三菱創業150年 三菱の至宝展」のブロガー向け内覧会に当選して行って参りました。その感想です。


三菱を創業し、4代にわたり社長をつとめた岩崎彌太郎、彌之助、久彌、小彌太は文化財に多大な関心を抱き、その収集品は現在、それぞれ静嘉堂と東洋文庫に収蔵されています。
彼らは当時の学者や芸術家とも交流し、その収集の態度は社会に貢献する広い視野をもったものでした。
本展では、初代岩崎彌太郎から小彌太に至る、芸術文化の研究・発展を通じた社会貢献の歴史をたどりつつ、静嘉堂、東洋文庫の所蔵する国宝12点、重要文化財31点を含む美術工芸品、古典籍などに三菱経済研究所の所蔵作品をあわせて貴重な作品群100点余りを展観します。
また、本展は静嘉堂と東洋文庫の所蔵品が一堂に会する貴重な機会となります。


三井、三菱と一括りにしていつも呼んでいますが、大きな成り立ちは創業家が4代続けて財閥解体迄持ちこたえた三菱と、創業家は経営とは縁を切り、大番頭と言われる「総帥」を軸に廻してきた三井。あくまでも個人の好みですが三菱のコレクションよりも伊達に300年続いてきた訳ではない三井家のコレクションの方が自分の肌に合うものが多いのですが、それでもこれだけ纏めて見せられると壮観であります。三菱一号館美術館が創設されてから二回目の「名品展」になるのですが、今回のコレクションで最も堪能したものは、中国の陶磁器でして、良くもまあ、これだけの優品を集めたものだと4代目の小彌太さまの鑑識眼には頭が下がります。細川家の永青文庫は16代当主細川護立のコレクションですし、住友家の泉屋博古館は住友家第15代当主住友吉左衞門が中心になって集めたコレクション。今回明らかに似ているなぁと思ったのは東急産みの親である五島慶太の「五島美術館」と「大東急記念文庫」がセットになっているのが岩崎家のコレクションを手本にしたのかなぁと思ったりもしたのでした。

静嘉堂文庫美術館が誇る「曜変天目茶碗 稲葉天目」だけは接写禁止でガードが異常に堅かったですが、前回、ブロガー内覧会で開催されていた「コンスタンブル展」の時よりは伸び伸びと撮る事が出来ました。



https://mimt.jp/kokuhou12/
1 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年07月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031