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2021年07月06日15:13

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【美術】「イサム・ノグチ 発見の道」展

皆様、お今晩は。東京都美術館にて8月29日迄開催されている「イサム・ノグチ 発見の道」展を観て参りました。その感想です。


日本人を父に、米国人を母に生まれたイサム・ノグチ(1904-1988)は、東西の間でアイデンティティの葛藤に苦しみながら、独自の彫刻哲学を打ち立てた20世紀を代表するアーティストです。20代で彫刻家コンスタンティン・ブランクーシと出会い、そのヴィジョンに決定的な影響を受けたノグチは、自然と通底する抽象のフォルムが生み出す世界を、生涯を掛けて追い求めました。ノグチは戦争によって、両親の祖国が互いに敵国になるという痛恨事を経験しており、平和への強い願いを込めた作品も残しています。本展では、類例なきつくり手による「発見の道」を辿りながら、ノグチの日本文化への深い洞察や、その今日的な意味を明らかにし、彼の彫刻芸術の核心に触れる機会にしたいと考えています。


この展覧会を観たのは、第三回緊急事態宣言によって東京都内の美術館・博物館が軒並み閉館に追い込まれて、それが解除になったときですから6月3日の事になります。何でこんなにも感想をアップするのが遅れたかと申しますと、会期の終わりが近いものを優先して感想を書くことにしておりまして、会期の終わりが8月29日と来月の末と言う事と、もう一つは地下一階、地上一階の全作品に関しては「写真撮影可能」だった事が挙げられます。


捻くれた性格の為、写真撮影禁止であった方が、「どれだけ画像を集められるか?」と言う闘争心に火がついて、気が付いたら20枚〜30枚もの作品の画像を集めていた等はザラにありまして、殊に有難いのはアメリカの大型美術館での開催の時ですと、著作権が切れているものに関してはダウンロードし放題なので大いに助かります。

話が思いきり横道に逸れてしまいましたが、前置きが長くなったのは。「この展覧会を観る迄は、イサム・ノグチの作品に興味も関心も無かった」と言うケンもホロロな一言で済んでしまうのですが、あらま不思議!この展覧会に関しては「展示方法が素晴らしく(・∀・)イイ!! 」と言う事で、作品一つ一つに関しては相変わらずですが、展示力で魅せ切ってしまった一昔前の「パナソニック汐留ミュージアム」の神展示を彷彿とさせるものがありました。

最後の展示室だけは写真撮影不可でしたが、逆にこれだけ見せられてしまうと写真も撮る気力が失せてしまうので、静かな空間で石と向き合うと言う事で、塩梅としては丁度良かったのではないでしょうか?



https://isamunoguchi.exhibit.jp/
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