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2021年06月19日23:31

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6/19(土)UEFA EURO2020企画(2)五輪開催について。北欧フィンランドの歴史 男子・サッカー UEFAEURO2020 6月16日(水)第2節フィンランド 対 ロシア戦のレポート

 6月19日(土)
昨18日、東京多摩地区では、昼時薄い雲の合間から陽が差し込んだ。最高気温は26度、湿度は60%台となった。本日19日午前11時、未明から続く小雨によって、視界がかすんでいる。気温は摂し21度、湿度は70%台を記録した。来週は、梅雨らしく、雨の日が多くなると予想されている。

 東京オリンピック開幕まで40日を切っている段階で、新型ウィルスの感染再拡大が懸念されている。政府分科会の尾身茂会長は、オリンピックとパラリンピックについて無観客開催が望ましいとの見解を述べた。夏ごろにはインドで確認された変異型が、現在日本国内で主流とされているイギリス型を上回ると推定されている。感染力に関すると、イギリス株は従来株よりも1,5倍、インド株は従来株よりも2倍強いといわれている。東京都では6月18日に、新規感染者数が前週を上回り、453人確認された。対照的に大阪府の方は、前週を下回り新規陽性者は79人である。日本全国の新規感染者数は18時30分時点で1623人と発表された。感染による死亡者は48人、厚生労働省によると、重症患者数は前日より12人増となる775人と明らかにされた。最新6月19日18時30分付けで、日本全国の感染者数は1520人、感染による死亡者28人、重症患者は前日35人減となる740人と発表された。変異を繰り返すウィルスにより、先が読みにくい展開になった。オリンピックの組織委員会は、有観客での開催に向けて準備を進めている。感染対策が取りにくい、場外での人の流れを抑えるべく、小池都知事は代々木公園と井の頭公園に設けたパブリックビューイングを中止する決断を下した。政府分科会のメンバーは、競技場の観客に対して、試合前後の飲食店に立ち寄る、または観光施設に行く等の寄り道を控え、直行直帰を呼びかけていく考えを示した。

 6月18日の感染者数について NHKサイト https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210618/k10013091811000.html

 6月19日の感染者情報 NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210619/k10013093311000.html

ヨーロッパ11の国と地域で分散開催する男子サッカー・UEFA EURO2020が、予定より1年遅れで開幕して、はや1週間が経過した。既に大会は予選リーグの第2節目に入っている。

 今回は前回に続き、大会初出場のフィンランド代表のゲームをレポートする。初戦デンマークを相手に、わずかシュート一本をゴールに結びつけ、最小スコアで勝利した。1980年以降、WカップとEUROを含む20大会で初の出来事である。

 2節目の対戦相手はロシア連邦である。初戦のベルギー戦を0対3で落としているロシアは、捨て身になってかかってくるはずである。

 前回の関連日記 2021年6月15日 6/15(火)サッカー関連 日本代表 EURO2020 デンマーク 対 フィンランド戦のレポート 試合中救急搬送されたエリクセンについて
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1979535181&owner_id=32437106

 写真=上記の日記から1枚 フィンランドのプッキ(写真左)とデンマークのケアー(写真右)
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 今回第1章では、歴史を遡り、フィンランド代表のサッカーチームの過去の成績とともに、ロシアとのかかわりを見ていく。第2章は、現地時間6月15日に行われた試合のレポートである。

 目次
・第1章 フィンランドのサッカーチームの過去の成績と旧宗主国ロシアとの歴史的な関わり
・第2章 サッカー フィンランド 対 ロシア戦のレポート

     第1章 フィンランドのサッカーチームの過去の成績と旧宗主国ロシアとの歴史的な関わり 

 フィンランドとロシアの過去国際大会の成績では、ロシアが12勝、5つの引き分けを挟み、フィンランドは1勝にとどまっている。最後にフィンランドが、ロシアに勝利したのは、1912年の第5回ストックホルム(スウェーデン)オリンピックである。当時フィンランドは、帝政ロシア帝国内の大公国だった。5年後に帝政ロシアが倒れたことにより、フィンランド大公国は独立を果たした。

 写真=1912年ストックホルムオリンピックにおける各国のメダル獲得表 掲載元you tube https://www.youtube.com/watch?v=0kTRJWezkmY
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スキーやアイスホッケーなどウィンタースポーツが盛んな同国は、サッカー代表チームにおいて、日の目を見ることはなかった。

 2019年3月から11月まで行われたEURO2020の出場権をかけた予選で、6チームが属するグループJに入り、10戦全勝のイタリアに次ぐ、6勝4敗で2位に入った。プレーオフに周ることなく、史上初めてEURO2020の出場権を獲得した。

 関連日記 2019年11月16日付け フィンランド外交関係樹立100周年4(終)サッカー代表チームのUEFA EURO(欧州選手権)初出場により、520万人の国民の心が一つになる!ムーミンの町タンペレや福祉政策について
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1973675089&owner_id=32437106

 写真=上記の日記から1枚
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 2020年6月13日付け 6/13(土)最新コロナ情報 サッカーフィンランド代表と34歳の女性首相 他ベルギー代表とイタリア代表 本来今日開幕だったEURO2020に思いを馳せて・・・ 
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1975994263&owner_id=32437106

 写真=上記の日記から1枚 フィンランド代表の集合写真
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 国の方は、13世紀から19世紀初頭の1809年までスウェーデンに支配されていた。スウェーデン王国と旧ロシア帝国の間で起こった18世紀末に続く、第2次フィンランド戦争によって、国の形は大きく変わった。フィンランドは1809年、スウェーデン王国から旧ロシア帝国に移譲され、大公国として歩み続けた。1856年から1881年まで、ロシア皇帝アレクサンドル二世の元、自治権の拡大に伴い、貿易の自有化が進んだ。その後の1882年から1892年までのアレクサンドル三世時代を経て、1892年のニコライ2世の統治時代、自治権は大幅に制限された。1904年から翌05年に跨った日露戦争において、フィンランドからも兵隊が借り出された。日露戦争が開戦した1904年6月17日、ロシア化を勧めるフィンランド総督のボブリコフが、フィンランド独立運動をする青年によって殺害される事件が起こった。

 写真=フィンランド人青年によるボブリコフ総督暗殺時をイメージした絵画 掲載元 猫好き写真館 https://kissafani.exblog.jp/20206955/
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皇帝ニコライ2世は、最高権力者として、フィンランドの議会セナーッティーを解散させ、発足したばかりのフィンランド自治憲法を停止させた。現代の中華人民共和国が香港を締め付けるように、ロシア帝国もフィンランドの独立運動を厳しく取り締まった。1914年に第1次世界大戦が勃発すると、大きく行方が変わる。ロシア帝国は、ドイツ帝国と戦う中で、国内では物資の不足により、小麦粉の値段が高騰した。生活苦にあえぐ市民が、首都サンクトペテルブルクを行進し、抗議の声をあげた。日露戦争時のように、利権獲得を目指して戦争に突き進む皇帝ニコライ二世は、市民ばかりか、貴族階級からも信頼を失っていた。1917年2月にロシア領内で、民衆の蜂起によって、304年続いたロマノフ王朝が打ち倒され、帝政ロシアの時代は終った。同年10月には、貴族階級が中心だった帝政ロシアの後を継ぐ臨時政府が、労働者階級を見方につけたウラジミール・レーニンが率いるボリシェヴィキ(後にロシア共産党と改名)によって倒された。フィンランド大公国は、12月8日に独立宣言をし、ロシアの新政府ボリシェヴィキからも容認された。

 写真=2017年8月5日に独立100周年を祝う国民 掲載元 WALL STREAT JOUNAL https://jp.wsj.com/articles/SB12526814655273474002804583556730706716780フォト

 13世紀にスウェーデンに支配されて以降、国家として認められたのは初のことである。翌1918年1月から5月には、資本主義勢力の白軍とボリシェビキに傾倒する社会主義勢力赤軍との間で、内戦が起こった。

 写真=フィンランド内戦における赤軍兵士 1918年4月3日に火縄銃を構えた戦士7人がフォトスタジオにて撮影された 掲載元 ロシア革命後の白衛軍と赤衛軍 http://torikai.starfree.jp/1918/fin-civil.html
 
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戦争は開始頭初赤軍が優勢だったものの、白軍が盛り返し、決着をつけた。ロシア帝国時代の元帥だったマンネルヘイム将軍の力により、白軍が勝利を収めたことで、フィンランドは資本主義国家として歩むことになる。

 写真=マンネルヘイム将軍 掲載元ウィキペディア
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赤軍の幹部は、フィンランドに隣接したロシア領カレリア地方に亡命した。内戦の運命を分けたのは、宗主国であるロシア帝国にある。戦時中の3月3日に、ボリシェヴィキが率いるロシア帝国と、同年11月11日まで存在したドイツ帝国との間で、講和条約が結ばれた。ボリシェビキは、フィンランドの乗っ取りを企み、赤軍に武器を支援し、義勇兵を送っていた。2万人のロシア兵がフィンランドに駐留し、4000人が義勇兵として戦っていたという。ドイツ帝国との講和条約には、ウクライナと共にフィンランド、バルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)からの兵の撤退を要求されたのである。1914年から4年に渡って続く第1次世界大戦の最中、兵士は疲弊し、国民は食糧不足にあえいでいた。ドイツと講和を結び、第1次世界大戦から離脱をしたのである。締結場所にちなみ、「ブレスト=リトフスク(現ベラルーシ共和国)条約」という。

写真=1914年から18年まで4年に渡って続いた第1次世界大戦時のマップ 掲載元 世界の歴史まっぷ https://sekainorekisi.com/glossary/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E6%AC%A1%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%A4%A7%E6%88%A6/
 
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フィンランドは、内戦時白軍の勝利により、共和態勢に移行し、翌1919年に日本と外交関係を樹立させた。1920年8月にタルトゥ(エストニア)の条約を結び、国境を画定させる。自国のフィン人に程近い住民が暮らす旧ソビエト領カレリア自治共和国を巡り、引き続き、領土問題が起こっていた。1939年から1944年まで第1次世界大戦の一環として、フィンランド共和国とソヴィエト連邦は戦った。ソヴィエトが戦勝したことにより、カレリア自治共和国はソヴィエト領として残り続けた。1991年12月26日にソヴィエト解体後は、ロシア連邦を構成する22の共和国の一つである。

 写真=カレリア地方を示した図 掲載元 国際情勢の分析と予測 https://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/7a7c2241a41177d6c75785fc4de363e8
 
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 2019年、フィンランドと日本国の外交関係樹立100周年を記念して、様々な催しが開かれていた。アイスホッケー界では、8月17日(土)に栃木県の日光市で、翌18日(日)には西東京市にて、親善試合が開催された。対戦カードは、アジアリーグに所属する日光アイスバックスとフィンランド1部リーグに所属するユクリットである。

 真夏の室内で行われたゲームは、ユクリットが2戦2勝を果たした。

 関連日記 2019年8月21日付 フィンランド 外交樹立100周年記念(2)アイスホッケー 日光アイスバックス 対 ユクリット フィンランドのアイスホッケーについて
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1972694388&owner_id=32437106

 写真=上記の日記から1枚 2019年8月18日(日)に西東京市にあるダイドードリンコアイスアリーナで行われた日光アイスバックス戦に望むユクリットのメンバー 撮影者私
 
 
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サッカーの代表チームは、1938年の第3回のフランスWカップに始めて挑戦をした。EUROに関しては、1968年の第3回イタリア大会の予選からエントリーしている。FIFAワールドカップとUEFA EUROの予選に参加して合計33回、82年の際月を経て、ようやく大舞台の出場権を手に入れた。

 EUROの出場権を獲得したのは2019年11月15日、10節行われる予選9節、ホームのヘルシンキで行われたリヒテンシュタイン戦のことだった。勝てば本戦出場が決まる大一番、試合開始早々から1万人を越える満員のサポーターが大合唱を繰り広げていた。両サイドを使いながら終始パスをまわすフィンランド代表チームは、リヒテンシュタイン代表を圧倒していた。前半21分に、トゥオミネン(2021年の本戦のメンバー外)のゴールで先制すると、ますます試合を有利に進める。引いて守るリヒテンシュタインは、全く攻め手がなく、防戦一方となった。後半、エースストラーカーのプッキが、PKを含む2得点を追加し、3対0と大きくリードを広げた。

写真=試合でゴールを決めたプッキ 掲載元AFP BB NEWS https://www.afpbb.com/articles/-/3254770?pid=21855407
 
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スタンドから終始手拍子が鳴り、フィンランドの国旗がはためいたいた。控えの選手達は、高揚感からベンチでじっとしていられず、立ち上がる。フィールド上の選手達は、ミスなくボールをコントロールし、時計の針を確認した。主審のタイムアップの笛が鳴ると、ベンチからいっせいに控え選手とスタッフがピッチに飛び出していった。スタンドからもフェンスを乗り越えて、サポーターが次々とピッチに向かう。競技場の外では、試合終了時刻にあわせて、花火が打ち上げられた。選手、スタッフに問わず、大勢のサポーターがスタンドから湧き上がるように中央のピッチに集ることにより、センターサークルの中で大きな輪が形成された

 チームキャプテンのスパルフは胴上げされ、2得点を上げたプッキは、ファンとスマホで記念撮影をした。場外では、車のクラックションが鳴り、終始国民が応援歌を歌い続けた。帝政ロシアから独立した日のように、国全体が祝福ムードに包まれたのである。

 写真=胴上げされたスパルフ 掲載元 日刊スポーツ https://www.nikkansports.com/soccer/world/photonews/photonews_nsInc_201911160000075-1.html
 
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 あれから1年半、大会は新型コロナの感染拡大により、2020年3月17日時点で1年延期の決定が下された。感染拡大後、ヨーロッパの国々でロックダウンが行われる中、満員の観衆の下、スタジアムでサッカーが行われる日常的な光景は消えてしまった。

 2019年11月15日に行われた首都ヘルシンキでの大一番は、今では遠い過去の出来事となりつつある。福祉に手厚い同国は、備蓄庫に蓄えられたマスクや防護服を医療従事者に提供し、コロナ感染拡大の抑止に務めた。2021年4月27日に、3月1日から発せられた非常事態宣言を解除した。ワクチン接種も滞りなく進む。4月28日の国民当たり1回接種率は28,8%、EU27カ国ではマルタ、ハンガリーに次ぐ3番目の高い水準に達した。同国の1日あたりの感染者数は5月15日時点で188人になる。規制緩和の全体像を示したロードマップによると、5月には感染が落ち着いた地域では、行政の許可を得たうえで、50人以上の集会が認められる。

 詳細 JETRO https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/04/bd199e4cd6e074a8.html

UEFA EUROが開催される2021年6月から7月、感染者数が順調に減っていれば、野外で国民が一体となってサッカー代表チームを応援する光景が見られるはずである。

 本戦に向けたテストマッチでは、2試合こなした。5月31日の対スウェーデン戦を0対2、6月4日の対エストニア戦を0対1で落とした。

 2試合勝ちがない状況とはいえ、本戦まで課題を見つけて、克服すれば、状況は変わるはずである。

 本戦の初戦、相手の本拠地コペンハーゲンで行われたデンマーク戦で、1対0で辛勝した。

 試合内容はデンマークに圧倒されながら、たった一本のシュートをゴールに結びつけたのである。

 次のロシア戦も、デンマークに続いて相手の本拠地のゲームである。場所は旧都サンクトペテルブルク、フィンランドとの国境にも程近い。

 2節目のロシア対フィンランド戦が、グループBの行方を占う一線になりそうだ。

 第2章 6月16日(水)サッカー フィンランド 対 ロシア戦のレポート

写真=ロシア 対 フィンランド戦をイメージ 掲載元 BESTHQ WALL PAPERS https://besthqwallpapers.com/sport/finland-vs-russia-uefa-euro-2020-preview-promotional-materials-football-players-163231
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 6月16日(水)フィンランド 対 ロシア戦が行われるのは、ロシアの旧都サンクトペテルブルクにある収容人数6万7000人のクレストキースタジアムである。コロナウィルス感染拡大の防止の観点から、収容人数はキャパシティーの50%未満に義務付けられた。サンクトペテルブルクとフィンランドの首都ヘルシンキとの距離は300km、日本列島では東京都と大阪府の距離よりも近い。1917年2月まで存在したロシア帝国時代から続く鉄道が今なお通る。右エンドにフィンランド、左エンドにロシアが入り、前半45分が始まった。

 ゲームの序盤は、ロシアがボールを保持する展開である。フィンランドは、2トップのプッキとポハヤンパロがセンターサークル付近に残り、守備を強化した。

 前半8分、ロシアの高いディフェンスラインの裏を突き、フィンランドはチャンスをつかんだ。右サイドのランタナがゴール前にクロスボールを送った。ゴールから微妙に反対にカーブするボールを、エリア内まで駆け上がったポポヤンパロがヘディングであわせた。ライナー生のボールは、ネットの右側に吸い込まれた。主審は、笛を吹き、ゴールを確認するべく、ヴィデオ映像を検証した。ゴールに直接関わるシーンについて、ビデオジャッジが認められている。一連のシーンをリプレー機能を使って再生した主審は、ポポヤンパロの位置をオフサイドと判定し、ゴールを取り消した。

写真=オフサイド判定を受けてゴールを認められなかったポーヤンパロ 掲載元 GOALZZ https://www.goalzz.com/?n=1041016
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 フィンランドは、気を落とすことなく、プレーを続ける。ロシアは、パスを回しながら、チャンスをうかがう。フィンランドは、デンマーク戦よりもセンターハーフのカマラが高い位置をとり、カウンターのチャンスをうかがう。中盤のロビンロットが出したボールに、速やかにポポヤンパロが反応した。ポポヤンパロは、エリア内からシュートを放つ。スライディングしたディヴェイェフにボールが当たって、クロスバーの上を越えていった。ポポヤンパロは、オフサイドによりゴールを取り消された経験から、敵のディフェンスの位置を確認しながら、タイミングを計ったかのように飛び出していた。

  ロシアは36分、左サイドからオズドエフがドリブルで駆け上がると、GKフラデツキーの位置を見て、グラダーのクロスを送る。すばやく転がったボールを、右ウィングのカラバーエフがスライディングであわせる。辛うじてカバーに入ったウロネンが、体を捻りながら、スライディングでボールを外に出した。全速力で戻ったウロネンは、間一髪のところで、足がボールに届いていた。クロスボールのターゲットになったカラバーエフは、勢い余ってポストに激突したものの、怪我にはならず、すぐにピッチに戻った。

写真=2トップの1角プッキ(写真左側)とロシアのワントップを勤めるジュバ(写真右側)
 掲載元 tom's guide https://www.tomsguide.com/news/finland-vs-russia-live-stream-euro-2020
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 押し気味にゲームを進めるロシアは46分、エリアのすぐ外からミンチュクが、縦のジューバにボールを入れる。ジューバは、アラユーリとオシャウグネを背負い、ミランチュクにボールを戻す。ミランチュクは、GKフラデツキーの位置を見ながら、左足で狙い済ましたシュートを放った。横飛びしたフラデツキーの右手は届かず、左ネット上隅にボールが突き刺さった。1対0.ロシアが先制ゴールを記録した。

写真=先制ゴールを上げたミランチュク 掲載元 ゲキサカ 2021年6月16日付け https://web.gekisaka.jp/news/amp/?334471-334471-fl
 
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  ミランチュクとジュバの縦関係により、エリア内で数的不利の状況ながら、見事に崩し切った。ゴールを決めたミランチュクは、好セーブを続けるGKフラデツキーの位置を見ながら、冷静につま先でボールを蹴り上げた。フラデツキーは、タイミングよく横飛びしたものの、コースがよかった分、ボールに届かなかった。

 1点のビハインドを負ったフィンランドは、後半は一気に攻勢に転じる。後半3分、ロビンロッドが相手に肩をぶつけてボールを奪うと、センターサークルの中から飛び出すプッキにパスを送った。ゴール前に抜け出したプッキは、エリアに入ったところから左足でシュートを打つ。辛うじて足を投げ出したディヴェイェフに当たって、クロスバーの上を越えた。パスの出し手となったロビンロットは、ボールを奪ってから、速やかにプッキに繋いでいた。プッキは、ゴールへの嗅覚とともに、高いシュート力を持つ。唯一の欠点はスピード不足といわれている。8分に、プッキは再度ロビンロットからボールを貰い、エリア内の左サイドからシュートを放った。威力のあるボールは、GKサファノフの正面だった。

写真=ロシアのクズヤーエフ(左側)とフィンランドのロビンロット(右側)掲載元 Getty Images https://www.gettyimages.co.jp/%E5%86%99%E7%9C%9F/Aleksandr-Golovin?editorialproducts=sport&family=editorial&sort=newest
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 フィンランドは、ボールを支配される展開の中で、一本のパスからチャンスをうかがう。

 対して1点リードのロシアは追加点を狙う。25分、ワントップのジュバが、右サイドを駆け上がり、ゴール前にクロスを送った。エリア内でクズヤエフが右足でボールをとめて、狙い済ましたシュートを放った。ゴール右隅に向かうボールは、辛うじてフラデツキーの指先に触れて、ゴールラインを割った。
 
 ゲームは、緊張感のある展開が続く中、ロシアペースで進む。フィンランドは、センターのロビンロットが高い位置でボールを貰うと、プッキとポポヤンパロへパスを繋ぐ。ロシアは空中戦や1対1においても分があり、シュートを阻止した。試合は、1対0でロシアがフィンランドを最小スコアで下した。

  フィンランドは、初戦のデンマーク戦よりも、攻守の切り替えがよく、得点の形を作っていた。勝利したロシアは、中央からサイドまで幅広くダイナミックに攻撃した。両チーム間では、1対0のスコア以上に試合内容では差があった。

 フィンランドとロシアが属するグループB第2節のもう1試合は、ベルギーが、デンマークに2対1で逆転勝利を飾った。最終第3節を前に、ベルギーが勝ち点6で首位、2位は勝ち点3のロシア、3位は同勝ち点のフィンランド、4位は2戦2敗で勝ち点0のデンマークである。勝ち点が並ぶロシアとフィンランドは、当該試合の結果によって、ロシアが上に立つ。

 最終節は、ロシアのサンクトペテルブルクでフィンランド対ベルギー戦が、デンマークのコペンハーゲンでデンマーク 対 ロシア戦が行われる。

 2戦2敗のデンマークにも、最終節のロシア戦で勝利すれば、2位の可能性が残されている。確実に決勝トーナメントへいけるグループ2位の座を巡る激しい戦いが続いていく。
 

■五輪PV、東京都主催は全会場で中止 一部は接種会場に
(朝日新聞デジタル - 06月19日 17:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6561098
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