6/13(土)首都東京は、一日当たりの新規感染者数が24人と発表されました。政府が緊急事態宣言を出したことにより、各都道府県知事は一般市民に外出自粛要請を出しました。人や物の動きが止まった事により、二酸化炭素の排出量と共に交通事故件数が減少したようです。一方テイクアウトの利用が増えたことにより、プラスチックゴミが増加しました。大阪市が3月に分別回収した容器包装プラスチックは1683トンで前年比6・8%増、4月は1734トンで8・4%増でした。5月も7%あまり増えています。京都市も3月は約860トンで8・8%増え、4月も6・8%増加しています。
今回新型ウィルス感染拡大に伴い、大会1年延期されたサッカーUEFA EURO2000について書きました。第1章では、大会の優勝候補に上げられるベルギー代表とイタリア代表のチーム力をみていきます。第2章と3章は、UEFA EURO初出場国のフィンランドがテーマです。第2章にサッカーチームを、第3章に同国史上最年少となる34歳の女性首相とコロナ対策について紹介します。
写真=フィンランドの首都ヘルシンキの聖堂 他のユーザーから許可を受けて掲載させていただいています。
首都ヘルシンキの人口は60万人、周辺の市を含む都市圏では100万人となります。
目次
・第1章 サッカーベルギー代表とイタリア代表
・第2章 サッカーフィンランド代表 国民の一体感を示す
・第3章 フィンランドの史上最年少34歳のサンナ・マリーン首相 延期されたEURO2020
第1章 サッカーベルギー代表とイタリア代表
コロナ感染拡大の影響が、スポーツ界に出ています。本来6月12日(金)から7月12日(日)にかけて、男子サッカーのナショナルチームのヨーロッパ王者を決める「UEFA EURO 2020」が開催される予定でした。新型ウイルスの影響で大会は1年延期されました。同大会は、1960年にヨーロッパネイションズカップとして、第1回大会がフランスで開かれて以降、4年に1度開催した実績があります。1996年に行われた第10回イングランド大会から、参加チームを8チームから16チームへ拡大しました。FIFAワールドカップと並び、サッカーの2大イベントとしてヨーロッパではすっかり定着しています。2016年第15回フランス大会から出場国は24チームへと増加しました。
写真=UEFA EURO2020ロゴ
ヨーロッパサッカー連盟UEFA(ウエファ)加盟55カ国のうち24カ国が出場する第16回大会は、ヨーロッパ12の国と地域で分散開催する予定でした。
大会の出場権をかけた予選は、2019年3月から11月に行われ、参加24チーム中20チームが確定しています。残り4チームは、2020年3月下旬に行われるプレーオフで決着する予定でした。プレーオフの開催は、無期限延期となっています。
本戦の出場権をかけた予選を振り返ると、国際サッカー連盟FIFA(フィファ)ランキング1位のベルギーと、2018年のロシアWカップで、60年振りに大会の出場権を逃したイタリアの強さが際立ちました。本戦の出場権をかけた予選は、加盟55カ国が10組に分かれて、ホーム&アウェー方式で試合をします。一つの組に、5チームまたは6チームが入ります。10組のうち上位2位に入った20チームが、本戦の出場権を獲得します。3位以下のチームは、条件次第でプレーオフに周ります。ベルギー代表は、本戦の出場をかけた予選でWカップベスト8のロシアが同居するグループIに入りました。10戦10勝、40得点、3失点、得失点差プラス37と他を圧倒する成績で、難なく1位通過を決めました。同国には、ヨーロッパのトップクラブで活躍する選手が勢ぞろいしています。スター軍団の中に、現Jリーグのヴィッセル神戸に所属するフェルマーレンが加わっています。
写真=EURO2020予選を戦うベルギー代表 写真右上ヴィッセル神戸所属のフェルマーレン
掲載元 WORLD SOCCER DIGEST
https://thedigestweb.com/football/detail/id=7976
1985年12月産まれのセンターバックを努めるフェルマーレンは、2019年の夏場にスペインのバルセロナから、推定年俸4億円代の契約でヴィッセル神戸に加わりました。ベルギー代表のキャリアは2006年から始ります。当時ベルギー代表は、2004年のEUROと2006年のWカップの出場権を逃していました。チームとしては、低迷期に入っていたものの、若手が着実に成長していました。2007年にオランダで開かれたUEFA U-21選手権(2年前の予選開始時の年齢に基づく。従って23歳以下での大会)でベスト4に入り、1928年のアムステルダム大会以来80年ぶりにオリンピックの出場権を獲得しました。
原則23歳以下の選手で行われる2008年の北京オリンピックでは、4位に入ります。1930年に金メダルを獲得した自国のアントワープ大会に次ぐ成績でした。
フェルマーレン自信、オリンピックチームの中心選手として活躍しました。競り合いの強さと、高いフィード力を持ち味とし、DFの要として五輪後も継続的にフル代表に招集され続けます。12年振りに欧州予選を突破して出場する2014年ブラジルWカップと続く2016年のEUROフランス大会、2018年ロシアWカップのメンバーに選ばれました。2018年のロシアWカップの決勝トーナメント1回戦では、日本代表と対戦しています。フェルマーレンジは同試合の出場機会はありませんでした。
前半はスコアレスだったものの、後半激しくゲームが動きました。日本は原口と乾のゴールで2点を先行し、一気に有利になりました。ベルギーは、持ち前の高さを生かして、セットプレーやサイド攻撃を中心に攻め立てます。一気に3点を奪い、逆転勝利を飾りました。
写真=foot ball zone web 2018年6月30日
https://www.football-zone.net/archives/117417
2点差をひっくり返して勝利したベルギー代表は、準々決勝へ勝ち進み、ブラジル代表を相手に2対1で勝利します。準決勝でフランス代表に0対1で敗れたものの、3位決定戦でイングランドを2対0で下しました。結果、2014年Wカップと2016年EUROのベスト8を越える大会3位の成績を収めたのです。これまで同国の代表チームの最高成績は、1990年のイタリアWカップの4位でした。
フェルマーレンは、2019年夏から所属するヴィッセル神戸では、空中戦の強さを発揮しています。彼が加わって以降、チームの失点率は劇的に改善し、2019年度の天皇杯優勝にも貢献しました。
一方イタリア代表は、2018年のロシアWカップの出場権を逃すと、ベテランがチームを去り、若返りを計りました。カテナチオと呼ばれた強固な守備を持ち味としたサッカーから、より攻撃的なスタイルへと変貌を遂げています。EURO2020の出場権をかけた予選では、6チームが属するグループJに組み込まれました。グループ内では、前回大会ベスト16のイタリアを除き、2018年のロシアWカップ、EURO2016フランス大会の出場国が不在でした。
EURO2020の開催地の一つに選ばれたイタリア代表は、フィンランド、ギリシャ、ボスニアヘルツェコヴィナ、アルメニア、リヒテンシュタインと対戦します。結果は10戦10勝、得点37、失点4、得失点差プラス33と圧倒的な強さで勝ちあがりました。2018年11月21日に行われた親善試合のアメリカ戦を含めると、11連勝を記録しています。1934年と1938年のWカップを連覇した代表チームの国際試合の連勝記録を塗り替えました。
写真=イタリア代表チーム 掲載元
https://www.dnaindia.com/sports/report-euro-2020-italy-defeats-greece-2-0-to-become-second-team-to-qualify-2796530
絶好調のチームを支えるのは、1990年3月産まれのエースストライカーのインモービレです。所属するクラブのラツィオで、26試合に出場し、27ゴールを上げ、得点ランクトップを走っています。ブラジルとの2重国籍を所有するボランチのジョルジーニョも個性的な選手です。1991年産まれの彼は、キープ力と共に、長短を織り交ぜたパスで、前線にアクセントを加えます。インモービレの得点力を引き出せるのは、ジョルジーニョです。個性派タレントがそろったイタリアは、前回EURO2016でベスト8、前々回EURO2012ポーランド・ウクライナ大会で準優勝をしています。目標は、自国で開かれた1968年大会以来、52年ぶり2度目の制覇です。若手が多いことを踏まえると、大会1年延期は、チームにとってプラスに働くでしょう。
第2章 サッカーフィンランド代表 国民の一体感を示す
出場を決めている20カ国で、唯一初出場となるのはフィンランドです。1938年に開かれた第3回フランスWカップの予選に参加して以降、何度も大舞台の壁に跳ね返され続けてきました。サッカーの大舞台は、年齢制限のないFIFA(フィファ)WカップとUEFA EUROの二つを差します。それぞれの大会は、4年に1度の頻度で開かれます。ヨーロッパでは、遇数年ごとに開かれるWカップとEUROに向けて、チーム作りを始めます。
スキーやアイスホッケーが盛んなフィンランドでは、サッカーが注目される機会は限られていました。数年ごとに欧州のトップクラブでプレーする選手を輩出したものの、代表チームの強化に繋がらなかったのです。過去最も大舞台の出場に近づいたのは、EURO2008スイス・オーストリア大会でした。予選最終節アウェーのポルトガル戦で勝利すれば、本戦初出場が決まる大一番に望みました。結果は0対0の引き分けに終わり、予選敗退となったのです。
その後も代表チームの方は、夢舞台の出場に向けて、着々と強化を計ってきました。この数年少しずつ状況が好転していきます。1990年3月産まれのエースストライカーのプッキをはじめ、国内のプロ選手が、続々と海外に移籍し、出場機会を獲得しました。
写真=2019年11月15日、首都ヘルシンキで行われた予選第9節リヒテンシュタイン戦でチーム2点目のPKを決めたプッキ 掲載元AFP BB NEWS
https://www.afpbb.com/articles/-/3254770?pid=21855407
プッキは、2018−2019シーズンにイングランド1部リーグ(トップのプレミアリーグの下部相当)のノリッジに所属し、43試合で29ゴールを記録し、得点王に輝きました。所属チームの方も、トップのプレミアリーグへの昇格を決めます。
代表チームは第1回UEFAネイションズリーグ2018−2019で成果をあげました。同大会は、国際サッカー連盟FIFAが定めたインターナショナルWeakを通して、開催されます。およそ2年のサイクルで繰り返される予定です。2018年9月から11月まで毎月2試合ずつ、計6試合リーグ戦を行いました。2019年6月には、最上位リーグAによるファイナルフォーが実施されました。
写真=新設されたUEFAネーションズリーグのロゴ
掲載元 SOCCER KING 2018年9月15日付 記事
第2回大会は、2020年9月から11月にリーグ戦を、2021年6月にリーグAの上位4ヶ国による優勝決定戦ファイナルフォーが行われる予定でした。新型ウィルス感染拡大に伴い、UEFA EURO2020の1年延期、または国際試合の開催状況によって、日程は大きく変わります。
ネイションズリーグを主催する欧州サッカー連盟UEFA(ウエファ)は、加盟55カ国を、実力ごとにリーグAからリーグDまで4つのカテゴリーに分けます。Jリーグの1部、2部、3部に例えると分かりやすいかと思います。それぞれのリーグ内で昇降格制度が設けられています。それぞれのリーグの下位4チームと、上位4チームが入れ替わる仕組みです。最上位のリーグA:12チーム、リーグB:12チーム、リーグC:15チーム、リーグD:16チームになります。第1回ネーションズリーグのカテゴリー分けの指標となる2017年10月時点のUEFAランキングで36位のフィンランドは、リーグCのグループ2に入りました。ハンガリー、ギリシャ、エストニアとホーム&アウェー方式で計6試合戦い、4勝2敗の成績でリーグCのグループ2のトップに立ち、来期2020−2021ネイションズリーグにおいて、リーグB昇格を決めました。
写真=第1回ネーションズリーグの組み分け表
掲載元 サカでち
http://sakadeti.blog.jp/archives/11960631.html
なお最上位リーグAの上位4チームは、2019年6月に一国でトーナメントを行い、優勝を決めます。開催地に選ばれたポルトガルが、見事優勝を果たしました。準優勝オランダ、3位イングランド、4位スイスと続きます。
フィンランドは、個人個人のスキルをアップした選手達が、代表チームとして一丸となって戦い、史上初となるEURO予選を突破したのです。WカップやEUROの予選に参加して実に33回目、82年越しの快挙でした
写真=代表チームの選手達 掲載元 ronald.com
https://ronaldo.com/football-news/euro-2020-qualifiers-round-up-from-group-j/
以下のリンクは、過去の関連日記です。フィンランド代表が、快挙を果たした日に作成しました。同国のサッカーと共に、歴史や文化についても書いています。
2019年11月16日付け フィンランド外交関係樹立100周年4(終)サッカー代表チームのUEFA EURO(欧州選手権)初出場により、520万人の国民の心が一つになる!ムーミンの町タンペレや福祉政策について
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1973675089&owner_id=32437106
大舞台の初出場を決めたのは2019年11月15日、グループJ予選第9節、首都ヘルシンキで行われたリヒテンシュタイン戦でした。前半にトゥオミネンのゴールで先制し、ゲームを優勢に進めると、後半エースストライカーのプッキがPKを含め2ゴールを記録し、3対0で勝利したのです。90分間、ほとんどフィンランドがゲームをコントロールし、中央からサイドまで幅広く攻めたてていきました。対戦相手のリヒテンシュタインは、一トップを残して、引いて守る展開でした。前半に枠内シュートを一本打ったのみにとどまります。試合終了のホイッスルがなると、1917年に帝政ロシアから独立した日のように、スタンドのファンが、ピッチになだれ込み、選手達と抱擁を交わしました。
写真=試合終了直後 スタンドからピッチになだれ込むファン
掲載元 THESUN
https://www.thesun.co.uk/sport/football/10356736/finland-fans-pukki-party-first-tournament-euro-2020/
ヘルシンキの夜空には花火が打ちあがると共に、道路ではクラックションが鳴り響きました。場外では国民が、夜通し大合唱を繰り広げたといいます。サッカー代表チームのEURO初出場により、国民の心が一つになり、祝賀ムードに包まれたのです。
写真=試合終了後の光景、ファンが続々とピッチに入り、選手の輪に加わる。
掲載元 Yahoo Sports 11月15日付け
https://sports.yahoo.com/finland-qualifies-major-soccer-tournament-190027214.html
なおフィンランド代表は、本戦の出場権を獲得した4日後の11月19日、予選最終第10節アウェーのギリシャ戦に望みました。プッキのゴールで先制したものの、その後2点を許し、1対2で逆転負けをしました。最終節で勝ち点を逃したとはいえ、グループ内の順位は変わりません。予選の最終成績は6勝4敗となり、10戦10勝のイタリアに次ぐグループ2位となりました。
第3章 フィンランドの史上最年少34歳のサンナ・マリーン首相 延期されたEURO2020
大会が行われる6月、北国のフィンランドは白夜の季節になります。例年夏至祭(ユハンヌ)が行われ、都市部では公園に人が繰り出し、お酒を飲む習慣があります。地方都市では、森の中のコテージで親戚一堂集まり、ベリーを摘んで、料理をしながら、夏のひと時を楽しみます。
国の方は、福祉や教育に手厚く、貧富の差をなくしていました。1990年代には旧ユーゴスラビア紛争による難民を保護し、積極的に教育を施し、働き手として経済を支えてもらいます。日本に先立って、フィンランドでは外国人が福祉の現場で活躍していました。
もちろん、パワハラやサービス残業とは無縁な世界です。2020年1月10日に史上最年少となる34歳で首相に就任したサンナ・マリーン氏は、2019年8月に労働時間の短縮を世間に訴えていました。週4日、1日原則6時間労働を基本方針に掲げ、2015年に続き、2019年の議会選挙に出馬し、2選を果たしたのです。現に隣国のスウェーデンは、週4日、1日6時間労働で経済が成り立っています。
写真=サンナ・マリーン首相 掲載元 FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/articles/-/16257
1児の母でもあるマリーン氏は、同国の社会民主党から首相に指名されました。フィンランドは、外交や軍事政策は大統領が担うものの、国内政策の責任者は首相になります。なお大統領は
、アメリカと同じように国民から直接選挙によって選ばれます。
国の政策を担うマリーン首相は、家族との絆を深めるため、労働時間を削減し、生産性の効率化を目指しました。AIの活用も積極的に勧めています。新型ウィルスが蔓延する前から、同国では会社員や公務員の通勤負担を減らすテレワークの導入率が高いことでも知られていました。
詳しくは、4月20日付のYahoo記事を見てください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/537433a7e1cc07030fa2805ccb4fac0f40112387
マリーン首相は、ドイツのメルケル首相、ニュージーランドのアーダーン首相と共に、的確にコロナ対策をとったと、国際的に高く評価されていました。
フィンランド国内では、3月16日に非常事態宣言が発令され、18日から30日まで3回に分けて、期限つきで緊急事態法が部分的に出されました。緊急事態法発令により、人々の外出制限措置を施し、感染者増加を抑制します。
真っ先に、小中高校、大学が休校しました。図書館・美術館などの公共施設も休業します。公共交通機関も減便などの対策を施し、国境は封鎖されました。2度目の発令により、首都ヘルシンキが属するウーシマー県が閉鎖され、人々は他県へ出入りできなくなったのです。3度目の発令時、民間が運営する国内のレストランやカフェ、バーなどが閉鎖されました。
2020年4月1日において、感染者数は1446人、3月26日以降新規感染者は減少傾向に変わりました。参考サイト
https://kiitos.shop/blog/archive/the-latest-situation-of-covid-19-corona-virus-in-finland.html
写真掲載元 クラブツーリズム
https://www.club-t.com/special/abroad/aurora/northern_europe/finland.htm
4月15日に政府はウーシマー郡移動制限措置を解除したものの、引き続き住民達に不要不急の往来を要請します。5月14日に、小・中・高校の再開を許可したものの、同月末までオンライン授業を推奨しました。6月1日以降、社会生活において段階的に緩和し、屋内屋外に問わず、イベントや集会は50人まで認めました。500人を越えるイベントについては、7月以降開催可否の判断をします。6月1日以降、飲食店の営業は全面解禁されました。
参考 在フィンランド大使館のホームページより
https://www.fi.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00011.html
2020年3月、国連の幸福度調査によって、3年連続世界一位に達したフィンランドは、教育水準が高く、子供の貧困とは無縁な世界です。夏休みが6月中旬から8月中旬と、日本よりも20日程長いにも関わらず、塾通いする子は少ないといいます。
夏場は長期休暇を取得しやすく、湖畔沿いの別荘でのんびりとくつろぎながら、自然を満喫します。仕事とプライベートが両立すると、生活にメリハリがつきます。国の財政にゆとりがある分、老後の年金を心配する必要もありません。将来不安がなく、サウナに入って、心身共リフレッシュすると、スポーツ観戦に打ち込むことができます。520万人の国民の結束力が、まさにあのEURO初出場を決めた2019年11月15日、リヒテンシュタインとの一戦で示されたのです。代表チームは、EURO通算34カ国目の出場国となります。
3月17日に大会一年延期の決定を受けて、フィンランド代表のGKルーカス・フラデツキーがインタビューに答えました。彼は「もちろん、健康は第一に考えられるべき」と切り出すと、「我々フィンランド人にとって予選を勝ち上がり、本大会に参加するのに80年以上の時間を費やした。我々の夢が実現するまであと数ヶ月だった」と声を落としました。
写真=フラデツキー 掲載元 BIT FOOT BALL
http://bitfootball.com/meet-lukas-hradecky-a-beer-loving-finn-who-doesnt-pull-any-punches/
発展途上のチームにおいて、大会が1年後倒しになったことにより、個人個人の技術力の向上、チーム力のアップに繋げやすくなります。現に開幕まで不安要素がありました。チームの得点源となるイングランド・プレミアリーグのノリッジに所属するプッキが、怪我を抱えているのです。事の発端は、2019年12月14日に行われたリーグ戦第17節レスター戦の前半にあります。右足のつま先を骨折しながら、後半もピッチに立ち、無理をしてフル出場をしました。同試合の前半26分、彼は先制ゴールを記録したものの、チームは1対1で引き分けました。彼は、骨折しても欠場せずに、その後も試合に出続けました。怪我の代償は大きく、明らかに得点ペースは落ちました
怪我後の11試合で2ゴールにとどまっています。12月14日の1戦まで16試合9ゴールでした。ウィルスの感染拡大により、クラブ活動が中断する中、リハビリに励んでいるに違いありません。
最新のフィンランド国内の累計感染者数は7001人、累計死者数は323人、一日当たりの新規感染者数は20名程度となります。
厚生労働省のページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_11796.html
同国では、第2次世界大戦前、旧ソ連から圧力を受け続けた経緯から、非常事態に備え、備蓄庫を残していました。食糧や衣料品、農機具を保管し、少しずつ消費していたのです。今回、備蓄庫に蓄えられた2012年製以降のマスクを病院に支給しました。
新型ウィルスとの戦いを乗り越えれば、来年白夜の季節、改めて国民が喜びを分かちあえるはずです。
写真=ファンとの2ショットに応じるエースストライカーのプッキ 掲載元GOAL!2019年11月16日付け
現在ヨーロッパ各国では感染状況が落ち着き、リーグ戦の再開に向けて動き出しています。各国のトップチームが集うチャンピオンズリーグは、準々決勝から決勝まで一発勝負で決着する予定です。本来は、予選リーグから準決勝まで公平を期するためホーム&アウェー方式が原則でした。一発勝負の決勝戦は、開催地を当初予定していたトルコのイスタンブールから変わる予定です。主催するUEFAは、未消化のベスト16の2ndleg残り4試合と共に、準々決勝から決勝まで、ポルトガルのリスボンで行う考えを示しました。ポルトガルは、新型ウィルスの感染状況が落ち着いています。今月17日(水)と18日(木)に開催されるUEFA会議にて、開催地が決定される予定です。
新型ウィルスの感染拡大が収束して、EURO2020が無事に開かれると信じて、フィンランド国民や他のサッカーファンと共に1年待ちたいと思います。
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